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Apple、10月27日に発表イベント開催!新型MacBook Proは確実か

  • 2016-10-20
  • 2017-10-26

Appleは今しがた、カリフォルニア州クパチーノのApple本社にて自社の発表イベントを行うと公表しました。10月27日午前10時(日本時間28日午前2時)から開催され、そのもようはイベント公式ページにてライブ中継されます。

公式ページには「hello again」のフレーズに絵の具で描いたような淡い暖色のアップルマーク、その中身が気になるところですが、どうやら新しいMacBook Pro登場は確実とみられるほか、MacBook AirやiMac、Mac Pro、Mac miniなどのアップデートも発表されるのではとの期待が高まっています。

今年のAppleはiOSとApple Watch尽くし、先月のiPhone 7発表イベントでもMacの話題は端に追いやられていたため、そろそろMacそれもハードウェアに関する発表を一挙に行うと思われます。

Apple Events – Keynote October 2016 – Apple

新型MacBook Pro登場はほぼ確定か

2016年 新型MacBook Pro

MacBook meets OLED – Martin Hajek

おそらく今度のイベントの目玉になるであろう存在が、新しいMacBook Pro 13インチ、15インチです。Retina液晶ディスプレイが搭載された2012年以降のモデルは内部スペックのマイナーアップデートに留まっており、今年はMacBook Proユーザー待望の4年ぶりメジャーアップデートとなるのではと期待されています。

2016年10月28日追記:新型MacBook Pro、遂に登場!4年ぶりの刷新

遂に出ました!新型のMacBook Proです。

タッチバーやTouch ID指紋認証センサー、薄型ボディにUSB Type-Cポートなどの数多くの新要素や変更点を反映し、Retinaモデル登場以来の4年ぶりの刷新となりました。2016年版MacBook Proに関する詳しい情報は「4年ぶりに刷新の2016年MacBook Pro登場!タッチバーや指紋認証搭載」にまとめました。

4年ぶりに刷新の2016年MacBook Pro登場!タッチバーや指紋認証搭載

2016年10月26日追記:Appleがまさかの公式リーク!最新OS内にMacBook Proの画像が見つかる

これはやらかしてしまいました!Appleさん。

Mac最新(記事執筆時)のOS「macOS Sierra 10.12.1」の内部ファイルに、新型MacBook Proと思わしき画像が紛れ込んでいたようです。筆者も確かにこの目で確認、新MacBook Proの発表はほぼ確定したと言えます。

まさかの公式リーク!2016年新型MacBook Pro、発表前にお目見え」にその問題の画像を貼りましたので、興味のある方はぜひご覧下さい。

まさかの公式リーク!2016年新型MacBook Pro、発表前にお目見え

薄く軽く、デザインは12インチMacBookを踏襲か

現行のMacBook Proといえば「高性能だけれど重くて分厚いノートパソコン」というイメージ、実際に筆者は15インチのMacBook Proを使っていますが、外出の度に2kg以上の荷物を持ち歩くのは結構疲れます。12インチの薄型MacBookが登場した時には高いモバイル性能に物凄い魅力を感じましたし、MacBook Proは明らかに時代遅れを感じさせる設計です。

どうやら、新型MacBook Proは従来よりも大幅な薄型化と軽量化が図られるようで、そのデザインは12インチMacBookを踏襲するとのリーク情報が挙がっています。大幅な薄型化となると、内部から発せられる排熱が一番のネックとなりそうですが、IT技術は日々進歩していますので冷却性の向上にも期待したいところです。

有機ELタッチバー「Magic Toolbar」に指紋認証まで搭載!?

現行モデルでは電源ボタンとesc、ファンクションキーが配置されているキーボード最上部、新型で有機EL(OLED)式のタッチバーに置き換わるとのリーク情報もあります。このタッチバーはApple社内で「Dynamic Function Row」と呼ばれていたり、文書作成アプリケーション「Pages」の内部コードからタッチバーと思わしき記述が見つかったりと、有機ELタッチバー採用はかなり現実味を帯びています。

Dynamic Function Rowは使っているアプリケーションに応じてキーの表示が変化、これは従来の物理キーでは成し得なかった機能ですので、これまでにない操作感を味わうことが出来るでしょう。

