レビュー

Galaxy Note9 簡易実機レビュー&フォートナイトスキンの受け取り方

  • 2018-09-16
  • 2018-09-17

先日Twitter(@blogpasoju)にてちらっと告知しましたが、Samsungの最新スマホ「Galaxy Note9」を本邦上陸前にいち早く前に購入したので、簡素ながら実機レビューをお届けします。

実はこれが人生初のSamsungスマホだったり…。

性能もバッテリーもカメラもディスプレイも申し分なく、イヤホンジャックとMicro SDカードスロット備えつつIP68の防塵防水対応!近いうちにやって来るiPhone XS Maxよりも使用頻度高くなる。今からそう断言できます。

Samsung Galaxy Note9 海外版SIMフリー

Galaxy Note9の主なスペック

OSAndroid 8.0
プロセッサーQualcomm Snapdragon 845またはExynos 9810
ストレージ128GB、512GB
メモリ6GB、8GB
ディスプレイ対角6.4インチ 2,960 x 1,440ピクセル Super AMOLEDディスプレイ
内側カメラ800万画素 f/1.7
外側カメラメインカメラ:1,200万画素 f/1.5 or f/2.4の可変絞り 光学式手ぶれ補正対応
望遠カメラ:1,200万画素 f/2.4 光学手ブレ補正対応
バッテリー容量4,000 mAh Qiワイヤレス充電に対応
拡張USB Type-Cx1、3.5mmオーディオジャックx1
SDカードMicroSD/SDHC/SDXC 最大512GB対応
センサーGPS、加速度、ジャイロ、環境光、近接、電子コンパス、気圧、心拍、虹彩、NFC、指紋認証センサー
SIMカードNano-SIM
幅 x 厚さ x 高さ76.4 x 8.8 x 161.9mm
本体重量201g (Sペン収納時204.1g)
防水・防塵性IP68等級の防水・防塵性
カラーミッドナイト・ブラック、ラベンダーパープル、メタリックコッパー、オーシャンブルー

開封の儀・同梱物チェック

ではさっそく開封の儀!今回はExynos版メタリックコッパーとSnapdragon版ラベンダーパープル両方を入手しまして、前者は通販サイトEtorenより、そして下の写真に写っている後者はアキバのイオシスにて購入しました。

イオシスで購入したGalaxy Note9 スナドラ版

パッケージ見れば分かるとおり、今回の目玉はやはり新Sペン。

Galaxy Note9 パッケージ

いざ開封!

Galaxy Note9 開封

付属品はかなりの充実っぷり↓

Galaxy Note9 同梱物

USB充電器やType-Cケーブルはもちろんのこと、USB-CをフルサイズUSBへ換えるアダプタ、Micro USBをUSB-Cへ換えるアダプタ、さらにはリモコン付きの高品質イヤホンと交換用イヤーキャップ、Sペンの交換用ペン先2本が付いてきました。

クリアケースも付属。付けてみるとこんな感じ↓で、背面本来のデザインを全く損なうこと無くしっかり保護できます。

Galaxy Note9 専用クリアケース

付属のイヤホン、実はこれAKG製で、作りも音質も“おまけ”とは思えないクオリティ。これ単体だと1万円近くするのだとか…。

Galaxy Note9 付属のAKGイヤホン

外観をチェック

本体前面には縦2,960 x 横1,440ピクセルの高精細な有機ELディスプレイが搭載されていて、サイズはGalaxy Note8よりも0.1インチ大きな対角6.4インチ。ビビットでありながらキツすぎない丁度よい発色で、黒の沈み込みも美しく、動画視聴にはもってこいです。

Galaxy Note9 ディスプレイ

ディスプレイ左右は緩やかにカーブしており、親指の付け根があたって誤作動してしまうのでは?なんて懸念もありましたが、心配には及びませんでした。

Galaxy Note9 ディスプレイ

背面は一面ガラス張りで、上部にはデュアルカメラとLEDフラッシュ、その下には指紋認証センサーが取り付けられています。現物を持っていないため比較できないのが残念ですが、前作Note8は指紋リーダーがカメラ横に取り付けられていて、それはもう不評の嵐だったようですが、Note9では改善されていますね。

