モバイルノートにも拡張性を!dodocool 7in1 USB-Cハブをレビュー
- 2017-06-19
- 2018-11-22
最近のノートパソコンのトレンドは「薄く軽く」のモバイル特化型ですが、機動性と引き換えに拡張は失われがち。その代表例としてAppleの12インチMacBookが挙げられ、USB Type-Cポート1つしか備えていないため、周辺機器を繋ぐとなればUSB-Cハブの存在はもはや必須ですね。
先日、筆者もUSB-C対応のノートパソコン「Xiaomi Mi Notebook Air 12」を買いまして、それにあわせてUSB-C対応のアクセサリーを物色していました。(USB-C対応のモバイルバッテリーは使えずにがっかりしましたけど…涙)
そんな中、dodocoolという企業様より製品レビューのご依頼を頂きまして、「USB-Cのハブはどうですか…?」とお願いしたところ快諾くださったので、早速実物を用いたレビューをお届けしていきます。
今回の品は「dodocool 7in1 USB-Cハブ」で、その名の通り1つのUSB-Cから7つのポートへ拡張するというもの。日常的に使うであろう端子は一通り網羅しているので、拡張性が損なわれがちなモバイルノート使いにとっては心強いアイテムです。
※今回レビュー用として「dodocool 7in1 USB-Cハブ」をdodocool様より提供頂いたため、タイアップ記事となっています。ステルスマーケティングではありませんし、中立で率直なレビューを致します。
dodocool 7in1 USB-Cハブ
開封&外観と作りをチェック
パッケージはdodocoolさんらしいシンプルな作りで、表には製品の写真と型番「DC30S」が書かれています。
同梱物はUSB-Cハブ本体と簡単な説明書のみ。
日本語でも仕様が書かれているのは嬉しいですね。
そしてこちらがハブ本体。装飾らしきものといえば天板のdodocoolロゴくらいで、非常にスッキリとしたデザインに仕上がっています。
筐体はアルミ合金で作られているのかな?サラサラとした手触りで、Macのアルミボディと似た質感。ハブから伸びたケーブルは直径5.5mm(実寸)あるため太めで曲がりにくいですが、長さは130mmと短めなので取り回しは楽です。
さて、気になる拡張ポートを見ていきます。片方の側面には、USB 3.1 Type-Cポート、HDMI出力ポート、USB 3.0 Type-Aポートがそれぞれ1つずつ備わっています。各ポートの間隔は15mmほど開いているので、ケーブル同士の干渉は起こりづらいかと思います。
そして反対の面には、USB 3.0 Type-Aポートが2基横並びで設置され、その左隣にはSDXCカードとMicroSDカード(TFカード)のスロットが設けられています。
SDカードスロットの近くの小さな丸穴にはLEDランプが埋め込まれていて、パソコンから電力供給を受けると緑色に光ります。
身の回りの物と大きさを比べてみます。
筆者の自宅用マウスLogicool MX Anywhere 2と同じくらいの面積で、横幅はiPhone 7よりも小さく、机上や鞄の中を圧迫しないコンパクトなサイズ感となっています。持ち運びには最適ですね。
USB-C対応のノートパソコンなら一通り対応
細かい説明より実例というわけで、ここからは筆者の所持するめちゃくちゃマイナーなノートパソコン「Xiaomi Mi Notebook Air」で使ってみた様子をお届けしますが、他の機種でも問題なく使えるはずです。
amazon.co.jpの販売ページより、公式サポートされているデバイス情報を引用します。
- Apple MacBook (2015年以降)
- Apple Macbook Pro 13インチ / 15インチ (2016年以降)
- Google Chromebook Pixel
- Dell XPS 13インチ 9350 / 15インチ 9550
- Lenovo Yoga 900
- Huawei MateBook
- HP Elite Book Folio G1
- Microsoft Lumia 950 / Lumia 950XL
電力供給しながら最高の拡張性を手に入れられる
周辺機器をあれやこれや繋いでみて、その挙動を確認しました。
下の写真では、外付けハードディスクとSDカードを繋いでデータを読み込み、iPhoneを充電し、そしてノートパソコンへの電力供給を同時に行っています。デスクトップPC並!とは大げさかもしれませんが、並のノートを上回る十分な拡張性を確保出来ました。
また、ここまでの拡張性は通常のUSBハブでは決して得られませんね。オールインワンなUSB-Cだからこそ成し得る技なのです。
パソコン直挿しと変わらぬ転送速度
USB接続のハードディスクをパソコンへ直接繋いだときと、ハブを介したときの速度を比べてみました。計測に用いたのは「CrystalDiskMark」というWindows向けのアプリケーションで、結果は以下のとおり。
読み込み(Read)と書き込み(Write)ともに、パソコンへ直挿しした状態とほぼ変わらない速度を記録したので、パフォーマンスの低下などは無さそうです。USB 3.0接続のハードディスクであれば速度を限界まで引き出せますし、SSDを繋いでも特有の速さを維持したままデータを転送できます。
HDMI経由で4K出力も確認
これはノートパソコンのスペックによって対応状況が変わりますが、Xiaomi Mi Notebook Air 12ではUSB-C → ハブ → HDMIの順で接続し、4K解像度(3,840 x 2,160)の外部モニターへ30Hzで出力できました。
その様子を収めたのが下の写真。31.5インチ&4Kの大きなモニターへ出力することで、言葉通り「ノートパソコンのデスクトップ化」を果たしています。
現状では弱点を見つけられないハブ。4千円台で販売中
ざっくりではありますが、ここまでdodocool 7in1 USB-Cハブの概要と実例をご紹介してきました。当ブログでは「良いところも悪いところもレビューする」のポリシーの基レビュー記事を書いていますが、このハブに限っては弱点を見つけられないというのが正直な感想です。
筐体は細部に至るまで手抜が無く素晴らしい出来栄えで、充電しながら使える上に転送速度も申し分なく、4Kでの映像出力にも対応、現状では10点/10点と評価します。ただし、今回の検証はあくまでも数ある中の一事例です。USB関連の機器はノートパソコンとの相性も重要で、全てのPCで完璧に動作する保証はありません。
最後に価格についてですが、記事を書いている2017年6月19日現在、amazon.co.jpにて4,599円で販売中です。
また、dodocoolのスタッフさんより、明日6月20日から7月15日まで使える割引クーポンコードを送って頂きました。アマゾンでの注文確定時、クーポンの欄に「QEJIOP9Q」を入力することで、定価の25%オフ = 3,449円で購入できます。こちらもぜひご活用下さい。

dodocool 7in1 USB-Cハブ