【2016年10月22日追記】どうやらAppleがダミー会社を通してOLEDの名称を商標登録していたようで、MacBook Proに搭載されると言われているOLEDタッチバーの名称は「Dynamic Function Row」ではなく「Magic Toolbar」になりそうです。いずれにしても、これまでにない画期的な機能が盛り込まれると予想されるので、次期MacBook Proの発表が楽しみです。

2016年 新型MacBook Pro Dynamic Function Row

また、電源ボタン部分には指紋認証センサー「Touch ID」が取り付けられ、iOSデバイスのようなスムーズなログインが出来るようになるかもしれません。実装されれば間違えなく利便性が向上しますので、有機ELタッチバーと併せて次期MacBook Proは従来機を覆す最先端技術盛り盛りMacへと変貌しそうです。

ポートは全てUSB Type Cという変態仕様になるかも

2016年 新型MacBook Pro USB Type-C

本体の薄型化の影響か、拡張ポートに大きな変更が施されるようです。フルサイズのUSBやHDMIを搭載していた従来のMacBook Proとは打って変わって、新型モデルの拡張ポートは4つのUSB Type Cのみ、最大転送速度40GB/sのThunderbolt 3に対応すると思われます。

Macでは12インチMacBookで初採用となったUSB-C、充電もデータ通信もディスプレイ出力もこなす万能ポートです。とはいったものの従来の機器は直接接続出来なくなりますので、同時にUSB-Cアクセサリも発表されるのでしょうか。

AMD最新のPolarisアーキテクチャーGPU搭載モデルも

2016年 新型MacBook Pro AMD Polaris グラフィックチップ

内蔵グラフィックとは別に独立したグラフィックチップを搭載してきたMacBook Pro 15インチの上位版、どうやら恒例の独立GPU搭載は新型でも守られるようで、AMD製の最新アーキテクチャ「Polaris」世代のGPUを採用するとの情報があります。

14nm FinFETで製造されたPolaris GPUは高性能で省電力、つまり電力効率に優れていることから、MacBook Proに搭載されればこれまで以上にグラフィック性能の強化と共にバッテリー駆動時間の延長に期待できます。

また、Polarisは一般向けのVR(ヴァーチャル・リアリティ)に対応するほどの性能を持ち合わせているため、MacでVRゲームを遊べるのではと期待されますが、現状で存在するVRデバイスやソフトウェア側がMacをサポートしていないという問題点があります。

どうなる!?MacBook Air

2016年 MacBook Air

11インチは製造終了か

2010年に登場しこれまで6年間活躍している11インチのMacBook Airですが、今度の発表会を機に製造が中止されるのではとの懸念が高まっており、その主な理由として12.9インチのiPad Pro登場が挙げられます。

AppleはiPad Proを「次世代のコンピューター」として売り込みたい狙いがあり、その考えと相反する存在こそが11インチのMacBook Airです。画面サイズ11.6インチとコンパクトな本体でありつつiPad Proよりも重く厚くポータビリティに劣る点、更に11インチMacBook Airの役目は実質12インチMacBookが引き継いでいる現状から、今後11インチのMacBookが登場する可能性と必要性は薄れています。

“Air”ブランドそのものの必要性が問われる

タッチ操作が可能なiPad Proと、より軽量なMacBookが存在する今、あえて”Air”を名乗るMacBookが必要か?と聞かれれば正直NOと答えざるを得ません。もういっそのこと、エントリー向けMacBookは「Air」を廃して無印の「MacBook」に統一したほうがユーザーにとっても分かりやすいですし、ラインアップを極力シンプルに収めたいAppleの方針にも合致します。

もし今度の発表会でMacBook Airの役目を引き継ぐ後継機的な存在が現れたとしても、Airブランドが存続する可能性はどちらかと言えば低いかなと思います。12・13インチのライトユース向けMacBook、13・15インチのハイスペックなMacBook Pro、この2ブランド展開となるのではと筆者は予想しています。

まあただ、より安価な価格でラップトップのMacが買える、廉価版としての魅力を全面的に押し出すならば「Air」というネーミングはなかなか良いのではと。

iMac、Mac Pro、Mac miniもマイナーアップデートが施される!?

