17年冬版 “使える”けど安い!コスパ抜群な中華ノートパソコン5機種
- 2017-12-16
- 2018-03-06
中華系のデジモノ通販サイトを覗いてみると、国内ではあり得ないお値打ちパソコンがゴロゴロしています。似たような名称やスペックで競合しまくっている上、わずかに仕様の異なる派生系があれやこれや出ているので、一体どれを選べば良いのやら…と迷ってしまいますよね。
この記事では、2017年12月の時点で購入できる、“使える”けど安いコストパフォーマンス抜群の中華製ノートパソコンまとめてみました。
筆者が本気でお薦めしたい5機種をピックアップしたので、安い順にご紹介したいと思います。
とにかく安さとコスパ重視なら「Jumper EzBook 3 Pro」
Atomよりもワンランク上の性能を持つ「Celeron N3450」というCPUを搭載し、余裕ある6GBの実行用メモリを内蔵しつつ、価格を200ドル台=3万円弱に抑えたコスパ抜群なマシンです。単に「安い中華パソコンが欲しい」という方には、まずこちらをお薦めします。
向いている用途としては、WebブラウジングやYouTubeでの動画閲覧、ブログの更新、Officeでの書類作成など。逆に不向きな用途といえば、Adobeソフトを駆使したクリエイティブな作業や3Dゲームなど。スペックを要求する作業には弱いので、あくまでも「スマホの延長」みたいな使い方が望ましいでしょう。
一昔前の中華パソコンといえば、プラスティッキーなイメージが強かったのですが、このJumper EzBook 3 Proはヒンジ(上蓋とキーボード面のつなぎ目)とキーボードとトラックパッドを除いてアルミ合金で覆われています。メタル“風”プラではなく正真正銘のメタルボディなので、それなりの剛性があり、片手で持ち上げてもたわみません。3万円とは思えないほどの質感で、流石に「MacBook Air並」は言い過ぎかもしれませんが、それに準じる完成度だと思いました。
当ブログでもレビューしているので、詳細は「Jumper EzBook 3 Pro レビュー:金属筐体でたわまない中華ノートPC」をチェックして下さい。
Jumper EzBook 3 Proの主なスペック↓
OS | Windows 10 Home |
---|---|
プロセッサー | Intel Celeron N3450 4コア/4スレッド 1.1GHz〜2.2GHz |
ストレージ | 64GB、128GB eMMC (M.2 2242 SSDを増設可) |
メモリ | 6GB LPDDR3 |
ディスプレイ | 13.3インチ 1,920 x 1,080ピクセル IPS液晶 タッチ操作には非対応 |
グラフィックチップ | Intel HD Graphics 500 |
光学ドライブ | 無し |
バッテリー駆動時間 | 36.48Wh |
ワイヤレス | Wi-Fi 802.11b/g/n/ac、Bluetooth 4.1 |
接続端子 | USB 3.0 x2、miniHDMI x1、3.5mmオーディオジャック x1、Micro-SDカードスロット x1、電源 x1 |
サイズ | 横315 x 縦208.5 x 厚み15mm |
本体重量 | 1,400g |
Jumper EzBook 3 Pro
ワコムのデジタイザー搭載でお絵かきできる「CUBE Mix Plus」
CUBE Mix Plusは定番中の定番なので、既にご存知の方も多いでしょう。
10.6インチのタッチ操作対応ディスプレイというスペックだけ見れば、平凡な2in1型タブレットの一つに過ぎませんが、この機種はワコムのデジタイザーによって1024段階の筆圧検知に対応しています。要するに、お絵かきが出来る格安タブレットPCですね。
気になるお値段は300ドル前半=4万円ほどで、並の中華タブレットよりかは割高ではありますが、それもそのはず。CPUはIntel第7世代のCore m3-7Y30で、15万円ほどする12インチMacBookと同等のパワーを持つ上に、ストレージはeMMCよりも速いSATA接続の128GB SSDなので、この充実したスペックを考えればむしろ安い買い物だと言えるでしょう。
ただし、キーボードとペンは別売り販売されていることが多いので、購入される際は各通販業者のページを注意深くご確認下さい。
CUBE Mix Plusの主なスペック↓
OS | Windows 10 Home |
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プロセッサー | Intel Core m3-7Y30 2コア/4スレッド 1.1GHz〜2.6GHz |
