レビュー:USB-PD対応のdodocool 6ポート充電器ならパソコンも可
- 2017-09-30
- 2017-10-25
一昨日ご紹介したdodocoolさんの2ポートUSB充電器に引き続いて、今回は据え置きに適した6ポート充電器「DA124」をレビューしたいと思います。
以前にも、同社の6ポート充電器をご紹介しましたが、本製品はQuickCharge 3.0の代わりに「USB-PD(Power Delivery)」という規格をサポートすることで、MacBookやGPD Pocket等のノートパソコンも充電できるのが特徴です。
PD対応Type-Cポート1つと5つのUSBポートから成り、合計6台のデバイスを同時に充電可能。リビング等に設置して家族みんなで共用!といった使い方にも最適なので、ハイパワーな充電器をお探しの方は要チェックです。
今回レビュー用として「60W 6ポートUSB-PD対応充電器 DA124」をdodocool様より提供頂いたため、タイアップ記事となっています。ステルスマーケティングではありませんし、中立で率直なレビューを致します。
dodocool 60W 6ポートUSB-PD対応充電器 DA124
目次
同梱品&本体外観のチェック
パッケージの様子
ダンボール製のパッケージの中身は、充電器本体、説明書、電源ケーブルの3点セット。いずれも丁寧に梱包されています。
パッケージの裏面はこんな感じ。
取り外し可能な充電ケーブル
充電器本体とコンセントを結ぶ電源ケーブルは、メガネ型の取り外し可能なタイプなので、取り回しし易いです。
端から端まで1.5mと十分な長さがあるので、やや離れた場所からも電源を供給出来ますし、逆に余ってしまった場合にはケーブル途中にあるマジックバンドを使えば綺麗にまとめられます。
6ポート備える割にはコンパクトな本体
充電器本体は手のひらに収まるほどの大きさで、6基もUSBポートを備える割にはコンパクトにまとまっている印象です。
天面にはdodocoolのロゴがプリントされており、その周りは清潔感のある白色で統一されています。このシンプルなデザインには好印象を受けますが、表面はツルテカなプラスチックなので、使い込んでいるうちに傷や汚れが目立ってしまいそうです。
比較対象が無いとイマイチ分かりづらいという訳で、iPhone 8を横に置いてみましたが、据え置きとしてはちょうどよいサイズ感ですね。これなら、デスクスペースを圧迫せずに済みますし、持ち運びも現実的と言えます。
ポート部分
充電ポートは側面に集約されています。
電力供給の規格「USB-PD(Power Delivery)」に対応し、最大15V/2A = 30Wの出力能力を持つType-Cポートが1つと、1基につき最大2.4AのUSB Type-Aポートが5つ(5基合計の最大出力は30W)備わっており、合計6台のデバイスへ最大60Wで同時充電が出来ます。
- USB-PD対応 Type-C:最大5V/3A(15W) or 最大9V/3A(27W) or 最大15V/2A(30W)
- USB Type-A:最大5V/6A、5基合計で最大30W
側面
側面には仕様や認証マークなどが書かれていますが、日本の電気用品安全法に基づいた「PSEマーク」がありません。
PSEが無い=危険という訳ではなく、技適とは違い使用者が罰せられる事もありませんが、日本国内でこれを販売するのは法的にマズかった気が…。
本製品DA124とDA102の違い
本製品の型番は「DA124」になりますが、この兄弟的な存在として「DA102」も販売されており、以前レビューもしているので、両者の違いをチェックしてみます。
まず、本体外観に関してですが、下画像のとおり瓜二つ。大きさも重さもほとんど変わらないので、違いは“中身”ということになります。
両社の違いは、ずばりUSBポートの構成と出力。
本製品DA124は、最大30W出力でUSB-PD対応のType-Cを備えているのに対し、DA102は最大18W出力のQuickCharge 3.0のType-Aとなっており、これが最大の違い。
残りのUSBポートに関しても若干仕様が異なり、DA102は5基合わせて最大5V/8A = 40Wで出力できるのに対し、本製品DA124は最大5V/6A = 30Wとなります。
この数字だけで比較するとDA102の方が優秀に思えますが、トータルの出力ではDA124の方が僅かに(2W)勝り、総合的なパワーは大差ありません。本製品DA124は、USB-PDに注力して幅広いデバイスを想定しているのに対し、DA102はスマホの同時充電に特化した作りとなっています。
スマホだけでなく一部のパソコンも充電可能
USB-PD対応機種ならスマホも高速充電
Snapdragon 835搭載の中華スマホ「Xiaomi Mi6」は、Qualcommの急速充電規格「QuickCharge 3.0」に対応しますが、当充電器はQCに非対応なためその恩恵を受けられません。しかし、Gizmochinaさんの記事によれば、「Xiaomi Mi6はQCに加えてUSB-PDもサポートする」との事なので、実際に試してみました。
It is still strongly recommended for now and not yet a must. But it appears some manufacturers have started adopting the standard. The Xiaomi Mi 6 which supports Quick Charge 3.0 has been found to also support USB-PD.
Xiaomi Mi 6 Supports USB Power Delivery Fast Charging – Gizmochina
「Amepre」で調べたところ、上限の5V/3Aに近い数値を確認できましたので、成功といっても良さそうです。
Xiaomiの公式ページには、「QC 3.0対応」との記述しか見当たらないので、PDはメーカー側が密かに用意した「隠し仕様」でしょうか。
GPD Pocketにも対応
先日レビューした小型ノートパソコン「GPD Pocket」はUSB-PDに対応しており、実機を用いて試したところ、正常に充電できました。
この充電器を机上へ設置すれば、充電の度に専用充電器をコンセントへ挿し込む手間が省けるので、Pocketをお持ちの方はあわせて購入してみては如何でしょう。
この他にも、12インチMacBookやProにも対応していますが、Proに関しては純正充電器の半分以下のパワーで充電される事になりますから、速度に関しては目をつむりましょう。
5つのUSBポートは並の充電器と変わらぬ出力
残り5つのUSB Type-Aポートは、並の充電器と変わらぬパワー。ただ、5基の上限が30Wのため、5台のデバイスを同時に充電すると1台あたり6Wしか供給されない計算になります。
スマホの同時充電に重きを置くならば、先ほどご紹介した「DA102」が良いでしょう。
充電速度の測定結果
最後に、各デバイスの充電速度を記録したグラフを載せておきます。Xiaomi Mi6とHuawei novaは「Battery Mix」、iPhone 8は「NKBattery」、GPD Pocketは「GetSystemPowerStatus」というツールを用いて計測しました。
アマゾンにて3,598円で販売中
今回ご紹介した「dodocool 60W 6ポートUSB-PD対応充電器 DA124」はアマゾンにて販売中で、記事執筆現在(2017年9月30日)の価格は3,598円です。
兄弟機のDA102は3,000円以下なので、それに比べて数百円割高なのは悩ましいところですが、「UBS-PD対応ラップトップとスマホ・タブレットを同時に充電したい!」と願う方にとっては魅力的なアイテムだと思います。
また、今回のレビューと同時に、dodocool様より2017年10月31日まで使える割引クーポンも発行して頂きました。注文を確定する際に現れるクーポンの欄に「E6UQEOBH」と入力・適用することで、1,000円ほど割り引かれた2,878円で購入できますので、こちらもぜひご活用下さい!
詳細と最新の販売状況については、下のリンクより製品ページをご覧下さい↓ dodocool 60W 6ポートUSB-PD対応充電器 DA124