Elephone S7実機レビュー第2回 ベンチマーク・電池持ち・機能編
- 2017-01-09
- 2017-10-26
Elephone S7の実機レビュー第2回目となる今回は、ベンチマークのスコアを公表し、電池持ちや機能面についても書きます。開封と外観チェックは第1回目の記事「Elephone S7実機レビュー第1回 開封・外観チェック編」になりますので、そちらもあわせてお読み下さい。
詳細に至るまでまとめましたので、これからElephone S7を購入しようか迷っている方の参考になれば幸いです。
今回レビュー用として「Elephone S7」の実機をGearBest様より提供頂いたため、タイアップ記事となっています。ステルスマーケティングではありませんし、中立で率直なレビューを致します。
目次
Elephone S7の詳細スペック
今回レビューするElephone S7のスペックは表の通りです。
OS | Android 6.0 |
---|---|
プロセッサー | MediaTek Helio X20 10コア (2.3GHzx2 + 2.0GHzx4 + 1.4GHzx4) |
ストレージ | 16GB |
メモリ | 3GB |
ディスプレイ | 5.5インチ 1,080 x 1,920ピクセル |
内側カメラ | 500万画素 |
外側カメラ | 1,300万画素 |
バッテリー容量 | 3,000 mAh |
拡張 | Micro USB x1、オーディオ端子 x1 |
SDカード | micro SD(最大128GBまで対応) |
センサー | GPS、ジャイロ、加速度、近接、環境光、磁気 |
SIMカード | Nano SIM x2 |
幅 x 厚さ x 高さ | 150.4 x 7.6 x 73.2 |
本体重量 | 148g |
カラー | ゴールド |
Elephone S7のベンチマーク測定結果
Elephone S7でAntutuベンチマークとGeekBench 4を走らせてみました。その結果を公開します。
Antutu Benchmark 6.2.7
まず、お馴染みのAntutuベンチマーク(バージョン6.2.7)の測定結果です。総合スコアは85,722点で、内訳は以下のとおりです。
- 3Dスコア:16,032点
- UXスコア:36,489点
- CPUスコア:26,244点
- RAMスコア:6,957点
やはりMediaTekのハイスペックSoC「Helio X20」を積んでいるだけあって、8万点を超えるそれ相応のスコアを記録しました。ランク付けから言うと、ミドルハイといったところでしょうか。
Samsung Galaxy Note 5やXiaomi Redmi Note 4とほぼ同等のスコアで、iPhone 6を上回っています。
Geekbench 4.0.3
次に、CPUやメモリ周りの性能を数値化するGeekbenchのスコアです。気になるスコアは、シングルコアスコアが1,497点、マルチコアスコアが3,921点となりました。
Exynos 7420を積んだSamsung Galaxy S6 edgeや、Snapdragon 820搭載機種に並ぶマルチコアスコアで、こちらも半ば予想通りの結果となりました。
Helio X25を積んだElephone S7の存在
さり気なく登場したため、あまり話題に上がってはいませんが、Helio X20の高速版「Helio X25」を搭載したモデル「Limited Edtion」も存在します。10コアプロセッサHelio X25に加えて、メモリ4GB、ストレージ64GBと、Elephone S7の中では最上位に位置しています。
販売開始価格は249.99ドル=約28,000円で、同じHelio X25を積んだXiaomi Redmi ProやVernee Apolloに並ぶ妥当な価格だと言えます。
バッテリーは3,000 mAh。気になる持ち具合は?
Elephone S7のバッテリーは3,000 mAhで、5.5インチスマホとしては一般的な容量です。
気になる電池の持ちですが、予想以上に消費が速くて残念な印象です。先日レビューしたSnapdragon 821搭載のXiaomi Mi5sは3,200 mAhと当機種とほぼ同等ですが、それに比べ電池の持ちは悪いです。
特に、YouTubeの動画を見ている際に消耗の速さを感じ、やや心もとなさを感じました。とはいえ、実用上困ることは無いので、”出来ればもうちょっと…”といった感じですね。
ホームボタンの使い方
ホーム・戻る・メニューの操作は、全てホームボタンが統括
Androidデバイスでお馴染みのホーム・戻る・メニューの操作は全て、Elephone S7の前面下部に備えられたホームボタンが担います。
- ホーム:物理的に1回押し込む
- 戻る:1回タップ
- メニュー:物理的に1回長押し
一般的なスマホに慣れている方にとって、Elephone S7独自のボタン操作には若干の戸惑いを感じるでしょう。しかし、慣れてしまえば違和感なく使えるので、筆者自身はそれほど重要視していません。
2回押しでショートカットを呼び出し
ホームボタンの2回押しでショートカット機能を割り当てることが出来て、これは設定から有効/無効を切り替え可能です。設定アプリ内の「Shortcut button settings」から、機能のオン/オフと、ショートカットにより立ち上げるアプリの選択が出来ます。標準では設定アプリが割り当てられていますが、プリインストールアプリまたはユーザーがインストールしたアプリを割り当てられます。
ナビゲーションバーの表示/非表示は選べる
Elephone S7独自のホームボタンの操作に馴染めない方向けに、ナビゲーションバーの表示機能が備えられています。これを有効にすると、Androidでよく見る3ボタンが画面下部に表示され、お馴染みの操作方法を再現できます。
設定からNavigation Barを見つけ、スイッチをオンにすると有効になります。
その他の便利機能
スクリーンショットの撮影方法
これは筆者がElephone S7実機を手にして真っ先に戸惑った点で、電源ボタンとボリュームボタンを押してもスクリーンショットが撮れないのです。はてさて、どうしたものかといろいろ調べたところ、何やらホームボタン1つでスクリーンショットが撮れるとの情報が…!