ストレージ | 128GB SATA 3.0 SSD |
メモリ | 4GB LPDDR3L |
ディスプレイ | 10.6インチ 1,920 x 1,080ピクセル IPS液晶 タッチ操作対応 |
グラフィックチップ | Intel HD Graphics 615 |
光学ドライブ | 無し |
バッテリー駆動時間 | 31.82Wh |
ワイヤレス | Wi-Fi 802.11a/b/g/n、Bluetooth 4.0 |
接続端子 | USB Type-C(PD対応) x1、USB 3.0 Micro-B x2、3.5mmオーディオジャック x1、Micro-SDカードスロット x1、電源 x1 |
サイズ | 横273 x 縦172 x 厚み9.6mm |
本体重量 | 700g |
CUBE Mix Plus
Huawei MateBook E
ここまで国内未発売のものをご紹介してきましたが、国内進出しているHuaweiのMateBookシリーズもなかなか魅力的で、中でもお薦めしたいのは「MateBook E」。CUBE Mix Plusと同様に、液晶面とキーボードを脱着できる2in1タイプのパソコンです。
2,160×1,440の高精細なディスプレイ、指紋認証センサー、防滴仕様のキーボードなど、スマホメーカーらしい凝縮感ある機種に仕上がっています。CUBE Mix Plusをグレードアップさせた感じですね。
記事を書いている2017年12月16日現在、アマゾンにて、本体(Core m3-7Y30モデル)とキーボードのセットは76,900円、スタイラスペン同梱モデルは85,293円で販売されています。Microsoft Surfaceシリーズとなると、10万円以上の予算を組まねばならないので、同等のパワーをより安く手に入れられるのは嬉しいですね、
Huawei MateBook Eの主なスペック↓
OS | Windows 10 Home |
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プロセッサー | Intel Core m3-7Y30 2コア/4スレッド 1.1GHz〜2.6GHz Intel Core i5-7Y54 2コア/4スレッド 1.2GHz〜3.2GHz |
ストレージ | 128GB、256GB SATA 3.0 SSD |
メモリ | 4GB、8GB LPDDR3 |
ディスプレイ | 12インチ 2,160 x 1,440ピクセル IPS液晶 タッチ操作対応 |
グラフィックチップ | Intel HD Graphics 615 |
光学ドライブ | 無し |
バッテリー駆動時間 | 33.7Wh |
ワイヤレス | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1 |
接続端子 | USB Type-C(PD対応) x1、3.5mmオーディオジャック x1 |
サイズ | 横278.8 x 縦194.1 x 厚み6.9mm |
本体重量 | 640g |
Huawei MateBook E
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VOYO i7 Notebook
「VOYO i7 Notebook」は、その名の通りIntel Core i7を搭載するハイスペックな中華ノートパソコン。加え、8GBの実行用メモリを標準搭載する上、GeForce 940MXという独立したグラフィックチップまでもを内蔵しますが、600ドル前後=7万円ちょっとで販売されているので、まさに「コスパモンスター」そのもの。
本体裏蓋を外すだけで内部へアクセス出来る構造なので、購入後にちょっとしたDIYができちゃうのもポイント。空いているM.2スロットに超高速なPCIe SSDを増設するも良し、標準搭載のHDDをSSDへ換装するも良し、上限いっぱいの16GBメモリを積むのも良し…ギークな方ならその楽しみが分かるはず。
ポート類も非常に充実しており、まるで一昔前のMacBook Proのよう。USB端子は3.0と2.0をそれぞれ2基ずつ計4基搭載するので、拡張ハブを用意せずともやり繰りできそうですし、HDMI出力やフルサイズのSDカードスロットが使えるのも大変有り難いですね。
ただ、本体のサイズと重量はそれなりにある(MacBook Pro 15と同じくらい)ので、自宅に据え置いて使うのが望ましいでしょう。
VOYO i7 Notebookの主なスペック↓
