Huaweiの新フラッグシップ「Mate 9」が遂に日本へ!12/16発売決定
- 2016-12-13
- 2017-10-26
格安SIMでは超有名な中国の大手スマホメーカー「Huawei」(ファーウェイ)は、本日都内にて行われた同社の製品発表会にて、新スマートフォン「Mate 9」を国内向けに発売すると公表しました。発売日は12月16日で、価格は60,800円(税込み65,664円)となります。
Mate 9はHuaweiスマホのフラッグシップに位置するモデルで、これまでよりも更に進化したライカのデュアルカメラや、新たな高性能プロセッサ「Kirin 960」を搭載しています。これまで登場してきたMateシリーズ同様に、Mate 9は5.9インチもの大型ディスプレイを備える、いわゆる「ファブレット」です。
P9やhonor 8で多くのユーザーから支持を得たHuaweiですが、今回もまた期待の新機種を投入してきました。
Huawei Mate 9 SIMフリースマートフォン
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目次
Huawei Mate 9のスペック
スペック表
OS | Android 7.0 Nougat |
---|---|
プロセッサー | Huawei Kirin 960 8コア 2.4GHzx4 + 1.8GHzx4 |
ストレージ | 64GB |
メモリ | 4GB |
ディスプレイ | 5.9インチ 1,920 x 1,080ピクセル IPS液晶 |
内側カメラ | 800万画素 |
外側カメラ | 1,200万画素カラー + 2,000万画素モノクロ デュアルレンズ |
バッテリー容量 | 4,000 mAh |
拡張 | USB Type-C |
SDカード | Micro SD 最大256GB |
センサー | 加速度、電子コンパス、ジャイロ、環境光、近接、HALL、指紋、気圧 |
SIMカード | Nano-SIMx2 |
幅 x 厚さ x 高さ | 156.9 x 7.9 x 78.9mm |
本体重量 | 190g |
カラー | シャンパンゴールド、ムーンライトシルバー |
対応周波数帯
MVNOと連携していることもあり、Mate 9はきちんと国内向けにチューニングアップされています。対応周波数は非常に幅広く、FOMAプラスエリア(W-CDMA B19)やLTE B19にもしっかり対応。
SIMスロット1
- FDD-LTE:B1/B2/B3/B4/B5/B7/B8/B9/B12/B17/B19/B20/B25/B26/B28/B29
- TDD-LTE:B38/B39/B40/B41
- W-CDMA:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
- TD-SCDMA:B34/B39
- CDMA2000:BC0
- GSM:850/900/1,800/1,900MHz
SIMスロット2
- W-CDMA:B1/B2/B4/B5/B6/B8/B19
- CDMA2000:BC0
- GSM:850/900/1,800/1,900MHz
DSDSとSIMトレイについて
Mate 9は2つのNano-SIMスロットを備えており、DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)に対応しています。あれ?よくよく考えてみたら、Mate 9はHuawei初となるDSDS対応機になるんですね。
データ通信はMVNOで通話はキャリア…といった感じで、用途によってSIMを使い分けることが出来るので、DSDSは思わぬポテンシャルを秘めています。
ただ、一つ注意しなくてはならない点があります。一つ前のトピックを見て頂けると分かるように、Mate 9に備えられた2つのSIMスロットはそれぞれ対応周波数帯が異なり、スロット2では4Gのバンドを掴みません。よって、DSDSそのものは可能ですが、どちらか片方は3G通信に限られます。
次に、SIMトレイの形状についてです。2つのNano-SIMを備えると書きましたが、片方のSIMトレイはMicro SDスロットと兼用です。よって、MicroSDカードを使う場合、装着できるSIMは1枚となります。
Huaweiの新オクタコア「Kirin 960」を初搭載
Mate 9では、HiSiliconの最新・高性能SoC「Kirin 960」を初搭載しました。2.4GHzのCortex-A73と1.8GHzのCortex-A53から成るオクタコア(8コア)CPUで、製造プロセスは16nm FinFET Plus。P9に採用されたKirin 955の後継型で、性能と電力効率共に向上しています。
Kirin 960の正体が非常に気になるところですが、どうやらAndroidトップクラスの性能を備えているようです。実際、Antutuベンチマークでは13万点前後、GeekBenchにおいてはなんと6千点にも迫るほどのスコアを記録していますので、Mate 9は紛れもないフラッグシップ機と言えます。
ライカ製デュアルカメラも更に進化
もはや名機となったHuawei P9の最大のウリは、ライカのデュアルカメラです。このMate 9でもデュアルカメラ魂をしっかり受け継ぎ、更にパワーアップしています。
Mate 9の背面カメラは、1,200万画素のカラーレンズと2,000万画素のモノクロレンズを組み合わせたデュアルレンズ構成。P9では1,200万画素の2枚構成だったので、モノクロレンズの画素数が800万画素増えました。
