Google Nexusの後継スマホPixel、Pixel XL発表!スペックや特徴
- 2016-10-05
- 2017-01-22
米Google(グーグル)は、サンフランシスコにて10月4日(日本時間5日1:00)より新製品発表会「Made by Google」を開催、自社のAndroid搭載ハードウェアブランド「Nexus」の後継機種である「Pixle」と「Pixel XL」を発表しました。PixelスマートフォンはGoogleが初めてハードウェアを開発、発表会名の通り”Made by Google”となります。
価格は、5インチのPixelは649ドル(約66,700円)から、5.5インチのPixel XLは769ドル(約79,100円)から。アメリカ、オーストラリア、カナダ、ドイツ、イギリスでは今日5日、インドでは13日からGoogle公式ストアにて予約注文を受付、残念ながら今のところ日本向け販売は未定です。
Pixel – 初めての Google 純正スマートフォン – Google ストア
目次
Google Pixel、Pixel XLの詳細スペック
Pixelのスペック表
OS | Android 7.1 Nougat |
---|---|
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 821 4コア 2.15 GHz+1.6 GHz |
ストレージ | 32 GB、128 GB |
メモリ | 4 GB LPDDR4 |
ディスプレイ | 5.0インチ 1,920 x 1,080ピクセル AMOLEDディスプレイ |
内側カメラ | 800万画素 |
外側カメラ | 1,230万画素 |
バッテリー容量 | 2,770 mAh |
拡張 | USB Type Cx1、オーディオ端子x1 |
SDカード | 無し |
センサー | Pixel Imprint(高速指紋認証)、加速度、ジャイロ、近接、周囲光、磁力、気圧、ホール、Androidセンサーハブ |
SIMカード | Nano SIM |
幅 x 厚さ x 高さ | 143.84 x 8.58 x 69.54mm |
本体重量 | 143g |
カラー | シルバー、ブラック、ブルー(限定) |
Pixel XLのスペック表
OS | Android 7.1 Nougat |
---|---|
プロセッサー | Qualcomm Snapdragon 821 4コア 2.15 GHz+1.6 GHz |
ストレージ | 32 GB、128 GB |
メモリ | 4 GB LPDDR4 |
ディスプレイ | 5.5インチ 2,560 x 1,440ピクセル AMOLEDディスプレイ |
内側カメラ | 800万画素 |
外側カメラ | 1,230万画素 |
バッテリー容量 | 3,450 mAh |
拡張 | USB Type Cx1、オーディオ端子x1 |
SDカード | 無し |
センサー | Pixel Imprint(高速指紋認証)、加速度、ジャイロ、近接、周囲光、磁力、気圧、ホール、Androidセンサーハブ |
SIMカード | Nano SIM |
幅 x 厚さ x 高さ | 154.72 x 8.58 x 75.74mm |
本体重量 | 168g |
カラー | シルバー、ブラック、ブルー(限定) |
Google Pixel、Pixel XLの主な特徴
スマートフォン史上最高のCPU「Snapdragon 821」を搭載
ZenFone 3 DeluxeやXiaomi Mi5sなどのハイエンド端末向けに開発されたQualcommのフラッグシップSoC「Snapdragon 821」を搭載、旧型のSnapdragon 820よりも10%程性能が向上し、現状Android向けCPUの中でも最高の性能を誇っています。
ベンチマークソフト「Antutu」では、iPhone 7のA10 Fusionチップに迫る程のスコアを叩き出しており、Google Pixelは紛れもないハイエンドスマホと言えます。
最新AI「Google Assistant」を初めて搭載
Pixel、Pixel XLはGoogleが開発するパーソナルAI「Google Assistant」を初めて搭載しました。人間の発する言葉を自然言語処理、会話の文脈を理解する高度なAIが備わっており、より人間味を帯びたアシスタント機能です。
発表会ではこのGoogle Assistantに特に焦点を当て実用的な使い方を解説、AI分野へ全力で乗り出しているGoogleの先端技術が詰め込まれています。
残念ながら現状では日本語に対応しておらず、第一次出荷国から日本が外されている原因とも伺えます。
AMOLED(有機EL)ディスプレイを採用
Pixelスマホのディスプレイは従来のLED方式では無く、AMOLED(Active Matrix Organic Light Emitting Diode)という有機ELパネルを採用しました。サイズと解像度は、Pixelが5インチのFHD解像度(1,920 x 1,080ピクセル)、Pixel XLが5.5インチのWQHD解像度(2,560 x 1,440)でいずれも16:9のアスペクト比です。
AMOLEDディスプレイは、視野角が広くコントラストの高い鮮明な映像を映すことが出来て、省電力性にも優れています。従来の液晶ディスプレイとは大きく異る自発光式の機構を持つため、屋外での視認性は悪くなってしまう可能性はあります。
スマホ史上最高との結果が出ている、高画質な背面カメラを搭載
バックカメラにはソニー製の1/2.3型イメージセンサーIMX378を採用、高画質でより明るい写真を撮影できます。
先日発表された中華スマホXiamoi Mi5sにも同センサーが搭載されており、同等の画質を見込めるでしょう。Mi5sで撮影された写真を掲載している記事を見つけましたので、ご紹介したいと思います。
Xiaomi Mi 5S’ 12MP Sony IMX378 Sensor: 26 Original Camera Samples With EXIF Data – Gizmochina
カメラのイメージセンサーとレンズの性能を数値化するソフトウェア「DxOMark Mobile」にてPixelとPixel XLに搭載されるバックカメラを計測した結果、これまでスコア88でトップの座を誇っていったGalaxy S7 edge、HTC 10、Sony Xperia X Performanceよりも優秀なスコア89を記録、スマートフォン史上最高のカメラを搭載したとの事です。ちなみに、先月発売されたiPhone 7(スコア86)よりも優秀です。
また、像面位相差AFとレーザーAFを装備、より速く正確なオートフォカスが実現します。
15分充電するだけで7時間駆動する、高速充電に対応したUSB-C
底面の充電・通信端子にはmicro USBではなくUSB Type Cポートを採用、Nexus 5Xと6Pで既に取り入れていますがUSB-Cはいよいよ今後のスマホの基準となりそうです。
そして驚いた事に、USB-Cの18 W高速充電器を使って15分間充電するだけで最長7時間も駆動出来るとの事。バッテリーを痛めてしまわないか心配ではあるものの、急用時には大変重宝しそうな機能です。