
スマホの画面録画アプリならAZスクリーンレコーダーがおすすめ
- 2016-12-02
- 2017-10-26
皆さん、スマホでスクリーンショットを撮る機会は割りと多いかと思いますが、画面を録画する場面にはあまり出くわしませんよね。
スクリーンショットの方法は端末によりけりですが、大概はボタンの同時押しで撮ることが出来ます。しかし、スマホの画面を動画として記録したい時には、専用のアプリをインストールしなくてはなりません。
いろいろ試してみて、最終的に辿り着いたのは「AZスクリーンレコーダー」(AZ Screen Recorder)という無料アプリ。もし、Androidスマホで使える画面録画アプリをお探しの方が居ましたら、今回の記事を参考にして頂き、ぜひ一度AZスクリーンレコーダーを使ってみて下さい。
全機能に触れると非常に長くなってしまいますので、導入までの流れと基本的な使い方をまとめました。
画面録画アプリ「AZスクリーンレコーダー」について
まずAZスクリーンレコーダーとは何ぞや?って話ですが、その名の通りスクリーンレコーダー=画面録画を可能にするアプリです。
AZスクリーンレコーダーの魅力は、root化(管理者権限を取得する行為)やパソコンとの接続は一切不要で、デジタル機器に詳しくない方でも簡単に使えること。面倒な手順を踏まずとも、スマホの画面をそのまま動画として記録できます。
非常に使いやすくて評価の高いアプリですが、そのほぼすべての機能を無料で使えるのも嬉しいポイントです。対応OSは今のところAndroidのみで、残念ながらiPhoneには対応していません。
下のリンクからPlayストアへ飛べますので、アプリをダウンロードして下さい。
AZスクリーンレコーダーの公式ビデオを見つけましたので、貼っておきます。
AZスクリーンレコーダーの使い方
ダウンロードとインストールは無事終わりましたか?
それでは、AZスクリーンレコーダーの初期設定と主な使い方を説明していきます。

インストールが完了したら、AZスクリーンレコーダーのアイコンをタップして、アプリを開きましょう。
権限の設定
AZスクリーンレコーダーを使うためには、画面上にポップアップウィンドウを表示させるための権限をアプリに与えなくてはなりません。とはいっても、何ら難しい作業ではなく、下のような手順で進めれば数分で終わるはずです。

AZスクリーンレコーダーの初回起動時には、「ポップアップウィンドウ権限の許可が必要です…..」と書かれたウィンドウが表示されるかと思います。
「権限を許可」をタップして、設定へ移りましょう。

この辺は端末によりけりかと思いますが、筆者のスマホの場合は設定アプリが開きました。
画像が英語で申し訳ありません。おそらく「権限の管理」(ここではPermission manager)などと書かれた項目があるかと思いますので、タップして下さい。

Display pop-up window =「ポップアップウィンドウを表示」みたいな項目があるはずなので、拒否になっていればタップして許可へ切り替えます。
これで権限の設定は完了です。
初期設定
権限の設定が終わったので、早速AZスクリーンレコーダーで画面の録画を開始!といきたいところですが、その前に初期設定を済ませてしまいましょう。
録画トラブルを未然に防ぐために、いくつかの重要な項目をチェックします。

アプリ起動後、画面上に現れた丸いポップアップをタップすると、ボタンが5つ表示されます。
歯車アイコンの「設定」をタップし、初期設定へ進みます。

沢山の設定項目が並んだ画面が表示されますが、重要な項目は以下の5点です。
- 解像度(標準:1,280 x 720)
- フレームレート(標準:30fps)
- ビットレート(標準:Auto)
- 動画速度の変更(標準:Disable)
- 音声の録音をする(標準:オン)
設定項目の意味と、適切な設定方法をご紹介しますので、一点一点念入りにチェックしていきましょう。
1. 解像度
一番重要なのが、解像度の設定です。
解像度というのは、動画や写真の大きさを表すパラメータで、標準では1,280 x 720ピクセル(HD解像度)に設定されています。この場合、縦が1,280ピクセルで横が720の動画に仕上がります。
筆者のスマホの液晶ディスプレイは1,920 x 1,080ピクセル(フルHD)なので、ディスプレイと同じ1,920 x 1,080に設定すれば原寸サイズの録画が出来るということになります。

