ASUS TransBook 3発売!3K液晶にCore i5、512GB SSD搭載の2in1
- 2016-10-15
- 2017-10-26
MacBookよりも軽くて薄いノートパソコン「ZenBook 3」の国内向け発売を今月下旬に控えるASUS、ZenBookよりも一足先にWindows 10搭載の2in1「TransBook 3 T303UA」を発売開始しました。
Intel第6世代のCore i5 6200Uプロセッサや3K解像度の液晶ディスプレイ(2,880×1,920ピクセル)、ストレージは512GBのSSDにメモリ8GBと、パソコンとしてバリバリ使えるスペックを12.6インチの小さな筐体に収めています。またタブレット単体での重量は790gと、いろいろ詰め込んだ割に軽量なのも嬉しいポイント。
まさに”史上最強のTransBook”を謳うに相応しいハイスペックな仕様、かといってモバイル性を疎かにしない、機動力と実用性どちらも長けた2in1デバイスに仕上がっています。
ASUS直販サイトでの販売価格は167,184円(税込み)から、こりゃ高いわ!と感じるかもしれませんが、MicrosoftのSurface Pro 4と同等、もしくはスペックを考慮すると若干の割安感もあります。
目次
ASUS TransBook 3の性能
OS | Windows 10 Home 64bit |
---|---|
プロセッサー | Intel第6世代(SkyLake) Core i5-6200U 2コア4スレッド 2.3GHz |
ストレージ | 512GB SSD |
メモリ | 8GB LPDDR3-1866 |
ディスプレイ | 12.6インチ 2,880 x 1,920ピクセル タッチ操作対応TFT液晶 |
グラフィック | Intel HD Graphics 520 |
内側カメラ | 192万画素 |
外側カメラ | 1,258万画素 |
通信 | 無線LAN:802.11a/b/g/n/ac、Bluetooth 4.1 |
バッテリー | 最大約5.02時間(公称値) |
拡張 | USB Type-C(Thunderbolt 3)x1、USB 3.0x1、HDMIx1、オーディオ端子x1、microSDXCカードスロットx1 |
サイズ | タブレット単体:298.8 x 210.1 x 8.35mm タブレット+キーボード:299.14 x 225.27 x 14.35mm |
本体重量 | タブレット単体:790g、タブレット+キーボード:1,100g |
カラーバリエーション | チタニウムグレー、シャンパンゴールド |
ASUS TransBook 3の販売価格
ASUS直販サイトで購入する場合、それぞれのモデルの販売価格は以下の通りです。
最上位ラインナップのT303UA-512Sは、本体のスペックは下位版と何ら変わらぬものの、マイクロソフトの「Office Home and Business Premium プラス Office 365 サービス」が付属しています。下位モデルではマイクロソフトOfficeの代わりに「KINGSOFT Office Standard」が同梱されています。
- チタニウムグレー T303UA-6200GY – 167,184円
- シャンパンゴールド T303UA-6200GD – 167,184円
- チタニウムグレー T303UA-512S (Office付き) – 194,184円
ASUS TransBook 3の特徴や魅力
MacBook Pro Retina 15インチよりも高精細!2,880 x 1,920ピクセルの3Kディスプレイ
TransBook 3に搭載されている12.6インチの液晶ディスプレイ、3K解像度(横2,880 x 縦1,920)でピクセル密度は275ppiと非常に高精細。Retinaディスプレイを搭載したMacBook Pro 15インチでさえ2,880 x 1,800ピクセル・220ppi、それを凌駕するTransBook 3が如何に高精細なのか伝わるかと思います。
画面アスペクト比はMicrosoftのSurface Bookと同じ3:2、ノートパソコンとしてもタブレットとしても快適に作業が出来る比率です。今年の夏に発売されたHuaweiのMateBookも同じ画面比率でしたので、2in1デバイスは3:2が主流になりつつあるのでしょうか。
CPUはCore i5-6200U、8GBのメモリに512GBのストレージ。パワフルな2in1デバイス
