レビュー

拡張セヨ!! 有線LANも付いた「dodocool 8in1 USB-Cハブ」をレビュー

  • 2017-10-07
  • 2017-10-24
9/10
  • たった1つのUSB-Cを8つの端子へ拡張出来る
  • イーサネット端子付き!有線LANで安定したネット接続が可能
  • 最大4K@30fps出力が可能(機器によりけり)なHDMIポート
  • USB-PD(Power Delivery)対応でノートPCを充電しながら使える
  • イーサネット端子が取り外しづらい

最近のスマホやノートパソコンにおいて採用例が多い「USB Type-C」は、データ転送だけでなく映像出力や電源供給も出来る万能な端子ですが、周辺機器が全てUSB-Cへ一本化されるのはまだまだ先の話なので、現状では拡張ハブの存在が欠かせませんね。

以前投稿した『モバイルノートにも拡張性を!dodocool 7in1 USB-Cハブをレビュー』の記事にて、USB-Cポート一つを7つの端子へ拡張するハブをご紹介しましたが、今回の「dodocool 8 in 1 USB-Cハブ DC46」はさらに優秀。

USBやSDカードスロットやHDMIなどは前の製品にも備わっていましたが、本製品はそれらに加えてギガビットイーサネット端子までもを装備しており、有線接続での安定したインターネットを可能とします。12インチMacBookやMacBook ProをはじめとするUSB-Cオンリーな薄型ノートパソコンに、デスクトップPC並の拡張性を与えられるので、場所を問わずガッツリ作業したい方にはぜひともお薦めしたい一品です。

dodocool 多機能8in1 USB-Cハブ DC46

※今回レビュー用として「dodocool 8 in 1 USB-Cハブ DC46」をdodocool様より提供頂いたため、タイアップ記事となっています。ステルスマーケティングではありませんし、中立で率直なレビューを致します。

パッケージとUSBハブ本体のつくりをチェック

シンプルなパッケージ

パッケージは、ボール紙で作られた箱と写真がプリントされた包み紙のみの簡素なもので、解体しやすいのが特徴。型番は「DC46」です。

いざ開封!いつものdodocoolさんらしく、とても丁寧な梱包でした。

黒色・マットな質感で統一されたハブ本体

USBハブ本体とそこから伸びるケーブルは全て黒色に統一されており、指紋や傷が付きにくく目立ちにくいマットな質感です。天面にはdodocoolのロゴが控えめにプリントされている程度で、デザインは至ってシンプル。

パソコンへ接続するケーブルは10cmほどなので取り回しが良いですが、太さは4mmほどあり曲がりにくいので、基本的には真っすぐ伸ばした状態での使用になるかと思います。例えば、90度向きを変えて設置するとなれば、ケーブルを折り曲げて癖を付ける必要がありますね。

端子はMacBook等でお馴染みのUSB Type-Cで、表裏関係なく両面リバーシブルに挿せる形状となっています。

ポートの配置

ポートは全部で8つあり、4つ全ての側面に分散されています。

ロゴの向きから察するに、ここが表になるのでしょうか?フルサイズ(Type-A)のUSB 3.0が3つ横並びで設置されており、その右側には最大4K@30fpsのHDMIポートが1つあります。

天面から見て左側面には、この製品最大の特徴とも言えるRJ45ギガビットイーサネット端子があるので、ここへLANケーブルを挿し込めば安定した有線インターネット接続が可能です。

Wi-Fiルーターの調子が悪かったり、ルーターとパソコンの相性がイマイチな場合には、大変重宝しますね。

LANポートの反対側にあるのは、フルサイズのSDXCカードスロットとMicro SDXCカードスロット。向きを示すプリントが無いのは少々残念ではあります。

ケーブル根本付近には、USB-PDに対応したUSB Type-Cポートがあるので、パソコンへ充電および給電も可能です。消費電力やUSB-PDの有無の関係から、パソコンとの相性問題はありそうですが、筆者の所持するMi Notebook Air 12では正常に充電できました。

以前レビューした「DC49」よりも一回り大きい

今回レビューしているDC46の本体寸法は横107.2 x 縦59.2 x 厚み18.5mmで、本体重量は78g。面積は並のスマホよりも小さく、重量は半分程度なので、持ち運びに苦を感じることはありません。

以前に当ブログでは、同社のUSB-Cハブ「DC49」をレビューしていますが、そちらは更にコンパクトにまとまっています↓

ただ、DC49にはLANポートが付いていないので、選び方のポイントは有線LANを必要とするか(以前レビューしたDC49) or 持ち運びやすさを重視するか(今回のDC46)になりますね。

実際に使ってみた!速度や安定性には満足だが、思わぬ難点も

ハブの設置例

試しに、筆者の机上に置いてある周辺機器をあれやこれや繋いでみましたが、もはやデスクトップ並みの拡張性を得られます。

ハードディスクやUSBメモリ、それにSDカードを繋いだ状態でも、iPhoneを充電および同期出来ますし、外部モニターへの出力(後述)も問題ありません。おまけに、ノートパソコン本体への電力供給もこなします。

LANケーブルも繋いで、全端子を埋めるとこんな感じ↓ 流石に「スマート」とは言い難いので、LANポートはSDカードスロット付近に配置しても良かったのでは?と思います。

速度の落ち込みはほぼ無い。外部HDDからのデータ転送も高速

転送速度に関しては申し分なく、高速なUSB 3.0ポートによって外部ストレージの速度を最大限発揮できます。

パソコンのUSB 3.0ポートへポータブルハードディスクを直接繋いだ場合と、このUSB-Cハブを介して繋いだ場合の速度を比べてみましたが、落ち込みがほぼ無いことが分かります。

ハードディスクに入っている345枚=5.39GBの写真をパソコンのSSDへコピーしてみたところ、およそ50秒で完了したので、毎秒100MB・毎分6GBペースで転送出来る計算になりますね。

4Kモニターへの出力も確認

パソコンのUSB-C→ハブのHDMI→ディスプレイという経路で、4K解像度(3,840 x 2,160ピクセル)の外部モニターへの映像出力も出来ました。リフレッシュレートは60Hzではなく30Hz(1秒間に30コマ)なので、若干のかくつきは見られますが、Webブラウジングや動画の視聴等であれば問題ありません。

難点は、取り外しづらいイーサネット端子

使いやすさや転送性能には概ね満足していますが、有線LAN(イーサネット)ポートには難があるようです。ケーブルとの相性も考えられますが、接続したLANケーブルをなかなか取り外せず、「これ、ハブ分解しないと外れないんじゃ…」と心配になるほどでした。

まとめ:ハブとしてはやや高価だが、最高の拡張性を手に入れられる

今回レビューしてきた「dodocool 8 in 1 USB-Cハブ DC46」はアマゾンにて販売中で、記事を執筆している2017年10月7日現在の価格は5,798円(送料込み)です。

USBハブとしてはやや高価な部類に入りますが、オールインワンなこのハブを使えば最高の拡張性を入れられるので、お値段相応の価値はあると思いました。気になる方は、下のリンクから製品ページをご覧下さい↓

dodocool 多機能8in1 USB-Cハブ DC46

また、dodocoolのスタッフさんより、10月31日まで使えるクーポンコードをご提供頂きました。注文確定時に現れるクーポンの欄に「HJFF7698」と入力し適用すると、25%オフ=4,348円へ割り引かれますので、購入される際はこちらもお忘れなく!

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