
11月発売のZenBook 3に注目!MacBookより薄型軽量でi7+16GB RAM搭載
- 2016-10-09
- 2017-10-26
今年は自社のスマートフォン「ZenFone 3」が大きな話題となったASUSさん、今月10月下旬11月上旬にこれまたITガジェット好きには堪らない代物が登場しますよ!
Intel第7世代(Kaby Lake)のCore i7又はCore i5のUプロセッサ、8GB又は16GBのメモリを搭載。12インチMacBookよりもパワフルなのに、なんと同等サイズのMacBookより薄く軽く携帯性抜群。ZenFone 3と同じく高級路線にシフトチェンジしたのか、旧モデルと比べ物にならないほどの凝縮感とラグジュアリー感が魅力的です。
国内での販売価格はi5+256GB SSD+8GB RAMモデル(UX390UA-256G)が150,984円、i7+512GB SSD+16GB RAMモデル(UX390UA-512GP)が199,584円、スペックもさることながらお値段もお高め。
ASUS ZenBook 3 UX390UA | ノートパソコン | ASUS 日本
ASUS ZenBook 3の詳細スペック
ZenBook 3 UX390UA-256G(下位版)
OS | Windows 10 Home 64bit |
---|---|
プロセッサー | Intel Core i5-7200U 2コア4スレッド 2.50 GHz |
ストレージ | 256GB SATA SSD |
メモリ | 8GB LPDDR3-2133 |
ディスプレイ | 12.5インチ 1,920 x 1,080ピクセル TFT液晶 |
グラフィックチップ | Intel HD Graphics 620 |
光学ドライブ | 無し |
バッテリー駆動時間 | 約8.7時間(公称値) |
接続端子 | USB Type-C(USB 3.1)x1、オーディオ端子x1 |
サイズ | 296 x 191.2 x 11.9mm |
本体重量 | 910g |
ZenBook 3 UX390UA-512GP(上位版)
OS | Windows 10 Home 64bit |
---|---|
プロセッサー | Intel Core i7-7500U 2コア4スレッド 2.70 GHz |
ストレージ | 512GB PCIe 3.0x4 SSD |
メモリ | 16GB LPDDR3-2133 |
ディスプレイ | 12.5インチ 1,920 x 1,080ピクセル TFT液晶 |
グラフィックチップ | Intel HD Graphics 620 |
光学ドライブ | 無し |
バッテリー駆動時間 | 約8.7時間(公称値) |
接続端子 | USB Type-C(USB 3.1)x1、オーディオ端子x1 |
サイズ | 296 x 191.2 x 11.9mm |
本体重量 | 910g |
ZenBook史上、最も完成されたデザイン
MacBookよりも薄くて軽い
ZenBookの注目すべき点はハイパフォーマンスなのにモバイル性に優れていること、筐体をアルミニウム合金で製造することによって、これまでにない軽さと薄さを手に入れたとのことです。
本体厚は僅か11.9mmで重量は910gと、Apple 12インチMacBookよりも1.2mm薄くて10g軽いボディの持ち主。これは一見僅かな差かもしれませんが、緻密な設計を基に作られるデジタルデバイスにおいては劇的な数値、技術の進歩をまじまじと見せつけられました。
ラグジュアリー感漂う”Zen”デザイン
本体天板は、禅にインスパイアされたという、ASUS”Zen”ブランド製品特有の放射状ヘアライン加工が施されています。光を当てた時に返される反射光と奥の深い青の対比が美しく、天板エッジとASUSロゴは光沢のある金色、全体的にラグジュアリー感溢れるデザインです。
海外版はロイヤルブルーとローズゴールドとクォーツグレーの3色展開となるようですが、あいにく国内発売モデルはロイヤルブルー1色となるようです。
薄型化によって拡張性は犠牲に
薄型化を図った一方、拡張性は犠牲になってしまいました。端子は本体左側の3.5mmオーディオジャック1つと右側のUSB Type-C(USB 3.1)ポート1つ、外部ディスプレイ出力やフルサイズUSBを利用する場合はUSB-Cの拡張ハブがあると便利です。
