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P9の後継でありMate9の弟(?) Huawei P10とP10 Plus、MWCにて登場

  • 2017-02-27
  • 2017-10-04

現在スペイン・バルセロナにて開かれているモバイルデバイスの展示会「Mobile World Congress 2017」にて、前々から注目の的となっていたHuaweiのフラッグシップスマホ「P10」「P10 Plus」が遂に発表されました。予め情報がちらほら挙がっていたので、ほぼ予想通りの展開となり大きなインパクトはありませんでしたが、順当進化と言えるでしょう。

P10の見た目はP9を継承していますが、中身を高性能なMate 9と同等まで引き上げています。画面サイズは5.1インチ。

その上位版にあたるP10 Plusでは、フルHDよりも更に高解像度なWQHD(2,560 x 1,440)の5.5インチディスプレイを備え、背面の2眼カメラはレンズが明るくなり暗所に強くなりました。

Mate 9との競合要素が多くて双方の立ち位置がよく分からない印象もありますが、ハイスペックをより持ちやすいサイズに納めた「凝縮感」が肝かなと感じました。名機と言われるHuawei P9の後継型だけに、ぜひとも手にしてみたい一台ですね。

【2017年6月8日追記】Huawei P10、P10 Plus、そしてその廉価版P10 liteが日本でも発売されることになりました。詳細については「Huawei P10/P10 Plus/P10 liteが遂に国内投入!取り扱いMVNOまとめ」をお読み下さい。

HUAWEI P10 Smartphone | Mobile Phones | HUAWEI Global
HUAWEI P10 Plus Smartphone | Mobile Phones | HUAWEI Global

高性能かつコンパクトな「Huawei P10」

詳細スペック表

OSAndroid 7.0 / EMUI 5.1
プロセッサーHiSilicon Kirin 960 8コア 2.4GHzx4 + 1.8GHzx4
ストレージ32、64、128GB
メモリ4GB
ディスプレイ5.1インチ 1,080 x 1,920ピクセル(432ppi)
内側カメラLeicaブランドの800万画素カメラ F1.9
外側カメラ2,000万画素(モノクロ) + 1,200万画素(カラー) LeicaデュアルカメラF2.2
バッテリー容量3,200mAh
拡張USB 2.0 Type-Cx1、オーディオジャックx1
SDカードMicro SDカード 最大256GB
センサーGPS、指紋、重力、ジャイロ、コンパス、環境光、近接、ホール
SIMカードNano-SIMx2 (片方はMicro SD兼用)
幅 x 厚さ x 高さ145.3 x 6.98 x 69.3mm
本体重量145g
カラーセラミックホワイト、ダズリンブルー、ダズリンゴールド、プレステージゴールド、グラファイトブラック、ミスティックシルバー、ローズゴールド、グリーナリー

P9のデザインやサイズ感を継承。全体的にやや丸みを帯びる

P10のデザイン特に背面カメラ周りのデザインはP9を継承しており、メタリック+樹脂製のツートンカラーもそのまま。ただ、四隅の角がやや丸くなって、全体的に柔らかなデザインとなりました。

背面上部の指紋認証センサーは前面のホームボタンへ移され、代わりにHuaweiのロゴマークがプリントされています。凹凸感の無いフラットなフォルムは良いのですが、指紋認証センサーの位置に関しては好みが分かれそう(?)

サイズ感はP9と変わりませんが、ほんの僅かに液晶ディスプレイが小さくなりました。

Mate 9同等のスペックをコンパクトなボディに収める

P10のスペックはフラッグシップモデル「Mate 9」同等で、プロセッサはP10 Plusと同じKirin 960を搭載しています。ハイスペックでありながら持ちやすさを損なわないP10は、ある意味Mate 9よりも魅力的ですし、Mate 9はやや中途半端な立ち位置となってしまいました。

