
Fire 7、HD 8、HD 10を買う前に知っておきたい、8つの注意点
- 2017-10-22
- 2017-12-25
当ブログではこれまでにFire HD 8、Fire 7、そして先日はFire HD 10をレビューしてきましたが、お陰様で安定したアクセスを頂いています。ただ、よくよく考えてみると、デメリットや注意点にフォーカスを当てた記事は書いていませんでした。
異常なまでの安さとコスパの高さが魅力的なFireタブレットですが、弱点を含めてその全体像を把握しておかないと、「安物の銭失い」にもなりかねません。今回の記事では、Fire 7、Fire HD 8、Fire HD 10を買う前に知っておきたい8つの注意点をまとめましたので、購入を検討されている方にとって少しでも参考になれば幸いです。
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目次
GooglePlayストアが無いので、使えるアプリの数が少ない
Fireタブレットに搭載されている「Fire OS」は、Androidを基にアマゾンが独自の機能を盛り込んだカスタムOSですが、「なら、GooglePlayストアくらい使えるよね〜?」なんて思ってはいけません。
Fire OSは隅々までアマゾン一色に染まっており、初期セットアップに用いるアカウントはGoogleではなくアマゾン、音楽やビデオもアマゾンが配信するコンテンツ、ホーム画面の検索フォームもアマゾンのショップと直結しており、極めつけは「GooglePlayストア」ならぬ「Amazon Androidアプリストア」。
このアプリストアがクセモノで、GooglePlayのものを網羅している訳ではなく、驚いたことにYouTubeやLINEといったメジャーなアプリが配信されていません。Fireタブレットを購入する前に、アプリストアに目当てのアプリはあるか確認しておきましょう。
まあ、ネット上には「FireタブレットへGooglePlayストアを入れる方法」なんて記事もありますが、あまりお薦めできませんね。動作が不安定になる可能性があるほか、セキュリティ性の面でも多々不安があるので、試される方は100%自己責任ということで。
SIMカードスロットは非搭載。外で使うならルーターorテザリング
iPadやHuawei MediaPadなどには、「セルラーモデル」や「LTEモデル」がラインナップされており、これはSIMカードを装着することで携帯電話回線を用いたデータ通信が出来るというもの。タブレットにスマホの通信機能を組み込むようなイメージですね。
Fireタブレットの場合、SIMカードスロットは備わっていないので、通信するならWi-Fi接続が必須となります。
自宅専用のタブレットとして活用するなら、据え置きのWi-Fiルーターがあれば問題ありませんが、外へ持ち出して使うとなると、ポケットルーターやスマホのテザリング機能が必要になります。
GPS(位置情報サービス)が使えない
スマホではもはや標準装備の「GPS」(位置情報サービス)ですが、Fireタブレットは全機種においてこれが備わっていません。なので、地図やポケモンGOは基本的に出来ないと思って下さい。
アマゾンの販売ページには、「Wi-Fi経由の位置情報サービス」との記述がありますが、これはGPSとは別物です。Wi-Fi経由でおおまかな位置は示せますが、あまり実用的とは言えません。
テレビや外部ディスプレイへ映像出力できない
先日、読者の方より「映像出力は出来ますか?」とのコメントを頂いたので、調べてみました。
真っ先にヒットしたのがアマゾンのヘルプページで、以前の以前のHD 8やHD 10、HDXなどはWi-Fi経由で映像を出力する「Miracast」に対応していたものの、最新のFireタブレットでは非対応となっています。(ページにはHD 10第6世代版がまだ載っていませんが、実機を確認してみたところ非対応のようです。)
テレビへ映したいとのニーズを「Fire TV Stick」へ集めたいがために、あえてFireタブレットから映像出力を無くしたのでは?と勝手に推測していますが、どうなんでしょうね。
画面のテカリ具合と指紋の付きやすさが尋常じゃない
上の写真は、Fire 7を外へ持ち出したときの様子ですが、どうです?このテカリ具合。最も反射しにくい白い背景でさえ、こんな↓具合なので、屋内でも周りが明るければもろに映り込みます。
小さな文字が読みにくい上に、目にもよろしくなく、おまけに指紋ベタベタで汚い!という訳で、反射低減と指紋防止効果のあるアンチグレアタイプの保護フィルムを装着すると良いでしょう。傷を防ぐとともに、見やすさと操作性が格段に上がりますよ。
PDA工房さんの「Perfect Shield」シリーズは、Fire 7、HD 8、HD 10の3機種ともラインナップされているので、下に購入ページへのリンクを貼っておきます。

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充電時間が遅い
全機種とも、電池の持ち具合に関してさほど不満はありませんが、充電速度の遅さは改善して欲しいものです。
「Battery Mix」という電池残量を逐一ログとして残せるアプリを用いて、それぞれの充電時間を調べてみたので、結果をまとめたグラフを下に載せておきます。
急速充電に対応したスマホなら、1時間半〜2時間ほどで満タンになりますが、Fire 7では3時間半、Fire HD 10は付属するハイパワーな充電器を使っても4時間以上、Fire HD 8に至っては5時間も掛かります。
サードパーティ製の急速充電器(2.4Aなど)を試してみましたが、どうもタブレット側が受け付けてくれないようで、充電時間を縮めることは出来ませんでした。
Fire 7とHD 8はWi-Fi 802.11acに非対応
Fire HD 10はその大きなボディに似合った頼もしいスペックを備えており、Wi-Fi 802.11acのデュアルバンド接続に対応していますが、Fire HD 8とFire 7は残念ながら非対応。
実際に通信速度を測ってみると、Fire HD 10は上りも下りも100Mbpsを超えたのに対し、Fire 7はその3分の1の30Mbpsほどで、プライムビデオなどのストリーミング再生時にその差を感じます。自宅に据え置き、Webブラウジングやオンライン動画視聴を快適にこなしたい方は、やや値は張るものの性能の高い「Fire HD 10」を選ぶことをお薦めします。
プライム会員は4,000円安く買えるが、無料体験中は対象外
何と言っても安さが魅力的なFireタブレットですが、「Fireタブレット クーポンキャンペーン」では、Amazonプライム会員限定のクーポンが配布されており、なんと更に4,000円安く手に入れられます。
年会費は3,900円なので、1年に1回タブレットを買うだけでも元が取れてしまう計算になるので、「じゃ、今すぐプライム会員になろう!」と意気込む方も居られるかと思いますが、キャンペーンページには「無料体験中のお客様は対象外」との断り書きがあります。
対象者:Amazonプライム本会員(無料体験中のお客様は対象外。本会員に移行後、キャンペーンの対象になります)
初めてプライムへ登録する場合、30日間の無料体験が用意されていますが、その期間中に本会員へ移ることは出来ません。
幸い、Fireタブレットの割引キャンペーンはいつも行われています。急ぎでなければ、プライムのサービスやコンテンツを楽しみながら30日間待ち、本会員へ移行した後にクーポンを使って注文といった流れになります。

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Fire7を買った所ですが、このページ、非常に参考になる有益な記事です。
今後もどんどんダメ出しを発信してください。