Galaxy Note9 背面

背面には、1,200万画素のメインカメラ + 1,200万画素の望遠カメラから成るデュアルレンズカメラがあり、反対側には800万画素の自撮りカメラが。前後合わせ3つのカメラを装備しています。

Galaxy Note9 背面カメラと前面カメラ

底面には、充電 + データ転送 + 最大4K60fpsのディスプレイ出力を兼ねたオールインワンなUSB Type-C端子があり、その左側には3.5mmオーディオジャック、右側にはスピーカーとマイクの穴があります。Sペンも隠れています。

Galaxy Note9 底面

右側面にあるのは電源ボタンのみ。

Galaxy Note9 電源ボタン

反対側の左側面には、音量調節ボタンとBixbyボタン(使い所がよくわからない)があります。

Galaxy Note9 音量調節ボタンとBixbyボタン

天面にはカードスロットが隠れていて、付属のエジェクターピンを挿し込むことで取り出せます。

Galaxy Note9 Nano-SIMカード・Micro SDカードスロット

今回入手したのはSM-N960F/DS(Exynosシンガポール版)とSM-N9600/DS(Snapdragon香港版)で、いずれもデュアルSIMモデルのため、カードスロットはNano-SIM + Nano-SIM or Micro SDカードという組み合せ。

じきに販売されるであろう国内キャリアモデルは、おそらく毎度のごとくNano-SIM + Micro SDで、デュアルSIMは海外版の特権になるでしょう。

筆者はY!mobileのSIMと400GBのMicro SDカードの組み合わせで使ってます。

リモコンとしても使える新Sペン

Galaxy Note語る上で欠かせないのがSペンの存在。Note9は本体側もさることながらSペンも大きく進化しました。

Bluetooth LE (BLE)接続となったことでリモコン操作が可能となり、例えばカメラのシャッターを切ったりYouTube動画の再生・一時停止の制御などなど、ペン側についている小さなボタンで簡単なアクションを呼び出せます。サムスン曰く10m以内の通信が可能とのことで、実際そのとおりでした。

BLE通信を実現するにあたって、ペンの中には超小型バッテリーが組み込まれました。つまり電池という制約が生まれたわけですが、ペンをNote9本体へ40秒収納して充電するだけでその後30分間使用できるので、“使って収納”を繰り返す使い方なら全く支障ありません。

画面消灯時にSペンを抜き出すと「オフスクリーンメモ」が起動し、すぐさまメモを取り始めることが出来るので、ぱっと思いついた事柄を書き残したいときに重宝します。

ちなみに、インクの色はSペンの色と同じ。メタリックコッパー、ラベンダーパープルはそのままの色で、ブラックは白色インク、そして黄色いSペンが付属するブルーモデルはインクも黄色。こういう何気ないギミック大好きです。

スクリーンショットを撮って、そこへ即座にメモることも可能。例えば、友達に待ち合わせ場所を伝えたり、スマホの操作方法を伝えたりするとき役立ちます。

純正のメモアプリはもちろんのこと、お絵かきアプリ「Autodesk SketchBook」でも筆圧感知しました。

パフォーマンス

SoCはExynos 9810もしくはSDM845を搭載

GalaxyのSシリーズとNoteシリーズの場合、搭載されるSoCは販売国によって異なり、韓国やシンガポールや欧州向けモデルには「Exynos 9810」というサムスン独自開発のチップが乗っていて、中国・香港や北米向けモデルには「Snapdragon 845」(SDM845)が乗っています。

肝心の日本はというと、これまでずっとSDM845を載せたモデルが販売されてきたので、じきに来たるであろう国内版Note9にもSDM845が採用される可能性が高いです。

