pasoju.com、https化。常時SSLによる「保護された通信」に対応です
- 2017-07-07
- 2017-07-11
突然ですが、サイトの運営状況に関するちょっとしたお知らせです。
本日7月7日より、当ブログpasoju.comは常時SSLによる暗号化通信に対応し、更なるセキュリティ性の強化を図りました。
これにより、プロトコル(アドレスの頭の部分)は、httpから「https」へ変わりました。なお、従来のhttpへアクセスした場合は自動的にhttpsへリダイレクトする処置を取っていますので、読者の皆さまはこれまで通りご利用になれます。
Google Chromeをお使いの方は、今一度アドレス入力欄の左端をご確認下さい。緑色で「保護された通信」と表示されているはずです。
ブログをhttps化した理由
サイトのhttps化は、セキュリティ性向上はもちろんのこと、運営者側にとって大きなメリットがあります。
約2年前、Googleが「https化されたサイトは優先的にインデックスする」と表明しました。検索エンジンの王であるGoogleの方針ですから、いわゆる「SEO」の面において、httpsへの対応は一つのアドバンテージになり得ると考えられます。
以下、Googleウェブマスター向け公式ブログより、記事の一部を引用します。
Google では常にユーザーのセキュリティを最優先に考え、長年にわたってウェブの安全性の向上やブラウジング体験の改善に取り組んできました。Gmail、Google 検索、YouTube では以前からセキュアな接続を実現しており、昨年は、検索結果での HTTPS URL の掲載順位を若干引き上げる取り組みにも着手しました。
(中略)
この流れの一環として、Google は、より多くの HTTPS ページを探すよう、インデックス システムを調整していることをお知らせします。具体的には、HTTP ページに対応する HTTPS ページのクロールを開始します。
また、検索順位どうこうだけでなく、サイト訪問者へ対して安心感を与える効果もあります。Google Chromeでは、「https」の緑文字に加えて「保護された通信」と表示されるので、好感度高いですよね。
wpXレンタルサーバーなら、SSL導入は極めて簡単
当ブログは現在、エックスサーバー株式会社が提供している「wpXレンタルサーバー」にて運営中です。
wpXは、WordPressを高速に動かすことに特化したレンタルサーバーで、ストレージとしてストライピング構成のSSDを採用している上、独自のキャッシュシステムを導入しています。国内のサーバーとしてはトップクラスの表示速度を誇っているとか。
(とはいっても、pasoju.comは写真ベタベタのため、そこまで速くはないです…)
このwpX、速度だけでなくSSL導入のシステムも実に素晴らしく、基礎的な作業ならボタンをポチポチするだけでOK。しかも無料。
SSL化において、おそらく一番面倒くさい内部リンク(同サイト→同サイト)の書き換え作業ですが、wpXに備わる「SSL化補助機能」が自動でやってくれました。ただし、一度書き換えたら後戻り出来ないので、バックアップは必須ですよ!
- wpXの公式サイト:WordPress専用の超高速レンタルサーバー【wpX(ダブリューピーエックス)レンタルサーバー】
- wpXの独自SSLについて:独自SSLについて | wpXレンタルサーバー - WordPress専用の高速サーバー
wpX + WordPressでhttps化するまでの手順
最後に、pasoju.comをhttps化するまでの手順をざっくりまとめておきます。
- WordPressのデータベース(MySQL)をバックアップ
- wpXの「独自SSL設定」からSSL導入
- wpXの「SSL化補助機能」でリダイレクト&URL書き換え処理
- テーマファイルのURLを「https」に統一(これが最も面倒だった)
- 反映を待つ(今回は20分ほどで切り替わりました)
- Google Analyticsの設定変更
- Search Consoleへの新規登録
今回最も手間取ったのは、WordPressのテーマファイルの見直し。具体的に言うと、http://はhttps://へ、もしくは「http://aaa…」を「//aaa…」と書き換えて、ページ上から「http://」の文字を駆逐しました。
ソースコードを見ながら地道にメンテナンスを進め、アドレスバーが灰色から緑色へ切り替わった瞬間は快感でしたね。
また、Google AnalyticsとSearch Consoleの設定変更も、忘れずに済ましておきました。サイトマップ等も問題なしです。