スペックに関しては後ほど詳しくご紹介します。

大画面で進化したLeciaカメラを備える上位版「Huawei P10 Plus」

詳細スペック表

OSAndroid 7.0 / EMUI 5.1
プロセッサーHiSilicon Kirin 960 8コア 2.4GHzx4 + 1.8GHzx4
ストレージ64、128、256GB
メモリ4、6GB
ディスプレイ5.5インチ 2,560 x 1,440ピクセル(540ppi)
内側カメラLeicaブランドの800万画素カメラ F1.9
外側カメラ2,000万画素(モノクロ) + 1,200万画素(カラー) LeicaデュアルカメラF1.8
バッテリー容量3,750mAh
拡張USB 2.0 Type-Cx1、オーディオジャックx1
SDカードMicro SDカード 最大256GB
センサーGPS、指紋、重力、ジャイロ、コンパス、環境光、近接、ホール、赤外線
SIMカードNano-SIMx2 (片方はMicro SD兼用)
幅 x 厚さ x 高さ153.5 x 6.98 x 74.2mm
本体重量165g
カラーセラミックホワイト、ダズリンブルー、ダズリンゴールド、グラファイトブラック、ミスティックシルバー、ローズゴールド、グリーナリー

更に進化したLeicaデュアルカメラ

P10 Plusも同じくLeciaのデュアルカメラを背面に備えますが、更なる性能アップで磨きがかかっています。Leica Dual Camera 2.0に“Pro Edition”が付け足され、F値は2.2から1.8へ変更されて明るくなっています。

スペックシート上では大した変化に思えませんが、レンズから丸ごと変わったことで明るさはもちろん色合いにも違いが現れるでしょう。

P10との目立った違いが見当たらない中、強化された背面カメラは差別化ポイントの一つになりそうですね。

フルHDよりも高解像度なWQHDのディスプレイ

P10 Plusのディスプレイサイズは5.5インチで、大型スマホの部類。

解像度は、フルHDよりも1.7倍大きなWQHD = 2,560 x 1,440ピクセルで、ピクセル密度はなんと540ppi。実用上ではフルHDで十分だと思いますが、フラッグシップに相応しいスペックです。

Mate 9と同等のスペックを搭載

P9の後継であり、Mate 9の弟?

先ほどもお伝えしたように、P10とP10はMate 9と同等の高い処理性能を備えています。それでいて本体サイズはMate 9よりもコンパクト・軽量なので、P9の後継であるとともに「Mate 9の弟」とも捉えられます。

Mate 9の性能そのままで小型化してくれたのは嬉しいのですが、明確な差別化が図れていないので、ユーザーとしてはラインナップに戸惑いを感じてしまいます。

SoCはHiSiliconの「Kirin 960」

プロセッサ(SoC)はP10とP10 Plus共通で、HiSiliconのKirin 960を採用。Mate 9にも同型のものが積まれています。

16nm FiFET Plusプロセスルールで開発され、4基のCortex A73(2.4 GHz)と4基のCortex A53(1.8 GHz)から成るオクタコア(8コア)です。

Antutuベンチマークでは13万店台を記録し、Snapdragon 820辺りに匹敵する性能です。そろそろ主流になるであろうハイエンドの本命「Snapdragon 835」には明らかな引けを取りますが、まだ現役バリバリ。Kirin 960(Mate 9)のベンチマーク測定結果は「Kirin 960搭載のHuawei Mate 9のベンチマーク結果と電池持ち」をどうぞ。

ただ、せっかくなら新世代のCPUを積んで、Qualcommに食らいついてほしい気もしますね。次のMate 10(?)に期待。

大容量なメモリ・ストレージ

メモリの容量はP9よりも増えて、P10が4GBP10 Plusが4GBまたは6GBのメモリを内蔵します。ストレージも強化され、P10は32、64、128GBP10 Plusでは64、128、256GBのいずれか。