昔から「Exynos版を選ぶべきか?Snapdragon版を選ぶべきか?」という議論は絶えませんが、今回のNote9に関しては基本的にSnapdragon版が好ましいと言えます。グラフィック系ゲームの多くはSnapdragonのAdreno GPUに最適化されていますし、Exynosよりも電力効率に優れていて発熱も若干抑えられているため、ゲーミングを想定するならSnapdragon版で決まり。

Antutu Benchmark v7

まずは、お馴染みのベンチマークアプリ「Antutu Benchmark v7」で両者のスコアを調べました。

SDM845搭載モデルは28万点半ばというハイスコアを叩き出し、同チップ搭載のOnePlus 6やXiaomi Mi MIX 2S等と肩を並べる一方で、Exynos 9810搭載モデルは主にGPUスコアが足を引っ張って約24万点という結果に。

  • CPUスコア
  • GPUスコア
  • UXスコア
  • MEMスコア
  • OnePlus 6 (8GB RAM)Snapdragon 845
    289018
  • Samsung Galaxy Note9Snapdragon 845
    284811
  • Xiaomi Mi MIX 2S (6GB RAM)Snapdragon 845
    270138
  • Samsung Galaxy Note9Samsung Exynos 9810
    240622
  • OnePlus 5T (8GB RAM)Snapdragon 835
    214590
  • Huawei P20 ProHiSilicon Kirin 970
    206033
  • Apple iPhone XApple A11 Bionic
    202949
  • Elephone U ProSnapdragon 660
    141339
  • Xiaomi Redmi 5 PlusSnapdragon 625
    76427

Geekbench 4

続いて、CPUの処理能力を調べる「Geekbench 4」で比較。

こちらは逆転で、ExynosモデルはSDMモデルよりも50%ほど高いシングルコアで、マルチコアスコアに至っても僅かに上抜いています。

  • マルチコアスコア
  • シングルコアスコア
  • Apple iPhone XApple A11 Bionic
    10167 4193
  • OnePlus 6 (8GB RAM)Snapdragon 845
    9090 2476
  • Xiaomi Mi MIX 2SSnapdragon 845
    8894 2425
  • Samsung Galaxy Note9Samsung Exynos 9810
    8814 3657
  • Samsung Galaxy Note9Snapdragon 845
    8714 2428
  • Huawei P20 ProHiSilicon Kirin 970
    6781 1891
  • OnePlus 5T (8GB RAM)Snapdragon 835
    6330 1995
  • Huawei Mate 9HiSilicon Kirin 960
    6258 1928
  • Apple iPhone 7Apple A10 Fusion
    5960 3522
  • Elephone U ProSnapdragon 660
    5831 1630
  • Xiaomi Redmi 5 PlusSnapdragon 625
    4282 867

最大512GBのストレージ+MicroSDカード

ストレージ容量は128GBまたは512GBの2択で、従来同様Micro SDカードによる容量拡張もできます。Micro SDは最大512GBまでサポートしているため、お財布さえ許せば内蔵512GB + カード512GB = 合計1TBの特大ストレージが叶うわけですね。

512GBのMicro SD探してみたところ、まだ出回っていないようなので、筆者はひとまずSandisk製の400GBを購入。これだけあれば音楽も映画もドラマもアニメも詰めまくりで、写真も動画もガンガン撮りまくりです。

本体約14万円 + SDカード約1.5万円 = 合計15.5万円という大金はたいて約900GBを手に入れた計算になりますが、iPhone XS Maxの512GBが17万円超えることを考えれば以外と安いのかも…!?

