Huawei Mate 9をMVNOで購入するならどこが一番良い?
- 2017-01-11
- 2017-10-25
Huawei Mate 9の発売が開始されてからそろそろ一ヶ月が経とうとしていますが、さっそく話題の端末となり、価格ドットコムの「スマートフォン 人気ランキング」(1月4日~10日集計)では一位の座に輝いています。実は、筆者もレビュー用として購入を検討していたり…(?)
Mate 9の取り扱いを表明し、実際に販売をしているMVNOは楽天モバイル、DMMモバイル、エキサイトモバイルの3社です。もちろんこれから増える可能性も十分ありますが、この記事ではMate 9を販売する3社のプランや価格を比較してみて、どこを選ぶべきか考察してみました。
発売直後は3社とも割り引きキャンペーン等を実施して、積極的にユーザーの呼び込みを行っていたようですが、一先ず落ち着きました。なので、純粋にサービスの内容と通常販売価格で比較して、各業者の特徴も詳しく解説します。
Huawei Mate 9の購入方法
先ほども書きましたように、今現在Huawei Mate 9を取り扱っているMVNOは以下の3社となります。価格はMVNOによって異なりますので、購入前には各社の販売ページを念入りにご確認下さい。
また、アマゾンやHuaweiオンラインショップ(楽天市場)でも販売をしており、価格は定価の65,664円となります。下のリンクから販売ページへ飛べます。
Huawei Mate 9 SIMフリースマートフォン
- 本体のみ
- amazon.co.jpで見る
- OCN通話SIM セット割
- amazon.co.jpで見る
- 本体のみ
- 楽天市場で見る
楽天モバイル
Huawei Mate 9の販売価格
- 一括払い:60,800円(税込み65,664円)
- 分割払い:税込み2,736円 x24回
利用ユーザーの多い大御所MVNO
楽天モバイルといえば、聞いたことのある方も多いのではないでしょうか。通販「楽天市場」で有名な楽天株式会社が運営しており、多くのユーザーが利用している大御所MVNOで、以前に当ブログでもレビュー記事を書いたことがあります。
楽天モバイル完全ガイド:プランの種類や料金、評判をまとめて紹介
楽天モバイルは良い?選んだ理由と使い心地をレビューします
楽天モバイルの通信速度はどんな感じ?実際に測定してみた
ネットワーク回線はドコモで、速度は他のドコモ系MVNOと肩を並べています。
プラン構成は一般的。3.1GB〜30GBまで
楽天モバイルのプランは、特筆すべき点の無い一般的なもので、使い放題の代わりに通信速度が最大200Kbpsに制限されているベーシックプランと、月3.1GB〜30GBの5段階で選べる高速通信プランから構成されています。
データSIMと通話SIMの間の子とも言える「050データSIM」は、メッセージアプリ「Viber」を使ったIP電話とSMSが使えるプランです。契約すると、050から始まる電話番号が発行されます。
データSIM |
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050データSIM(SMSあり) |
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通話SIM |
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最低利用期間と解約手数料
- データSIM:最低利用期間無し
- 050データSIM:最低利用期間無し
- 通話SIM:最低利用期間12ヶ月/解約手数料9,800円
3日間制限がイマイチ
楽天モバイルの弱点といえば、やや特殊な3日間制限のシステムでしょう。
高速通信プランに3日間の速度制限が設けられているというのはMVNOあるあるですが、楽天モバイルの3日間制限は他社よりも厳しいのです。というのも、高速通信だけでなく低速通信もカウントされるので、手動で低速通信へ切り替えたとしても3日間制限は回避できません。(月の制限は緩和できます。)
20GBと30GBプランには3日間制限が設けられていないのですが、やはり大容量プランは基本使用料が嵩んでしまいますのであまりお勧めはできません。
一括払いの場合、デビットカードが使える
多くのMVNOの場合、利用料金の支払い方法は本人名義のクレジットカードに限定しています。そんな中、楽天モバイルはデビットカード払いにも対応しているので、クレジットカードを持っていない(持てない)方にとっては非常に有り難いMVNOです。
但し条件付きで、端末とプランをセットで契約する場合、デビットカードが使えるのは端末を一括購入した場合のみです。Mate 9を分割で購入する場合は、クレジットカード必須となりますのでご注意下さい。
DMMモバイル
Huawei Mate 9の販売価格
- 一括払い:60,800円(税込み65,664円)
- 分割払い:税込み3,231円 x24回
高速通信時の3日間制限が無い
DMMモバイルの良いところといえば、高速通信時における3日間制限が無いという点でしょうか。月の容量内であれば、突発的な通信をしても制限に掛からないので、より柔軟な通信が出来ます。
Q:DMM mobileでは通信制限はありますか?
