【業界最安の戦い】nuroモバイル対DMM mobile、選ぶべきはどっち!?
- 2016-10-11
- 2017-10-07
今月10月からソニーネットワークより提供が開始された「nuroモバイル」。2GB〜10GBの範囲内で1GB刻みの容量選びが可能、「newer simple.それぞれの人に合ったシンプルなモバイルサービスを。」をコンセプトとし、シンプルかつ自由度の高いプラン契約が出来る格安SIMです。
また、一部のプランでは「業界最安水準」を謳う
プラン形態と料金の比較
nuroモバイルのSIMプランと月額料金
データ通信SIMの月々使う高速通信容量を選んだ後、もし必要であればオプションとしてSMSや音声通話の機能を追加します。より構造的にプランを組み立てることが出来るので、内訳が分かりやすいのが特徴です。
データ通信のみ希望の場合はオプション無しのSIM契約、そこにSMSオプションを加えると月額162円(税抜き150円)、SMSと通話を加えると月額756円(税抜き700円)が加算されます。SIM単体、SIM + SMS付き、SIM + SMS・音声通話付き、それぞれの料金を表にしました。
月額料金は全て税込み表記となります。
SIM単体 |
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SIM + SMS |
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SIM + SMS・音声通話 |
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DMM mobileのSIMプランと月額料金
DMM mobileのSIMはデータ通信専用の「データSIMプラン」、データ通信に加え音声通話も出来る「通話SIMプラン」の2種類があります。月々162円(税抜き150円)の有料オプションを追加すればSMSを利用可能、データSIM、データSIM SMS付き、通話SIMそれぞれの料金を表にしました。
月額料金は全て税込み表記となります。
データSIM |
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データSIM SMS付き |
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通話SIM |
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全体的に見るとDMM moblieの方が安いが、一部プランではnuroモバイルが勝る。
nuroモバイルとDMM mobile、それぞれのデータ通信プランと音声通話プランの月額料金を比較してみました。
全体的にDMMモバイルの方が安く収まっているものの、一部プランでは逆転しています。データ通信で比較すると2GBと7GBのプラン、音声通話で比較すると7GBと8GBのプランにおいてはnuroモバイルの方がより安く提供されています。微々たる差ではあるものの、月々の料金を少しでも抑えられれば良いに超したことはありません。


追加オプションの比較
nuroモバイルのオプションサービス
- キャッチホン:月額216円
- 留守番電話:月額324円
- 転送電話:無料
- 迷惑電話ストップサービス:無料
DMM mobileのオプションサービス
- 転送電話:無料
- 迷惑電話ストップサービス:無料
- 遠隔操作:無料
- 安心パック(端末交換オプション+セキュリティオプション):月額540円
- 端末交換オプション:月額378円
- セキュリティオプション:月額270円
- DMM Wi-Fi by エコネクト:月額391円
- スマート留守電:月額313円
- タブホ(雑誌読み放題サービス):月額540円
オプションサービスはDMM mobileの方が圧倒的に充実
DMM mobileが提供するオプションサービスはかなり豊富です。端末の保険として安心パックや交換オプションに加入できますし、Wi-Fiスポットオプションやタブホ等の便利なサービスを一緒に契約出来ます。
対するnuroモバイルは必要最小限に収まっており、保証サービスはありませんしエンターテイメント性も皆無です。逆にオプションサービスを増やせば”シンプルなモバイルサービスを”のコンセプトと相反する事となりますので、おそらく今後もミニマム路線を守り続けるでしょう。
3日間あたりの速度制限の違い
nuroモバイルの場合
実はnuroモバイル最大の心配点なのですが、3日間あたりの通信制限は存在するものの、制限されるまでの明確な通信容量が記載されていません。容量超過によって速度を制限されると、上り下り共に最大通信速度が200Kbpsで頭打ちとなるため、この辺はキッチリと明記して欲しいものです。
当日を含む3日間の合計データ通信量が、規定値を超えた場合当該SIMカードを使った通信の速度を制限する場合があります。通信速度制限は、翌深夜~朝方に解除いたします。
DMM mobileの場合
DMM mobileの場合、3日間あたりの通信に関する制限はかなり緩いです。というのも、高速通信時では3日間制限そのものが適用されず、制限の対象となるのは低速通信時に直近3日間(当日含まない)の通信量が366MBを超えた場合のみです。
つまり月々の容量内で上手くやりくりすれば、一切制限に掛かることなく高速通信での快適な利用が可能なのです。
端末ラインナップの充実度
nuroモバイルの端末ラインナップ