転送速度に関しては情報がまだ挙がっていないので不明です。

ホームボタンに指紋認証センサーが内蔵

P9では背面に備えられていた指紋認証センサーですが、P10とP10 Plusでは前面下部に備えられているホームボタンへ移されました。

バックボタンとタスクボタンはこれまで通り備えられませんが、ホームボタン一つでこれらの操作を担います。

  • ロック解除:ボタンに指を置く
  • タップ:ボタンをタップ
  • ホーム:ボタンを押し込む
  • タスク:ボタン上で指を横へスワイプ

画面下端のオンスクリーンキーの表示・非表示は、設定アプリから選べます。またこれまで通り、配置も好みのものにカスタマイズ出来ます。

P10 PlusはIPX3の防水に対応

ちょっとイマイチよく分からないのがP10 Plusの防水対応です。P10 Plusでは防水に対応しているようですが、肝心の防水性能はIPX3で、無いよりかは有ったほうがマシなオマケ程度。やったぜ防水じゃん!と喜んで、お風呂やプールにボチャボチャなんてのは怖くて出来ません。

去年の秋に防水対応で人気を集めたiPhone 7はIP67で、高い防水性能に加えて防塵にも対応しているので、それに比べれば雲泥の差です。

どうせ防水対応を謳うなら、もうちょっと本格的にやってほしかった…。

P10では防水に関してアナウンスされていないため、対応していないと解釈して良いと思います。

豊富なカラーバリエーション

今回一番目を引いたのは、豊富なカラーバリエーションでしょうか。これはなかなか面白いです。

色見本でお馴染みのPANTONEとコラボし、P10では8色P10 Plusでは7色の豊富なカラーバリエーションがラインナップされています。カラーに応じて表面処理も異なっており、特殊な反射を演出するハイパーダイヤモンドカット、マットなサンドブラスト、シンプルなハイグロスの3つ。

  • P10:セラミックホワイト、ダズリンブルー、ダズリンゴールド、プレステージゴールド、グラファイトブラック、ミスティックシルバー、ローズゴールド、グリーナリー
  • P10 Plus:セラミックホワイト、ダズリンブルー、ダズリンゴールド、グラファイトブラック、ミスティックシルバー、ローズゴールド、グリーナリー

個人的にブラックが一番格好良いと思うのですが、グリーンも面白みがあって良いですね。

フロントカメラもLeicaとの共同開発

これまでバックカメラのみに採用されてきたLeciaブランドのレンズですが、P10とP10 Plusではフロントカメラにも採用されました。画素数は800万画素です。

F1.9の明るいレンズを使うことにより、これまでの2倍もの光量を得られるとのこと。

発売と価格について

Huawei P10とP10 Plusは、来月3月中に世界30カ国で販売されます。価格は以下の通りです。日本円換算は2月27日現在のユーロ対円レートに基づき算出しています。

  • P10 4GB RAM + 64GB ROM:649ユーロ(約76,900円)
  • P10 Plus 4GB RAM + 64GB ROM:699ユーロ(約82,900円)
  • P10 Plus 4GB RAM + 64GB ROM:799ユーロ(約94,700円)

しかし、一次出荷国に日本は含まれておらず、当然のことながら価格も不明です。最近日本の格安SIM市場に積極的に食い込んでいるHuaweiだけに、これまでの如く数ヶ月遅れて国内向け発表する可能性は高いですが、断言は出来ません。

ちなみに、Mate 9の価格は699ユーロでP10 Plusと同額ですが、日本では6万円ちょっとで売られています。つまり、1ユーロ=100円以下の換算になるわけですが、現在の実レートは1ユーロ=118円ですので、日本では割安な価格で提供されているのです。

これをあてはめると、P10 PlusはMate 9とほぼ同額の6万円台となり、P10はP9と同じか若干上乗せされて売られる事になります。今後の円レートやHuaweiの方針によりけりなので何とも言えませんが、Mate 9よりも高価にならないことを願うばかりです。

2017年6月8日追記:日本でも発売決まる!

Huawei P10、P10 Plus、そしてその廉価版P10 liteが日本でも発売されることになりました。詳細については「Huawei P10/P10 Plus/P10 liteが遂に国内投入!取り扱いMVNOまとめ」をお読み下さい。

Huawei公式のP10/P10 Plus紹介動画

最後に、Huaweiの公式YouTubeチャンネルにP10の紹介動画がアップされているので、下にいくつか貼り付けておきます。

超かっこいい開封動画↓

紹介動画↓

カラーバリエーション↓

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