A:高速データ通信時の通信制限はありません。
ただし、下記(通信速度最大200Kbps)の状態で、直近3日間(当日を含まない)の通信量が合計366MBを超えると、通信速度を終日制限する場合があります。
※直近3日間(当日を含まない)の通信量の合計が366MBを下回るまで制限が続く場合があります。
- 高速データ通信残量が0MBの時
- 高速データ通信OFFの設定時
DMMモバイルの3日間制限に関しては「DMM mobileは高速通信の3日間制限が無い!容量を柔軟に使える魅力」の記事で詳しく説明していますので、そちらもあわせてお読み下さい。
選べるプランが豊富
データ通信 |
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データ通信 SMS付き |
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音声通話 |
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最低利用期間と解約手数料
- データSIM:最低利用期間1ヶ月/解約手数料無し
- 通話SIM:最低利用期間13ヶ月/解約手数料9,000円
エキサイトモバイル
Huawei Mate 9の販売価格
- 一括払い:49,800円(税込み53,784円)
- 分割払い:2,075円(税込み2,241円) x24回
使った分だけ支払う「最適料金プラン」がなかなか良い
エキサイトモバイルには、他のMVNOにはあまり見られない変わったプラン「最適料金プラン」があります。月OGBでXXX円という定額制プランが主流ですが、最適料金プランでは月の通信量に応じて利用料金が変化します。
例えば、当月の通信が〜5GBで月額1,450円(税込み1,566円)掛かったとしましょう。しかし、何らかの事情で翌月は〜1GBしか通信しなかった場合、月額料金は660円(税込み713円)で随分と安く収まりました。
定額制だと、利用状況に関わらず一定の基本使用料が請求されます。しかし最適料金プランでは、使った月は相応の料金を支払い、使っていない月は安く収まるため、無駄の少ないスマホ運用が出来るのです。
データ通信(1枚コース) |
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音声通話機能付き(1枚コース) |
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定額プランの種類も豊富。50GBの大容量プランも
最適料金プランだけでなく、一般的な定額プランも用意されています。他のMVNOと変わらない一般的なプランシステムですが、1GB〜50GBの8段階の幅広い容量がラインナップされています。
データ通信(1枚コース) |
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音声通話機能付き(1枚コース) |
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1枚コースと3枚コース。最大5枚のSIMを発行できる
最適料金プランと定額プラン共に、SIMが1枚発行される1枚コースと、複数SIMの3枚コースの2コースが用意されています。また、3枚コースでは、1枚につき月額390円加算することで最大5枚のSIMを発行出来ます。
記事が長くなってしまうため3枚コースの料金表は載せていないので、詳しくはエキサイトモバイル公式ページの料金プランページをご参照下さい。
個人で申し込む場合は1枚コース、家族で申し込む場合は3枚コースを選ぶと良いでしょう。
DMMモバイル同様に、高速通信時の3日間制限無し
筆者はエキサイトモバイルにあまり詳しくなかったので、これは正直驚きました。先ほどご紹介したDMMモバイルと同様に、エキサイトモバイルには高速通信時の3日間制限が無いのです。
大容量プランを契約すればかなり柔軟な通信が出来るので、ヘビーユーザーにとっても嬉しいMVNOですね。
最低利用期間と解約手数料
- データSIM:最低利用期間無し
- 通話SIM:最低利用期間12ヶ月/解約手数料9,500円
長期的にコスパが良いのはエキサイトモバイルの最適料金プラン
Mate 9をSIMとセットで販売するMVNO3社のプランや価格、サービス内容等比べてみましたが、皆さんはどこが一番良いと思いましたか?
これはあくまでも筆者の見解ですが、長期的に考えて一番コストパフォマンスが優れているのは、エキサイトモバイルの最適料金プランかなと思います。自身の利用状況に応じて利用料金が変動するので、プランの枠にとらわれず、使い方次第で維持費を節約出来ます。
また、端末の価格も他社より安くて、一括払いで比較すると1万円ほど差があります。やはりこの差は大きいと思うので、端末の料金を考慮してもやはりエキサイトモバイルは魅力的だなと思います。