OS | Windows 10 Home |
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プロセッサー | Intel Core i7-6500U 2コア/4スレッド 2.5GHz〜3.1GHz |
ストレージ | 1TB SATA 3.0 HDD (M.2 PCIe SSDを増設可) |
メモリ | 8GB DDR3L (最大16GBまで増設可) |
ディスプレイ | 15.6インチ 1,920 x 1,080ピクセル TN液晶 タッチ操作には非対応 |
グラフィックチップ | Intel HD Graphics 520、NVIDIA GeForce 940MX (2GB) |
光学ドライブ | 無し |
バッテリー駆動時間 | 48.1Wh |
ワイヤレス | Wi-Fi 802.11b/g/n、Bluetooth 4.0 |
接続端子 | USB 3.0 Type-A x2、USB 2.0 Type-A x2、USB Type-C(データ転送のみ) x1、HDMI x1、3.5mmオーディオジャック x1、フルサイズSDカードスロット x1、電源 x1 |
サイズ | 横375 x 縦245 x 厚み18mm |
本体重量 | 1,900g |
VOYO i7 Notebook
Xiaomi Mi Notebook Air 13
最後にご紹介するのは、当ブログ一押しの中国メーカー「小米」(シャオミ / Xiaomi)が開発したノートパソコン「Mi Notebook Air」の13インチバージョン。12インチ版もありますが、そちらはスペック的に競合相手が沢山いるので、今回はあえて13インチ版を挙げました。
実はこの機種、2016年モデルと2017年モデルが存在しますが、選ぶなら断然後者。というより、あえて旧型を選ぶメリットは皆無です。2017年版にはトラックパッドの右端に指紋認証センサーが設けられ、ビデオメモリも倍の2GBへ増強されており、尚且つ在庫が豊富なためお値段も安定しています。
お薦めはCore i5-7200Uを積む標準版で、8GBのメモリと256GBのPCIe SSD、そして独立GPUとしてNVIDIA GeForce MX150を搭載。Core i7-7500Uを積む上位版もありますが、そちらは品薄のため割高で、ハイエンドなMi Notebook Proにも手が届いてしまいます。
また、裏蓋を取り外すことで2基のM.2スロットへアクセスできます。片方にはPCIe SSDが標準搭載されていますが、もう片方は空いた状態なので、そこへM.2タイプのSATA SSDを付け足せばデュアルSSDマシンの完成です。
画面サイズはノートPCとしては最も一般的な13.3インチで、ボディも程よいサイズにまとまっています。本体重量はMacBook AirやProの13型よりも軽い約1.3kgなので、ストレス無く持ち運べるでしょう。スペックと機動性の両方を兼ね備えたマシンをお探しの方は、ぜひご検討下さい。
Xiaomi Mi Notebook Air 13の主なスペック↓
OS | Windows 10 Home |
---|---|
プロセッサー | Intel Core i5-7200U 2コア/4スレッド 2.5GHz〜3.1GHz Intel Core i7-7500U 2コア/4スレッド 2.5GHz〜3.5GHz |
ストレージ | 128GB、256GB PCIe SSD (空きスロットにM.2 SATA SSDを増設可) |
メモリ | 4GB、8GB DDR4 |
ディスプレイ | 13.3インチ 1,920 x 1,080ピクセル IPS液晶 タッチ操作には非対応 |
グラフィックチップ | Intel HD Graphics 620、NVIDIA GeForce MX150(2GB) |
光学ドライブ | 無し |
バッテリー駆動時間 | 39.96Wh |
ワイヤレス | Wi-Fi 802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1 |
接続端子 | USB 3.0 Type-A x2、USB Type-C x1、HDMI x1、3.5mmオーディオジャック x1 |
サイズ | 横309.6 x 縦210.9 x 厚み14.8mm |
本体重量 | 1,300g |
Xiaomi Mi Notebook Air 13
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