レビュー

薄くて大容量な「Anker PowerCore II Slim 10000」は2017年の決定版

  • 2017-09-24
  • 2017-10-25
9/10
  • スマホとの重ね使いも可能な小型・薄型ボディ
  • PowerIQ 2.0対応で従来よりも充電速度が向上
  • 指紋が目立ちにくいマットな質感
  • ゴムっぽい裏面はホコリが付きやすく目立ちやすい

モバイルバッテリーといえば、あの超有名ブランド「Anker」を思い浮かべる方は多いかと思いますが、同社が今月の初めに発売した新製品「PowerCore II Slim 10000」はご存知ですか?

以前当ブログでは、「PowerCore 10000」をレビューしましたが、今回の「PowerCore II Slim 10000」はその名の通り1万mAhのバッテリー容量は据え置きつつも、外装が30%ほど薄型化=Slim(スリム)になりました。面積はiPhone 7/8同等なので、「スマホと重ねて使う」という使い方を実現しており、機動性と容量を兼ね備えた2017年の決定版とも言える一台です。

実際に使い始めてから2週間ほど経ちましたので、詳しい使用感などをお伝えしていきます。

Anker PowerCore II Slim 10000

パッケージの様子と同梱品について

パッケージは水色と白を基調としたシンプルで清潔感のあるデザインで、天面にはAnkerのロゴが。

Anker PowerCore II Slim 10000 パッケージ

裏面はこんな感じ。

Anker PowerCore II Slim 10000 パッケージ

箱の中には、PowerCore II Slim 10000本体と説明書類、バッテリーそのものを充電するためのMicro USBケーブル、そして専用のソフトポーチが入っています。

Anker PowerCore II Slim 10000 同梱品

説明書には、各ポートの入出力やその他仕様が事細かに記されています。

Anker PowerCore II Slim 10000 説明書

ケーブルは片方がバッテリー側へ繋ぐMicro USBで、もう片方はスマホの充電器やパソコンに繋ぐUSB Type-Aです。バッテリーだけでなく、一部のAndroidスマホの充電にも使えますね。

Anker PowerCore II Slim 10000 MicroUSBケーブル

全身黒に包まれたボディ。細部まで作りをチェック

本体天面の様子

天面は黒塗りのプラスチックで作られていますが、表面にはサンドブラスト加工が施されているので、指紋が目立ちにくいのは嬉しいポイント。中央にはAnkerのロゴ、隅にはインジケーターランプが配置されています。

Anker PowerCore II Slim 10000 天面

滑り止め効果のある裏面

裏面はゴムのような手触り。冒頭でも説明したように、薄型な当バッテリーはスマホと重ねて使えるので、滑り止めとしてゴム素材を用いたと思われます。

こちらも心地よい手触りとなっていますが、素材の特質上ホコリが付きやすく目立ちやすいので、使わない時は付属のポーチへ入れておけば安心です。

Anker PowerCore II Slim 10000 裏面

端子

端子は側面にあり、中が青いのが他のデバイスへ電力を供給するUSB Type-Aで、その隣りにある小さな端子はバッテリー本体を充電するMicroUSBです。

稲妻マークと共に書かれている「IQ」とは、「PowerIQ 2.0」に対応している旨を指します。これはAnkerが独自に開発した技術で、繋いだデバイスを自動で検出し、適切な電力によって充電する仕組みになっています。

Anker PowerCore II Slim 10000 ポート

インジケーターランプとボタン

側面にある丸いボタンを押すと、青色の4灯式インジケーターランプが光り、25%刻みでバッテリー本体の残量を把握できます。

Anker PowerCore II Slim 10000 インジケーターランプとボタン

小型で薄いPowerCore II Slimなら、“重ね使い”できます

PowerCore II Slim 10000は縦横寸法は137 x 66mm。iPhone 7や8とほぼ同じくらいの面積でありながら、中にはiPhone x4〜5台分くらいの大容量バッテリーが収められているので、スタミナと機動性を上手く両立させた一台です。

Anker PowerCore II Slim 10000 iPhone 8と大きさ比較

では、厚みはどうでしょう。本体厚は16mmで、iPhoneをはじめとする一般的なスマホ2台分に相当します。ただ、重量は210gなので、スマホ2台を重ねて持つよりかは遥かに楽ちん。

Anker PowerCore II Slim 10000 厚み

小型で薄型なPowerCore II Slim 10000なら、下のようなスマホとの重ね使いも可能で、ポケモンGOのサブバッテリーとしても活用できますね。総重量は300gを超えるので、流石に長時間持っていると疲れますが、iPhone 6/7/8等の小柄なスマホとの組み合わせは抜群です。

Anker PowerCore II Slim 10000 重ね使い

急速充電と充電速度について

PowerIQ 2.0により最大18Wの出力が可能

先ほどもお伝えしたように、PowerCore II Slim 10000にはAnkerが独自に開発した技術「PowerIQ 2.0」が組み込まれています。

Anker公式のプレスリリースページによると、従来のPowerIQが最大12Wだったのに対し、今回のバージョン2.0では最大18Wに引き上げられ、充電速度が向上しているとのこと。

「PowerIQ」は接続された機器を自動検知し、最大入力12Wまでのデジタル機器に対して適した最大スピードで急速充電を行うAnker独自のテクノロジーです。

「PowerIQ 2.0」では、入出力とも最大18Wまでの全てのデジタル機器にフルスピードで充電できるようになったため、Galaxy S8をわずか90分で満充電できるだけでなく、急速充電に対応した充電器をご利用いただくと、最速約4時間程度でバッテリー本体への充電も完了致します。

Anker | プレスリリース 進化したPowerIQ 2.0搭載のスリムな大容量モバイルバッテリー 「Anker PowerCore II Slim 10000」を販売開始

QuickCharge 3.0対応のXiaomi Mi5sは1時間40分でフル充電

まずは、QuickCharge 3.0に対応しているXiaomi Mi5sで検証します。残量ほぼ0の状態から100%に至るまで、要した時間は1時間40分ほどで、以前レビューしたdodocoolのQC3.0対応充電器とほぼ同じペースで充電されています。

充電を始めた直後Ampereでチェックしたところ、電流は2,980mAでした。

急速充電非対応のHuawei novaは2時間半

次に、QuickChargeには非対応のHuawei nova。バッテリー容量は3,020mAhでMi5sよりも若干小さいですが、20%から100%に至るまで2時間半ほど掛かったので、急速充電の有無が大きく響く結果となりました。

アマゾンにて3,299円で販売中

今回レビューした「Anker PowerCore II Slim 10000」はアマゾンにて販売中で、記事を執筆している2017年9月24日現在の価格は3,299円です。無印版のPowerCoreより900円お高いというのは考え物ですが、スマホと重ね使いも可能な薄型ボディや、進化したPowerIQ 2.0はPowerIQ 2.0ならではの特色なので、妥当な価格だと思います。

お値段含めて、「2017年の決定版」とも言える素晴らしいモバイルバッテリーで、万人受け間違い無しです。バッテリーの新調を検討されている方は、ぜひ下のリンクからアマゾンの販売ページをご覧下さい↓

Anker PowerCore II Slim 10000

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