Samsung Galaxy Note9 海外版SIMフリー

可変絞りとAIが嬉しいデュアルカメラ

Note9のカメラ構成はGalaxy S9+とほぼ同じで、背面カメラは1,200万画素の広角 + 1,200万画素の2倍望遠から成るデュアルレンズカメラ。メインカメラにはf/2.4とf/1.5を物理的に切り替える絞り羽根が備わっており、十分な光量の得られるシーンではf/2.4でクッキリとした映像を捉え、暗所ではf/1.5でより多くの光を取り込むことでノイズとブレを抑えます。

両カメラとも光学手ブレ補正が備わっているほか、メインカメラには全画素が位相差AFとして機能するデュアルピクセルAF技術が組み込まれているので、暗所や逆光でのフォーカスはiPhone XやP20 Proよりも速くて正確です。

また、近頃のトレンド要素である「AIカメラ」もあります。空、日の出・日の入、花、夜景、人物、食べ物といった撮影モードが実に20種類も用意されていて、AIをオンにするだけでシーンに最も適したチューニングが自動的に施される優れもの。

AIモードをオンにして撮った作例をいくつか↓

1/1250秒, f/2.4, ISO50, 1倍
1/1250秒, f/2.4, ISO50, 1倍
1/250秒, f/2.4, ISO50, 1倍
1/250秒, f/2.4, ISO50, 1倍
1/4000秒, f/2.4, ISO50, 1倍
1/4000秒, f/2.4, ISO50, 1倍
1/100秒, f/2.4, ISO40, 2倍
1/100秒, f/2.4, ISO40, 2倍
1/50秒, f/1.5, ISO200, 1倍
1/50秒, f/1.5, ISO200, 1倍
1/50秒, f/2.4, ISO320, 1倍
1/50秒, f/2.4, ISO320, 1倍

生体認証は指紋+顔+虹彩の3段構え

Note9の生体認証は指紋認証 + 顔認証 + 虹彩認証の3段構えで、方式はNote8と変わりないものの、指紋認証と顔認証を状況に応じて使い分ける「インテリジェントスキャン」が加わりました。

顔認証に関しては、iPhoneのFace IDみたく3Dスキャニング方式ではないため、精度や安全性は一段劣ると考えられます。サムスン自身もそれを認めているためか、出番はロック解除のみに限定されていて、Face IDのように決済やパスコード補完は出来ません。また、暗闇では顔を読み取れないというデメリットもあります。

顔認証が使えない暗闇で活躍するのが「インテリジェントスキャン」で、自動的に虹彩認証へと切り替わり、目の網膜を読み取ることでロック解除する仕組み。ただ、顔認証よりも遅いのが難点。

そして最後の砦はお馴染みの指紋認証。背面にあるセンサーへ指をあてれば、即座にロック解除されます。精度も速度も悪くはありません。

イヤホンジャックあるのにiPhone以上の防水性能

Galaxyシリーズの隠れた魅力といえば、防水でありながらイヤホンジャックをしっかり備えている点でしょうか。Note9は、iPhone XS同程度にあたるIP68等級の防塵・防水性を有していますが、あちらにはないイヤホンジャックを搭載しています。

ワイヤレスオーディオという打開策があるとはいえ、有線イヤホン使えるという安心感はとても大きいですし、音ゲーマーにとっては死活問題。

フォートナイト ギャラクシーコスチュームの受け取り方

Epic Gamesとサムスンのタイアップ企画として、最新Galaxy端末を購入して「フォートナイト」(Fortnite)をプレイすると、ユーザー全員にもれなく限定コスチューム「ギャラクシー」がプレゼントされるという、何とも胸熱なキャンペーンが行われています。

対象デバイスはGalaxy Note9またはGalaxy Tab S4。まずはAndroid版ベータの配布ページへアクセスし、「SAMSUNG」ボタンを押してインストーラーapkをダウンロードし、ゲーム本体をインストール。その後、ソロ・デュオ・スクワッドのいずれかの対戦を3回以上こなすと、24~48時間以内にギャラクシーコスチュームが届きます。

特別な手続きは必要なく、3回対戦しただけで手に入りました。ただし、一度コスチュームを入手した端末で再度入手することは出来ないので、その辺要注意です。

Samsung Galaxy Note9 海外版SIMフリー

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