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CHUWIよりN4100搭載で13.3型IPS液晶搭載の「LapBook SE」がリリース

  • 2018-08-05
  • 2018-08-05

中華タブレット・PCでお馴染みのメーカーCHUWIより、新しいノートパソコン「LapBook SE」がリリースされました。CPUとしてはIntel Gemini Lake世代の「Celeron N4100」を搭載し、これまで一般的だったAtom x5-Z8350やCeleron N3450よりも処理性能を底上げしているほか、32GBのeMMC + 128GB SSDのデュアルドライブ構成も見どころです。

液晶ディスプレイは対角13.3インチというノートPCとしては最もポピュラーなサイズで、視野角に優れるIPSパネルを採用しています。それを覆うのはスタイリッシュなメタルボディで、筐体への力の入れようもなかなかのもの。

Gemini Lakeノートは今後も続々とリリースされそうですが、この機種は決定打と呼べる一台かもしれません。

LapBook SEの仕様表

OSWindows 10 Home (日本語対応)
プロセッサーIntel Celeron N4100 4コア/4スレッド 1.1GHz〜2.4GHz
ストレージ32GB eMMC + 128GB M.2 SSD(換装の可否は不明)
メモリ4GB DDR4L オンボードタイプ
ディスプレイ13.3インチ 1,920 x 1,080ピクセル IPS液晶 タッチ操作には非対応
グラフィックチップIntel UHD Graphics 600
光学ドライブ無し
バッテリー駆動時間5,000 mAh 33.7Wh 公称8時間駆動
ワイヤレスWi-Fi 802.11b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
接続端子USB 3.0 x2、Micro HDMI x1、3.5mmオーディオジャック x1、Micro-SDカードスロット x1、電源 x1
サイズ横317 x 縦215 x 厚み15.9mm
本体重量1.438kg

Core m3並の性能を有する「Celeron N4100」

2018年登場したGemini Leke世代はApollo Lakeの後継で、TDP(消費電力)を据え置いたまま僅かなクロックアップを果たし、L2キャッシュは2MBから4MBへ。これまでAtom Z3735F → Atom x5-Z8350 → Celeron N3450の流れで着々と処理性能を上げてきた中華パソコンですが、今回のLapBook SEはGemini LakeのCeleron N4100を搭載したことでさらなる性能向上を果たしています。

CPUは4コア/4スレッド構成でクロックは1.1GHz ~ 2.4GHz、GPUはIntel UHD Graphics 600。

同じくN4100搭載の「Jumper EzBook X4」をレビューしたとき実施したGeekbench 4ベンチマークテストでは、マルチコア5133点・シングルコア1828点という結果を残し、これはワンランク上の「Core m3」に匹敵する高水準。

マルチコアスコアに至ってはCeleron N3450の約1.2倍・Atom x5-Z8350の約2.5倍で、Core m3-6Y30をも上回りました。300ドルアンダーのパソコンにしてはなかなか健闘していますよ。

  • マルチコアスコア
  • シングルコアスコア
  • Teclast F6 ProCore m3-7Y30
    5336 2658
  • Jumper EzBook X4Celeron N4100
    5133 1828
  • Xiaomi Mi Notebook Air 12Core m3-6Y30
    4527 2159
  • Jumper EzBook 3 ProCeleron N3450
    4268 1391
  • GPD PocketAtom x7-Z8750
    3462 1165
  • Jumper EzBook AirAtom x5-Z8350
    2077 736

EzBook X4実機レビュー:Celeron N4100搭載で順当進化した14型ノート

それでもなお超省電力CPUには変わりなく、Core iシリーズとは大きな隔たりがあるものの、Webブラウザーベースの軽作業や簡単な写真編集程度であれば無理なくこなせるパワーは持ち合わせています。筆者みたいなブロガーなら、正直このくらいのスペックでも不自由なく仕事できてしまうのです。

32GB eMMCと128GB M.2 SSDのデュアルドライブ構成

面白いことに、32GB eMMCと128GB M.2 SSDによるデュアルドライブ構成。eMMCは基盤直付けのため取り外しできませんが、一方のSSDはM.2スロットに差し込まれているようで、裏蓋を開けて大容量なM.2 SSDへ換装…なんてDIYもいけるはず。(あくまでも推測)

eMMC側にはOSを入れてSSD側にはデータを保管といった使い分けを想定していると思われますが、流石に32GBだとWindowsのアップデートが難しいので、SSD側はユーザーに換装してもらう前提で64GB + 64GBのほうがよろしかったのでは?とツッコみたくなるのは筆者だけでしょうか。

ちなみに、本体左側面にはMicro SDスロットが付いているので、SSD換装せずともMicro SDさえあれば簡単に容量を増やせます。(転送速度は妥協せねばなりませんが)

13.3インチのIPS液晶ディスプレイを搭載

ライバル機としては性能と価格共に殆ど同じ「Jumper EzBook X4」が挙げられますが、そちらはTN方式の液晶ディスプレイで、視野角の狭さが難点。一方このLapBook SEはというと、視野角や発色に優れるIPS方式を採用。

現物を見比べてみると痛感しますが、IPSとTNが同じ値段で手に入るならば、間違いなくIPSを選ぶべきでしょう。左右斜めから見た場合はまだしも、TN液晶は上下の視野角が著しく低いため、上から覗き込むような体勢では白っぽく変色してしまいます。

大きさは対角13.3インチで、解像度はお馴染みの1,920 x 1,080ピクセル = フルHDです。

スタイリッシュなメタルボディ

公開されている写真をみる限り筐体のクオリティはかなり高く、本当に現物がこの通りであれば、真面目に「MacBookクローン」なんて呼んでも差し支えないレベル。ヒンジとキーボード部分以外は全て金属製で、高級感あるグレーの塗装が施されています。

MacBook Air 13インチよりも1.1mm薄い本体厚15.9mmで、長短辺共に同機よりも1cmほど小柄なので、とても低価格機とは思えないほどスタイリッシュなフォルムへ仕上がっています。

ただし本体重量は1.438kgと13型ノートにしてはヘビーで、近頃のウルトラブックに慣れている方は持ち運びが億劫になるかもしれませんね。

また、それらしい記述が無いので定かではありませんが、キーボードにはバックライトが備わっているもよう。(参考画像↓)

拡張端子はUSB 3.0 x2、Micro HDMI x1、3.5mmオーディオジャック x1、Micro-SDカードスロット x1、電源 x1。

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