メタルボディで高級感増したASUS ZenFone 3 Laser、11/26発売
- 2016-11-24
- 2017-10-26
2日前に発表されたようなので、少し出遅れてしまいました!ASUSの話題です。
先日11月22日、ASUS JAPANは新しいエントリーモデル「ZenFone 3 Laser ZC551KL」を日本国内でも販売すると発表しました。販売は11月26日より開始され、現在ASUSのオンラインショップにて予約注文を受け付けています。
その名前からも分かる通り、ZenFone 3 LaserはZenFone 2 Laserの後継となるモデルで、レーザーAFはそのまま引き継ぎつつ、CPUやメモリ等の内部スペックが向上しました。本体背面はZenFone 2 Laserのプラスチックボディからメタルボディーへ変更され、デザインはZenFone 3を踏襲しているため、高級感がグッと増しました。
また、画面は5インチから5.5インチへ大型化したものの、2mm以上の薄型化を実現し、ほぼ同等の重量に留めています。モバイル性を大きく損なうこと無く大画面を搭載したのも注目ポイントです。
その他にも、カメラ画質の向上や指紋認証センサーの搭載など、変更点が目白押しです。
目次
ZenFone 3 Laserのスペック
スペック表・ZenFone 2 Laser ZE500KLとの比較
ZenFone 3 Laserの詳細なスペックと、旧モデルであるZenFone 2 Laser ZE500KLのスペックを表にまとめました。より見やすくするため、ZenFone 3 Laserのスペックを太文字+下線で強調させています。
OS |
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プロセッサ |
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グラフィック |
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メモリ |
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ストレージ |
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ディスプレイ |
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カメラ |
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センサー |
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バッテリー |
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端子 |
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サイズ・重量 |
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対応周波数帯について
ZenFone 3 Laserの対応周波数は以下のとおりです。新たに対応した周波数帯は、太文字+下線で示しました。
- FDD-LTE:B1/B2/B3/B5/B6/B7/B8/B18/B19/B28
- TD-LTE:B38/B41
- W-CDMA(3G):B1/B2/B5/B6/B8/B19
- GSM/EDGE:850/900/1,800/1,900MHz
国内でのDSDSには非対応
ZenFone 3 Laserは、Nano-SIMスロットとMicro-SIMスロットを1つずつ備えています。同じく2つのSIMスロットを備えたZenFone 3の派生機であることから、DSDS(デュアルSIM・デュアルスタンバイ)に対応しているかと思いきや、国内でのDSDSには非対応です。
ZenFone 3 LaserのDSDSについて、非常に分かりやすく解説されている方がおられました。記事の一部を引用致します。
ZenFone 3 Laserは、既に発売中のZenFone 3と同じくデュアルSIMに対応しているものの、2016年になってから多数の機種が対応する「DSDS」(Dual SIM Dual Standby)は日本国内では利用することができない。
ZenFone 3 Laserは4G+3Gの同時待受に対応しておらず、片方のSIMスロットがが3G以上のサービスを待受している場合、もう片方のSIMスロットは2Gのみ待受可能となるため、2Gサービスが提供されていない日本国内ではDSDSを利用することができない。
→ただし、2Gサービスが提供されている海外では、DSDSを利用することができる。引用:ZenFone 3 LaserはDSDS対応、ただし4G LTEと3Gの同時待受に非対応 | shimajiro@mobiler
主な特徴・ZenFone 2 Laserとの違い
ZenFone 3 Laserの主な特徴や、ZenFone 2 Laser ZE500KLとの違いをざっくりとまとめました。今回は、多くの変更を伴った モデルチェンジで、製品としてのグレードが底上げされたという印象です。
デザインが刷新され、高級感が増した
まず一目見て分かるのが、デザインの大きな変更です。
ZenFone 2 Laserの背面は、マットもしくはヘアライン加工が施された、プラスチック製カバーが使われていました。筆者は何度か実機を手にしたことがありますが、プラスチック特有の安っぽさを感じましたし、細かい作り込みがイマイチと感じました。