AZスクリーンレコーダーでは、5つの撮影解像度がプリセットされていますが、カスタムを選べば数値を入力して設定できます。
- 1,920 x 1,080
- 1,280 x 720
- 854 x 480
- 640 x 360
- 426 x 240
- カスタム
高解像度に設定すれば、より緻密でくっきりとした映像になりますが、スマホのCPUに掛かる負荷は大きくなってしまいます。録画時に負荷が掛かりすぎると、アプリが強制終了してしまったり、正常に録画が出来なくなる場合があります。
逆に、低解像度に設定すれば、解像感は失われるものの負荷は小さくなります。
解像度を高くするにしても低くするにしても一長一短ありますので、ご自身のスマホのスペックと相談して決めて下さい。
2. フレームレート
フレームレートとは、一定の時間内をどれだけのコマ数で表現するか示す数値で、frames per secondの頭文字を取ってfpsという単位が使われます。例えば、30fpsであれば、1秒間の映像を30コマで表現し、60fpsならばその2倍の60コマといった感じです。
fpsを増やせば増やすほど動きは滑らかになり、逆に減らすとカクカクとぎこちない動きとなります。パラパラ漫画を思い浮かべてもらえれば分かりやすいかと思います。

一般的な動画は30fpsなので、初期設定のままで良いでしょう。
もしお使いの端末のスペックが低く、録画を始めた途端に動作がもっさりするようでしたら、24fpsあたりまで下げましょう。
- 60 FPS
- 50 FPS
- 48 FPS
- 30 FPS
- 25 FPS
- 24 FPS
3. ビットレート
ビットレートは、フレームレートと並んで重要な設定要素です。一定の時間内をどれだけのデータ量で表現するかを決めるパラメータで、ビットレートを上げれば上げるほど、劣化の少ない高画質な映像になります。
例えば、4Mbpsの動画であれば、1秒間の映像を4,000メガビットの情報で表現するという意味になります。
ビットレートが動画の品質に与える影響は大きいです。下の画像では、動きの大きい場面を1Mbps、4Mbps、12Mbpsの3つのビットレートで比較してみました。12Mbpsでは細かい文字もくっきりと映されており、1Mbpsだとノイズの目立つ荒い映像になっています。

初期設定ではAuto=自動になっていて、解像度やフレームレートに応じて適切なものに変更されるようです。
自動で問題なければ設定を変更する必要はありませんが、画質に不満を感じたり端末のスペックが追いつかない場合は変更してみても良いでしょう。
- Auto
- 12 Mbps
- 8 Mbps
- 7.5 Mbps
- 5 Mbps
- 4 Mbps
- 2.5 Mbps
- 1.5 Mbps
- 1 Mbps
4. 動画速度の変更

AZスクリーンレコーダーには、動画の再生速度を自動で変更して記録する機能が備わっています。等倍速で記録したい場合、この項目は弄らなくても良いのです。
もし長時間の動画を短く収めたいなら、2〜3倍速を選びましょう。但し、後から速度の変更は出来ないので注意して下さい。
5. 音声の録音をする
最後に、録音に関する設定です。
もし、画面のキャプチャー動画と一緒に音も録りたいなら、「音声の録音をする」をオンにしましょう。音はスマホ内蔵のマイクから拾います。
しかし端末によっては、スクリーンに指が触れた時の音まで記録されてしまうことがあるので、ゲーム実況には向きません。
画面を録画する
ここまでお疲れ様でした!次はいよいよ画面の録画方法を解説します。
解説とは言ったものの、操作方法が至ってシンプル。すぐその操作感に慣れると思います。

アプリを起動し、画面上の丸いアイコンをタップ。「録画」と書かれた赤いボタンがありますので、ぽちっとな。
ちなみに、緑のキャプチャボタンをタップすると、スクリーンショットを撮影できます。

撮影を一時中断もしくは終了する時も、操作は簡単です。
スマホの画面の上に表示されているメニューバーを下にスワイプし、上からにょきっと現れたパネル内の「録画コントロール」で制御します。一番左が一時停止ボタンで、その右側が録画終了ボタンです。

録画を終了したら、撮影した動画をどうするのか選びます。
撮影した動画を確認するには、サムネイル上に表示された再生ボタンをタップしましょう。
このままSNSやオンラインストレージへアップロード出来ますし、簡単な編集も出来ます。録画に失敗してしまったときには、ゴミ箱アイコンをタップで削除出来ます。