MacBookだけでなく、iMac、Mac Pro、Mac miniのデスクトップMacにもアップデートが施されるとの情報もあります。とは言っても、内部スペックを強化したマイナーアップデートに留まるとされ、外観の変化や大きな機能面での変化は無さそうです。

サブメン的なMac ProとMac miniにもそろそろアップデートが…?

2016年 Mac Pro、Mac mini

Mac miniは最新モデルと言えど2年前の物ですし、フラッグシップ機Mac Proに至っては最新モデル発売からそろそろ3年が経過しようとしています。そろそろプロセッサやグラフィック性能を強化した新型が登場しても良い頃ではあります。

参考までに、先月書いた記事「2016年9月現在、Macを新規購入・買い替えすべきでない4つの理由」から、Macのアップデートに関する記述を抜粋します。見て頂くと分かるように、ある意味サブメンでもあるMac ProとMac miniは、Macコンピューターの中でも一際アップデートの見送りが目立ちます。

MacBook Air、MacBook Pro、Mac mini、Mac Proの現行機種は発売から1年以上が経過、今年はiOSデバイスとApple Watchで突っ走ってきたAppleですが、そろそろ本命であるMacシリーズが一斉アップデートされそうな気がしてならないのです。

今日この記事を書いている9月20日現在、Macシリーズ各モデルの現行機種発売から何日経過したのか。新しい順にならべると下のようになります。

MacBook 12インチ Early 2016 2016年4月19日発売、154日経過
iMac 27インチ 5Kモデル 2015年10月13日発売、343日経過
MacBook Pro 15インチ Mid 2015 2015年5月19日発売、490日経過
MacBook Air 13インチ Early 2015 2015年3月10日発売、560日経過
MacBook Pro 13インチ Early 2015 2015年3月10日発売、560日経過
Mac mini Late 2014 2014年10月17日発売、704日経過
Mac Pro Late 2013 2013年12月19日発売、1,006日経過

記事:2016年9月現在、Macを新規購入・買い替えすべきでない4つの理由

新型iMacは来年まで引き伸ばしされるかも

2016年 新型iMac

Mac ProとMac miniはそろそろアップデートの頃合いではありますが、新型iMacの登場は来年まで引き伸ばされる可能性が高いです。

主な要因は、今年末から出荷が予定されているIntel第7世代(Kaby Lake)のデスクトップ向けプロセッサ。やはりiMacといえばMacのメインストリーム機ですので、Appleとしては現行機搭載の次世代型であるCore i5-7500、Core i5-7600、Core i7-7700を搭載したい狙いが有ります。というかそもそも、iMac 27インチ Late 2015で現状最新(デスクトップ向け)の第6世代(Skylake)CPUを搭載しているので、27インチモデルはモデルチェンジしようが無いというのが現状です。

27インチは来年に持ち越しで、Skylake搭載の21.5インチを登場させるというシナリオも無いとは言い切れませんが、だったら間近に迫ったKaby Lake登場を待って両モデル同時にアップデートした方が効果的だと思います。

5K解像度のThunderboltディスプレイが登場!?

2016年 新型Thunderboltディスプレイ

Apple純正の外部液晶ディスプレイ「Thunderboltディスプレイ」、27インチの大画面は魅力的ですが解像度は2,560 x 1,440ピクセルと決して高精細では無いのにも関わらず、お値段は10万超えで4Kディスプレイよりも高価。Macと相性抜群なデザインセンスは流石Appleといった感じですが仕様は明らかに時代遅れ、今年6月にとうとう生産を終了してしまいました。

生産終了時に次期モデルに関するアナウンスは一切されなかったものの、今度の発表会で新型のThunderboltディスプレイが登場するのではと期待されています。

解像度は旧モデルの4倍で27インチのRetina iMacと同じ5K(5,120 x 2,880ピクセル)になるとされ、最近の情報ではディスプレイ本体内部に独立したグラフィックプロセッサを搭載するとのこと。また、新しくなるMacBook Proに合わせ、従来のThunderbolt端子に加えてUSB Type-C接続もサポートされるのでしょうか。

DELLは27インチの5Kモニター(UP2715K)を発売していますが、あいにくそのお値段は20万円近く…。出来れば価格は据え置きで10万円程度には収めて欲しいところです。

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