しかし、ZenFone 3 Laserのデザインは刷新され、背面はアルミニウム合金を用いたマットなメタル仕上げに変更されました。まだ実機を見ていないため、公式サイトの画像でしか判断できないのですが、もはや旧モデルの面影すらありません。非常に洗練されています。
ZenFone 3の国内向け販売開始は記憶に新しいですが、そういえばこの時も同じような事を書いていた気がします。ZenFone 3は、ZenFone 2の後継とは思えないほどの高級感が盛り込まれ、安っぽいイメージを完全に打ち砕かれました。最近のASUS製品は完成度が上がる一方なので、ますます多くのユーザーに受け入れられてゆくことでしょう。
メモリとストレージ共にZenFone 2 Laserの2倍!4GBのRAM・32GBのROM
デザインだけでなく、内部性能も確実に向上しています。
スペックの変更の中でも、最も注目すべきはメモリの増量でしょう。ZenFone 3 Laserは4GBのLPDDR3メモリを積んでおり、これはメモリを2GB搭載したZenFone 2 Laserの2倍の容量となります。一応、ZenFone 3 Laserはエントリーモデルの位置付けと思われるので、4GBのメモリは随分と奮発したなという感じです。
加え、ストレージ容量も以前の2倍に増量され、ZenFone 3 Laserは32GBのフラッシュストレージを内蔵しています。Micro SDカードスロットはそのまま引き継ぎ、最大128GBのMicro SDカードに対応しています。
オクタコアのSnapdragon 430を搭載。劇的な性能向上には至らず
ZenFone 3 Laserは、QualcommのミドルレンジSoC「Snapdragon 430」を搭載しています。Snapdragon430は、8基のCortex A53から構成されるオクタコア(8コア)SoCで、Xiaomiという中国メーカーのスマホ「Redmi 4」にも採用されています。
ZenFone 2 LaserのSnapdragon 410は4コアで、コア数だけ見れば4コア→8コアでめちゃくちゃ凄くなったんじゃない?と感じますが、エントリーモデル向けだけあってやはり性能は抑え気味。Geekbench BrowerのAndroidのスコア一覧ページより、Snapdragon 430と410を搭載した機種のスコアを調べ、下の比較表を作ってみました。
マルチコアスコアで比較すると、410が1410点に対し430が1752点。25%ほど性能が向上している事が分かります。
Android Benchmarks – Geekbench Browser
指紋認証センサーを搭載
ZenFone 3 Laserでは、旧モデルになかった指紋認証センサーが搭載されました。本体を持った時、ふと自然に人差し指をあてられる背面カメラ下に設置されており、約0.3秒でスリープを解除できるとのこと。
やはり、指紋認証機能が備わっているスマホに慣れてしまうと、従来のパスコード入力やパターンでのロック解除がめちゃくちゃ面倒くさく感じます。遂にエントリーモデルでも指紋認証が使える、これはかなり嬉しいアップデートです。
5.5インチのフルHD液晶を搭載。大型化したものの、より薄くなり重量もほぼ同等
ZenFone 2 Laserは5.0インチのHD解像度(1,280 x 720ピクセル)の液晶ディスプレイを備えていましたが、ZenFone 3 Laserのディスプレイは5.5インチのフルHD解像度(1,920 x 1,080ピクセル)で、大きく高精細になりました。
5.0インチと5.5インチの違い、この差をどう捉えるかは人によりけりかと思いますが、手の小さめな方にとって決して喜ばしい変更点とは言えません。
しかし、ZenFone 3 Laserは大型化したにも関わらず、2mm以上薄くなっています。つまり、よりスタイリッシュなフォルムになった訳ですね。
本体重量は殆ど変わらず、ZenFone 2 Laserが145gに対しZenFone 3 Laserは150gと、僅か5gの差。また、本体側面がカーブしているので、ZenFone 2 Laserと持ち心地はさほど変わらないのではと予想しています。
ZenFone 3 Laserの販売価格
ASUSオンラインショップでの販売価格
まだ発売はされていませんが、ASUS ZenFone Shopでは早速予約注文を受け付け始めました。
気になる価格ですが、税込みで30,024円。ZenFone 2 Laserが19,224円で販売されていたので、旧モデルから1万円ほど値上げされたことになります。ちょいと残念…。
MVNOでの販売価格
記事執筆時、ZenFone 3 Laserの取り扱いを発表したMVNO(格安SIM)と、端末代金は以下の通りです。大人気のZenFone 2 Laserの後継機ともあって、取り扱うMVNOは今後増えると予想されます。
DMM mobile
- 一括払い:27,800円(税込み30,024円)
- 分割払い:1,478円(税込み1,201円)x24回 = 計35,472円
公式サイト:
UQ mobile
- 一括払い:19,800円(税込み21,384円)
- 分割払い:初期費用7,800円(税込み8,424円) + 500円(税込み540円)x24回
公式サイト:UQ mobileオンラインショップ|格安スマホ・格安SIMのUQ mobile
NifMO
- 一括払い:26,667円(税込み28,800円)
- 分割払い:1,112円(税込み1,201円)x24回 = 計26,688円(税込み28,823円)
公式サイト:データ通信SIMカードならNifMo
BIGLOBE SIM
- 一括払い:無し
- 分割払い:1,150円(税込み1,242円)x24回 = 計27,600円(税込み29,808円)