
Huawei MateBook Xが日本でも発売!早速、実機に触れてきました
- 2017-07-06
- 2017-10-25
Huaweiが今年5月末に発表した同社初のクラムシェル型ノートパソコン「MateBook X」は、いよいよ明日7月7日の七夕と共に日本へ上陸します。最安でも146,800円と高価なマシンなので、万人受けするとは思えませんが、筆者みたいなモバイラーにとっては理想形といえる一台です。
つい先日、Huaweiさんの公式Twitterを覗いたところ、JR品川駅の中央改札内で「HUAWEI PHOTO STUDIO」という展示イベントを実施しているとの情報をキャッチ。Huawei P10/P10 Plusなどの最新スマートフォンに加え、MateBook Xの実機にも触れられると聞いたので、早速現場へ行って参りました。
心ゆくまで体験してきたので、写真を交えながらレポートをお届けします。
筐体の作り込みは完璧!そのまま持ち帰りたくなるほど魅力的
初めて目にして感じたことは、Huawei製スマホがそのままノートパソコンに変身したかのような、細部に至るまで抜かりない作り込みが素晴らしいです。
手の影が写っていますが、まずは天板の様子をチェック。筐体は一面マットな質感のメタルですが、天面中心の「HUAWEI」のロゴは光沢仕上げとなっています。
ライバルとして挙げられそうな「ASUS ZenBook 3」は、同心円状の加工(通称Zenデザイン)によるラグジュアリー感たっぷりな外観ですが、MateBook Xはそれとは相反するフラットな仕上がりです。個人的にはこちらのほうが好みですね。
Mate 9やP10などのスマホに見られる「ダイアモンドエッジ」もしっかり継承し、程よいアクセントとなっています。
写真だと伝わりづらいですが、厚み僅か12.5mmのボディはかなり衝撃的。更に、画面サイズは13インチでありながら本体重量はたったの1.05kgに収めており、実物をそのまま持ち帰りたくなるほど魅力的なモバイル性です。
キーボードの左上には電源ボタンも兼ねた指紋認証センサーが備えられており、その周りには光沢感のあるリングが取り付けられています。iPhoneのTouch IDをそのまま移植したかのような見た目で、指を置くとしっくりきます。
薄型の割にキーボードはしっかりしてる。配列も悪くない
次にキーボード。日本で発売されるモデルは、「変換」等のキーやかな印字のあるJIS配列が採用されています。USキー慣れしてしまった筆者としては受け付けづらいですが、思っていたよりも窮屈さは感じず、「まあ悪くはないかな」といった印象。
変な癖のないオーソドックスな並びで、ThinkPadとは違いCtrlが左隅に配置されているのは好感度高いです。
厳密に測ったわけではありませんが、キーストロークは1mmちょい。程よい押し込み感を得られるので、薄型の割にはなかなか打ちやすかったです。
国内未発売のマイナーな機種を挙げてしまい申し訳ありませんが、筆者が今ちょうど使っている「Xiaomi Mi Notebook Air」という中華製ラップトップに似た感触でした。
一番の驚きはスピーカー。薄型とは思えない迫力
一番の驚きは、本体内蔵のスピーカー。展示用の動画を再生してみたところ、この薄型パソコンから出ているとは思えないほど迫力のあるサウンドで、意気込みを感じましたね。
Dolby社と共同開発した「Dolby ATMOS サウンドシステム」なるものを組み込んでいるとのこと。
Core i5/i7のUプロセッサ搭載だが、排熱に関しては未知数
今回試した実機には、Intelの第7世代プロセッサ「Core i7 7500U」が搭載されていました。
モバイル性重視の薄型ノートパソコンであれば、Uプロセッサよりも低い性能を持つYプロセッサを用いるのが一般的であり、Apple MacBookが正にその一例です。
しかし、「薄くてもパワフル」を全面に推し出すMateBook Xでは、MacBookよりも薄型でありながらワンランク上の性能を持つCore i5-7200Uもしくはi7-7500Uを搭載。「ビジネスもエンターテイメントも両方こなせる」と謳います。
「薄くてパワフル」はこの上なく素晴らしいことですが、MateBook Xは冷却ファンの無い「ファンレス構造」であるため、一般的なノートパソコンに比べて冷却性能は失われがちです。
実機でWebブラウジング等を試して発熱具合を調べてみようとしましたが、残念ながらネット接続に問題があったため、結局のところ排熱性に関しては未知数。熱がネックとなり処理落ちしてしまわないものか、気が気でありません。
MacBookよりお高いとは、なかなかの強気
気になる価格ですが、最小構成(Core i5 + 8GB RAM + 256GB SSD)でも税別144,800円。これは、12インチMacBookの最安モデルよりも2,000円お高い価格設定です。確かにスペック的にはMateBook X側に軍配が上がりますが、「Mac不動」という風潮が強い中でもこの価格で勝負を挑むとは、なかなかの強気であることが伺えますね。
ちなみに、ほぼ同じスペックを備えるASUS ZenBook 3は139,800円〜なので、真っ向対決するライバル機よりも高価。「コスパで勝負」みたいなイメージの強いHuaweiですが、MateBook Xに関してはどうなんでしょう…。
現状公開されているラインナップは以下のとおりで、価格はいずれも税別表記となります。
- Core i5 + 8GB RAM + 256GB SSD:144,800円
- Core i5 + 8GB RAM + 256GB SSD + MS Office:172,800円
- Core i5 + 8GB RAM + 512GB SSD:173,800円
- Core i5 + 8GB RAM + 512GB SSD + MS Office:201,800円
国内向けの発売日は明日7月7日ですが、アマゾンや楽天市場では既に予約注文の受付が始まっています。気になる方は、下のリンクから販売ページをチェックしてみて下さい↓
Huawei MateBook X
- Core i5版 Office無し
- amazon.co.jpで見る
- Core i5版 Office付き
- amazon.co.jpで見る
- Core i7版 Office無し
- amazon.co.jpで見る
- Core i7版 Office付き
- amazon.co.jpで見る
タッチパッドの感度はどうでしたか?
タッチパッドは極めて良好で、マルチタッチ操作も快適でしたよ。
なるほど!ありがとうございます。
win機もいよいよ快適ですね。