スマホの充電・通信ポートもUSB-Cが主流になりつつあるので、USB-C規格の周辺機器がこれから先更に充実してゆく事を願うばかりですね。
薄く軽く、かつハイパフォーマンス
Intel第7世代(Kaby Lake)のノートパソコン向けUプロセッサを搭載
ZenBook 3の下位モデルはIntel Core i5 7200U、そして上位モデルはCore i7 7500Uを搭載、どちらもIntel第7世代(コードネームKaby Lake)の最新プロセッサです。
同サイズのMacBook含め、通常12インチ級の薄型ラップトップにはYシリーズと呼ばれる低消費電力のモバイルプロセッサを搭載している場合が多く、性能よりも省電力性と放熱性を重視して設計されます。しかし、ZenBook 3のCore iのUシリーズプロセッサはYシリーズよりも高性能、多少バッテリー持ちは犠牲になりますが11.9mmという薄型なボディに積んでしまったとは驚異的です。
Kaby Lakeが発表されてから間もないため詳しいベンチマーク結果等の情報が少ないのですが、総じてSkylake世代よりも10%前後のパフォーマンス向上が見込まれます。
僅か厚さ3mmの冷却ファンを搭載
ファンレスのMacBookよりも薄いZenBook 3ですが、プロセッサを冷却するためのファンがしっかり備えられています。ASUSによれば、ZenBook 3に内蔵する冷却ユニットの厚みは僅か3mm、本体を薄く軽く保ちつつ高性能なCore iプロセッサの放熱性を確保しているとのこと。
ファンレスノートパソコンと比べると静音性は劣ると思いますが、薄型化と高性能化の限界に挑戦した開発技術者たちの意気込みを感じます。
512GBモデルはPCIe接続の高速SSD
下位モデルは256GBのSATA接続SSD、上位モデルは更に高速なPCI Express 3.0 4レーン接続の512GB SSDを搭載。高性能なプロセッサの恩恵もあり、システムやアプリケーションの起動等の体感速度に不満を抱く事は無いでしょう。
また、海外版のZenBook 3では1TBの大容量SSDを積むモデルも存在するようです。ハイエンドモデルの国内発売は未定ですが、もし発売されればそのお値段は20万円を優に超すのではないでしょうか。
上位モデルでは16GBもの大容量メモリ
これまた薄型ノートPCの常識を覆すような仕様ですが、上位モデルでは16GBもの大容量のメモリを搭載しています。Adobeアプリケーションを複数立ち上げたり、そこそこ凝った画像編集や動画制作程度なら難なくこなせてしまうでしょう。
キーボード・トラックパッド
ボディいっぱいに広がるキーボード、薄くても打鍵感はそこそこ
12.5インチという小柄なボディ横いっぱいに広がるキーボード、キーストロークを0.8mm設けて薄くても打ちやすさを損なわない為の工夫を凝らしたとのこと。ストロークが0.3mm程度と非常に浅いMacBookのバタフライキーボードと比べれば、しっかりとした打鍵感を得ることが出来ると思われますが、過度な期待は出来ません。
トラックパッド右上に設置された指紋認証センサー
トラックパッドの右上にはさり気なく指紋認証センサーが備えられており、Windows 10から実装された生体認証機能「Windows Hello」を利用可能。パスワードを入力すること無く、センサー上にさっと指を置くだけでログインが出来ます。
ASUS ZenBook 3の販売時期と価格
今のところ、ZenBook 3の発売日は詳しくアナウンスされていませんが、予定では2016年10月下旬になるとのこと。ASUSより発表された国内向け販売価格はいずれも税別で以下の通りです。
【2016年11月7日追記】ZenBook 3が11月4日より発売開始されました。価格はいずれも以下の通りで変更ありません。
- ZenBook 3 UX390UA-256G (Core i5/256GB SSD/8GB RAM):150,984円
- ZenBook 3 UX390UA-512GP (Core i7/512GB SSD/16GB RAM):199,584円
OS違えど、ZenBook 3のライバルであるMacBook。両者とも薄くてスリムなボディを持ち合わせていますが、その“中身”の違いは大きいです。「似ているようで実は全くの別物!MacBookとASUS ZenBook 3を比較」にて、スペックや特徴や価格など、両者の違いをまとめました。