12.6インチという小型なボディに高性能なパソコン同等のスペックを詰め込んでしまった、これもTransBook 3の大きな魅力です。
プロセッサはIntel第6世代(SkyLake)のCore i5-6200U、2コア4スレッドでベースクロックが2.30GHz、ターボブーストが効くと最大2.80GHzまでクロックアップします。発表が今年の8月末だったこともあり次世代のKabyLake CPUは見送りとなりました。それでも十分にパワフルな性能を備えており、省電力なCore Mと比べればワンランクほど高性能です。
8GBのメモリと512GBのSSDを搭載しており、メインで使い込むノートパソコンとしても十分なスペックです。
バッテリー持ちは少々残念
これは高性能の代償と言うべきでしょう。
3Kの高解像度な液晶ディスプレイとCore i5を搭載したTransBook 3、やはり電力消費量も相応に嵩んでしまったためか、バッテリーの持ちはお世辞にも良いとは言えません。
最も電力消費を抑えられるタブレット単体での使用でも、バッテリー駆動時間は最長で約5.02時間。これはあくまでもメーカーの公称値で、実際に使ってみなければ正確な持ち具合は把握できませんが、カタログスペック上でもこれほど電池の持ちが悪い2in1タブレットというのも珍しいです。
どうやら、高出力のモバイルバッテリーを使えば充電が出来るようです。コンセントからの電源供給無しで丸一日使うとなれば、大容量モバイルバッテリーはもはや必須アイテムとなりそうです。
TransBook 3の電池持ちをカバーするためか、現在ASUSの公式ショップではTransBook 3を購入すると26,800mAhの超大容量バッテリー「ZenPower MAX」(25,704円相当)が無料でもらえる
高級感溢れるマットなメタリックボディ
従来のTransBookといえば、「安くてコスパもそこそこ良いけど、プラスチックっぽさが目立ってちゃっちい!」というイメージしか湧きませんでした。しかし今回のTransBook 3は一味も二味も違っており、これまでの安っぽいイメージを完全に払拭する、物欲を刺激するセンス抜群なデザインに仕上がっています。
ZenFone 3といい、ZenBook 3といい…今年のASUS製品は高級路線にシフトしたようですね!
背面と側面、キックスタンドはメタリックボディで統一されていて、無駄のないシンプルなデザインが素晴らしいです。ボディ表面はマットでサラサラとした手触り、対しエッジは光を反射するダイヤモンドカット加工が施されており、この2つの異なる素材が織りなすコントラストが高級感を高めています。
筐体に使われている素材はマグネシウム・アルミニウム合金、薄さと軽さを追求しつつ堅牢性に優れた丈夫な作りを実現したとのこと。
キーストローク1.4mm、バックライト付きのキーボード
TransBook 3のキーボードはストロークが1.4mm、最近の薄型ノートパソコンや2in1にありがちなペコペコキーボードとは違い、割りとしっかりとした打鍵感を得られます。キーストローク1.4mmといえば、ちょうどAppleのMacBook AirやMacBook Proと同じくらい、標準的なノートパソコンと同等です。ちなみに、今月末に発売が予定されているASUSの新型ノートパソコン「ZenBook 3」のキーストロークは、TransBook 3よりも0.6mm浅い0.8mmです。
もちろん数値がそのまま打ち心地とリンクする訳ではありませんが、少なくとも1mm以下の浅いキーボードを採用した12インチのMacBookなどと比べると、比べ物にならない程の打ち易さを感じることでしょう。
暗所での作業時に力を発揮するバックライトも装備。
しかし先程も触れたようにTransBook 3のバッテリー持ちはあまりよろしく無い上、ノートパソコンのバックライトって相当な電力を消費します。よって、バックライト付けたら見る見るうちに電池残量が減ってゆく…なんてことも十分考えられますので、外部電源無しでのバックライト使用は現実的では無いかと。
筆圧感知1,024段階のスタイラスペン「ASUS Pen」
TransBook 3のタブレットとしてのポテンシャルを最大限に発揮するのが、筆圧を1,024段階で検知するスタイラスペン「ASUS Pen」です。12.6インチという大画面を有効的に使いこなすことが出来て、クリエイティブな作業をより正確に快適にこなすにはもってこいなアイテムです。
ASUS PenはTransBook 3に同梱しているので、別途買い足す必要が無いのも嬉しいポイント。