それでは具体的な方法を解説します。
設定のScreenon Gestureの中に「Three fingers screenshot」という項目があるはずなので、これをオンにします。
この機能を有効にした上で、ホームボタンを長くタップ(物理的な押し込みではありません)すると、表示している画面のスクリーンショットが撮れます。
指紋認証センサーは正確かつ高速
Elephone S7のホームボタンには指紋認証センサーが内蔵されており、スムーズなロック解除が出来るのでとても便利です。異なる指紋を最大5つまで登録できます。
気になる精度ですが、思っていたよりもしっかりしているので満足しています。ロック状態でボタン上に指を置くと0.5秒くらいで認識されて、1秒以内にはロック解除出来ます。認識ミスは殆ど無く、指にゴミが付いていてもおおよそ認識してくれます。
中華スマホなのに日本語対応!
筆者はXiaomi製スマホを2台所持していますが、そのどちらも日本語には非対応です。これは中華スマホにはよくある話で、多少の英語の知識があればEnglishを選んで万事解決なのですが、英語に疎い方にとっては絶望的な仕様です。
しかしこのElephone S7は、中華スマホなのにきっちりと日本語表示に対応しています。初期セットアップの段階で言語として日本語を選べて、その後も問題なく日本語表示が出来ましたので、日本人でも安心して使うことが出来ます。
ちなみに、キーボード入力にはGoogle日本語入力を使用しており、こちらも問題なく使えています。
Elephone S7の購入方法と販売価格
Elephone S7を購入するなら、多くの海外スマホを取り扱う通販サイト「GearBest」(ギアベスト)がオススメです。Helio X20の通常版に加え、X25搭載のLimited Edtionも取り扱っています。
それぞれの販売価格は以下のとおりです。ゴールド、ブルー、ブラック、グリーンのカラーバリエーションがありますが、現在グリーンは品切れのようです。
表記しているのはあくまでも記事執筆時(2016年12月24日)のもので、今後ラインナップが変更されたり、価格が変動する可能性が大いにありますのでご了承下さい。
【2017年3月2日】価格とリンクを最新のものに更新しました↓
- 3GB RAM + 32GB ROM ゴールド:179.99ドル = 20,556円
- 3GB RAM + 32GB ROM ブルー:179.99ドル= 20,556円
- 3GB RAM + 32GB ROM ブラック:179.99ドル = 20,556円
- 4GB RAM + 64GB ROM ゴールド:199.99ドル = 22,840円
- 4GB RAM + 64GB ROM ブルー:199.99ドル = 22,840円
- 4GB RAM + 64GB ROM ブラック:209.99ドル = 23,982円
Helio X25を搭載したLimited Editionも販売中です↓
おまけ:GearBestでお買い物する方法
「海外ガジェットは面白そうだけど、個人輸入には不安を感じる...」と、いまいち踏み出せない方へ。GearBestの使い方や決済方法について下の記事にまとめていますので、参考にして頂ければ幸いです↓
GearBestの解説記事↓
オンライン決済サービスPayPalの解説記事↓
Elephone S7使用者です
スクショの簡易方法探していて流れ着きました
とても丁寧に書かれていて助かりました(*’▽’*)
ありがとう♪
コメントありがとうございます。
いえいえ、お役に立てて嬉しいです!
はじめまして。
いつもお世話になっております。
今回こちらの購入を検討しておりまして、1点質問があります。
GoogleMapのナビ機能は通常通り使えるでしょうか。
というのは、当方Elephone P6000を使用しておりますが、ナビ機能を利用するとコンパスが常に北を向いてしまい少々不便な思いをしております。
適当なコンパスアプリで方位を正常に示せるか確認できると思いますのでどうか試していただけないでしょうか。
どうぞよろしくお願いします。
コメントありがとうございます。
コンパスについてはまだ検証していなかったため、先ほど実機を使ってテストしてみました。結果から申し上げると、Elephone S7にはコンパス機能が備わっておらず、仰る通りGoogleマップでも画面上部が常に北を向くという現象が起こりました。
地図やナビを多用される方にとっては、不便な点だと思います。
ご確認くださりありがとうございました。
大変助かります。
ジャイロやEコンパス搭載とスペック表に載っていても実際は期待通りには機能せずということが多く、なかなかこの点についてまでは情報が少ないもので実機を持ってらっしゃる方が頼りです。
重ねてお礼申しあげます。