nuroモバイルが2016年10月現在取り扱っている端末は3機種、選択肢は限られてしまいますがどれも実用的な機種です。まだサービス開始してから間もないため、端末のラインナップは今後増えていくと思われます。
また理由は定かではありませんが、nuroモバイルは端末の一括払いに応じていません。SIMと端末をセットで購入する場合、端末は合計24回の分割払いとなります。
表記する価格は全て税込みです。
- ASUS ZenFone 3:月額2,070円x24回
- 富士通 ARROWS M03:月額1,530円x24回
- ZTE Blade E01:月額629円x24回
DMM mobileの端末ラインナップ
DMM mobileの端末のラインナップはそこそこ充実していてその数14機種、タブレットとモバイルルーターも選べます。国内で人気の高いSIMフリー端末を中心に取り扱っており、価格帯も幅広いです。
表記する価格は全て税込みです。
- ASUS ZenFone 3:月額2,115円x24回 / 一括42,984円
- 富士通 ARROWS M03:月額1,797円x24回 / 一括36,504円
- Motorola Moto G4 Plus:月額1,903円x24回 / 一括38,664円
- Huawei P9:月額3,178円x24回 / 一括64,584円
- Huawei P9 lite:月額1,594円x24回 / 一括32,378円
- Huawei Y6:月額521円x24回 / 一括10,584円
- ASUS ZenFone Go:月額1,053円x24回 / 一括21,384円
- Huawei GR5:月額1,850円x24回 / 一括37,584円
- 富士通 ARROWS M02:月額1,584円x24回 / 一括32,184円
- SHARP AQUOS SH-M02:月額1,584円x24回 / 一括32,184円
- ASUS ZenFone 2 Laser:月額1,212円x24回 / 一括24,624円
- ASUS ZenPad 7.0:月額1,159円x24回 / 一括23,544円
- Aterm MR05LN:月額1,223円x24回 / 一括24,840円
最低利用期間と契約解除料
データSIMはどちらも契約解除料無し
これは殆どの格安SIMに当てはまりますが、nuroモバイルとDMM mobile共にデータ通信SIMを解約する際に契約解除料は発生しません。新しいnuroモバイルを一先ず様子見がてら使ってみたい方は、いつでも気軽に解約出来るデータSIMがおすすめです。
ただ、DMM mobileのデータSIMの場合、利用開始から1ヶ月間は解約することが出来ません。
音声通話SIMの場合、契約解除料のシステムが異なる
音声通話SIMに関しては、nuroモバイルもDMM mobileも最低利用期間は利用開始から12ヶ月後まで(契約月含め13ヶ月)と決まっています。しかし、契約解除料の算出システムが異なりますので解説したいと思います。
まずDMM mobileですが、契約月含め13ヶ月以内に解約した場合は一律9,000円(税込み9,720円)の契約解除料が請求され、これは現在最も一般的なシステムと言えます。14ヶ月以降は解除料無しでいつでも解約出来ます。
対し、nuroモバイルの契約解除料の算出方法はひと味違います。契約当月に解除した場合は12,000円、以降は1ヶ月毎に1,000円ずつ減額されてゆき、最終的に利用開始から13ヶ月経過した時に解除料が無料になります。4ヶ月目を境にDMM mobileの解除料との差が徐々に開いてゆき、9ヶ月目には半額以下になります。
もちろん、音声通話プランは最低1年間使う事を念頭においた上で契約したいところですが、やむを得ない理由で解約する場合にnuroモバイルの方がDMM mobileよりも安い解除料で済む可能性があります。
業界最安水準のnuroモバイルとDMM mobile、どちらを選ぶべきか
少しでもスマホの維持費を節約したいならnuroモバイル。但しプランは限られる
毎月掛かるスマホの維持費を少しでも安く抑えたいのなら、nuroモバイルを選んでも良いと思います。但し選択肢はDMM mobileよりも安い4つのプランに限られ、データ通信SIMであれば2GBもしくは7GB、音声通話SIMであれば7GBもしくは8GBです。
nuro mobileの公式ページへそれ以外の容量で契約したのならば、素直にDMM mobileを選んだほうが賢明と言えるでしょう。
セット購入の端末に保険を掛けたいのなら、DMM mobile
SIMとセットで端末を購入する際、万が一の事態を考え端末に保険を掛けたいのであればDMM mobile一択となります。
月額378円で端末交換オプションに加入出来て、もし落下や水没によって端末を破損してしまってもリファービッシュ品と交換出来ます。但し、端末交換オプションに加入する際は必ず契約と同時に申し込む必要があり、利用開始後の申請は出来ませんのでご注意下さい。
大容量プランを選ぶなら、速度規制の緩いDMM mobileがオススメ
大容量プランを選ぶなら、高速通信での3日間速度規制が設けられていないDMM mobileがオススメです。
せっかく10GBや15GBくらいの大容量プランで契約しても、直近3日間で数百MB程度通信しただけで速度を落とされてしまってはそもそも大容量の意味がありません。毎日毎日一定の容量ずつ使い続けるなんて事はまず考えられませんので、突発的な通信量増加でも快適に使えるDMM mobileは魅力的です。
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