あくまでも静止画の最大撮影サイズは1,200万画素ですが、それを遥かに上回る2,000万画素モノクロレンズを備えている理由は「ハイブリッドズーム」にあります。ハイブリッドズームとは、2,000万画素の映像を1,200万画素に圧縮する機能で、2倍のデジタルズームでも劣化の少ない写真を撮影出来るとのこと。これは素晴らしいですね。
一眼レフカメラの絞りによって作り出される「背景ボケ」を表現する「ワイドアパーチャ機能」も備え、撮影後でもフォーカスの位置とボケ具合を調節できるなど、デュアルレンズでしか味わえないカメラ機能には要注目です。
オートフォーカスに関しても従来よりも進化し、レーザー、像面位相差、デプス、コントラストの4つのフォーカス機能を組み合わせた「4 in 1 ハイブリッド・オートフォーカス」が組み込まれました。
更には、光学式の手ぶれ補正にまで対応しており、もうこの上ないほど盛り沢山です。また、1080pの30fps止まりとなりますが、動画での電子式手ブレ補正にも対応。
動画は最大4K(3,840 x 2,160)で撮影出来て、H.265形式で記録されるとのこと。このH.265というコーデックですが、パソコンの環境によっては対応しきれず再生・編集が出来なかったりするようで、心配点の一つではあります。
Mate 9のフォルム・デザイン
Mate 9の液晶ディスプレイサイズは5.9インチと、スマホとしてはかなり大型な部類となります。
本体寸法は高さ156.9 x 厚み7.9 x 横幅78.9mmで、これは5.5インチのiPhone 7 Plusとほぼ同等の大きさです。大画面の割りにはコンパクトに仕上がっていると感じますが、流石に片手操作は厳しそうですね。
前面と背面共にシンプルで、左右の狭いベゼルと画面占有率の高さもあってか、引き締まったデザインに思えます。
国内版のカラーバリエーションは、「シャンパンゴールド」と「ムーンライトシルバー」の2色展開です。海外版は更に3色多い5色展開で、個人的にモカブラウン(Mocha Brown)やスペースグレイ(Space Gray)あたりを投入して欲しかったです。
今後、国内でMate 9の人気が高まれば、カラーバリエーション追加もあり得るかと思います。
販売価格・取り扱うMVNOについて
【2016年11月15日追記】Amazon.co.jpとビックカメラ楽天市場店にて、予約注文が実施されています。下のリンクから注文できます。

Huawei Mate 9 SIMフリースマートフォン
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Mate 9は、Huaweiオンラインショップ(楽天市場)にて税込み65,664円で販売されます。
つい先程、予約を受け付け始めたようですが、早くも売り切れ…。予約注文に出遅れてしまった方は、発売日の12月16日まで待ちましょう。
HuaweiオンラインストアでMate 9を購入また、Mate 9の取り扱いを決定したMVNOは楽天モバイル、
楽天モバイル
- 一括払い:税込み65,664円 期間限定かつWeb申し込み限定で最安54,864円
- 分割払い:税込み2,736円 x 24回 期間限定かつWeb申し込み限定で最安2,286円
エキサイトモバイル
- 一括払い:税込み53,784円
- 分割払い:税込み2,241円 x 24回



DMMモバイル
- 一括払い:税込み65,664円 先着700台限定で53,784円
- 分割払い:無し
【2017年1月11日追記】Huawei Mate 9をセット端末として取り扱うMVNO(楽天モバイル、エキサイトモバイル、DMMモバイル)の価格やプラン、サービスの内容などを比較し、契約するならどこが良いのか考察してみました。購入を検討されている方の参考になれば幸いです。
詳しくは「Huawei Mate 9をMVNOで購入するならどこが一番良い?」の記事をお読み下さい。
後日、実機レビューをしました!
発売から約一ヶ月ほどが経過しましたが、魅力に惹かれてこのHuawei Mate 9をぽちっと購入してしまいました。「6万円のSIMフリースマホHuawei Mate 9を購入したので実機レビュー」の記事にて実機の詳細なレビューをしていますので、購入を検討されている方はぜひこちらもお読み下さい。
>どうやらAndroidトップクラスの性能を備えているようです。実際、Antutuベンチマークでは13万点前後
13万点前後がトップクラスって、いい加減なステマにみえるが。
コメントありがとうございます。
はい。確かに記事内では”トップクラス”と表現しています。Android端末全体を見渡したとき、Antutuのスコア13万点というのは”トップクラス”に属すると判断したため、そのような記載を致しました。
スコア13万点へ対する印象は人それぞれ異なり、”トップクラス”の範囲の捉え方にも個人差があると思います。この記事はあくまでも私個人の見解でありますので、それを押し付けるつもりは全くありません。
またあなたは、当記事の目的はステレスマーケティングなのでは?疑われているようですが、そのような意図は一切ありません。
そもそも、大企業からステマの案件を受けるほど、当ブログの知名度は高くありません。また、今後ステマのお誘いがあったとしても、きっぱり断るつもりです。
microSIM使えるのかと思った
ご指摘ありがとうございます。
私のミスで、MicroSDをMicroSIMと誤記していました!申し訳ございません。
直ちに訂正致しました。