Anker PowerCore 10000レビュー:手のひらに大容量が収まる幸せ
- 2017-05-28
- 2017-10-25
これまで当ブログではいくつかのモバイルバッテリーをレビューしてきましたが、今回ご紹介するものは最も実用性に優れた製品だと言えるでしょう。
ガジェット好きなら誰もが知っているであろう超有名なブランド「Anker」(アンカー)。同社のベストセラーである「PowerCore 10000」が、先日アマゾンにてセールの対象となっており、良い機会だと思いこの度のレビューを兼ねて購入しました。
本体の外観から使い勝手などなど、写真を交えて詳しくレポートしていきます。
Anker PowerCore 10000
目次
購入に至るまでの経緯
レビューの前に、PowerCore 10000の購入に至るまでの経緯をちょこっとだけ記しておきます。
筆者はこれまでいくつかのモバブを手にしてきましたが、その中でも満足度の高かったのがcheeroさんの「Power Plus 3 mini 5200mAh」です。持ち運びの際に苦を感じないコンパクトなバッテリーで、作りも非常にしっかりしていたのですが、スマホを2回充電したら尽きてしまうほどの容量には心もとなさを感じていました。
Anker PowerCore 10000は、名前の通り10,000mAhの大容量バッテリーを内蔵しつつ、同クラスの製品としては世界最小・世界最軽量(2016年8月末時点)を誇っています。おまけにアマゾンのベストセラー1位(購入時)ということもあり、前々から気になっていました。
そして先日、何ともちょうどよいタイミングでアマゾンのタイムセールが実施され、1,999円でポチることが出来ました。
パッケージと付属品
パッケージにはANKERのロゴがプリントされており、今風のシンプルな見た目です。
裏面はこんな感じ。
いざ開封!フィルムに包まれたPowerCore本体を取り出します。
Happy? Not happy? これって一体…(笑)
付属品も取り出します。
PowerCoreを充電するためのケーブルが付いてきますが、Micro USB対応ならスマホにも使えます。片方はANKERの文字が入ったフルサイズのUSB、もう片方はPowerCoreへ接続するMicro USBポートで、約60cmと程よい長さ。
持ち運びの際に便利なソフトポーチも付いてきました。
本体外観のチェック
いよいよPowerCore 10000本体の作りを見ていきます。ボディは全てプラスチック製ですが、工作精度が高いので安っぽさは感じられません。
マット仕上げのミニマムなデザイン
本体の全体像はこの上なくシンプル&ミニマムで、これぞ正に「機能美」とも言うべきでしょうか。表にはANKERのロゴ、インジケーターランプがさり気なく配置されており、余計な装飾などは一切見受けられません。
表面はサラサラとしたマットな仕上がりで、指紋や手汗は付きにくく、傷も目立ちにくそうです。
ポート部分
ポートは、外部デバイスを充電するためのUSB出力ポートが1つ、PowerCore本体を充電するためのMicro USB入力ポートが1つという構成です。
稲妻のマークは「PowerIQ」というAnker独自の技術を示しており、これは接続したデバイスを検出して適切な電流を送り出すというもの。
ボタンと残量インジケーター
表からみて右上の側面には物理ボタンが1つ備えられており、押すと残量インジケーターが光ります。
残量インジケーターは4段階で、ボタンを押すと青色のLEDでPowerCoreのバッテリー残量を示します。
手のひらサイズに大容量が収まる幸せ!
PowerCore 10000は、10000mAhクラスの製品としては世界最小・世界最軽量(2016年8月末時点)を謳っており、実際手にしてみるとあまりのコンパクトさに驚きました。
言葉通りの「手のひらサイズ」で、これならジーパンのポケットに入れても違和感無く、積極的に持ち運びたくなりますね。
厚みはちょうど5円硬貨と同じくらい、スマホ3〜4台分といったところでしょうか。
筆者の財布ほどのコンパクトなサイズ感で、面積はクレジットカードと同じくらいです。iPhone 7も横に置いてみました。
今手元にあるバッテリー2つと比べてみると、下のような感じに。
左はcheero Power Plus 3で、13,400mAhと大容量なのは良いのですが、重量は245g = iPhone 7約2台分とかなりずっしりしています。
右も同じくcheeroのPower Plus 3 miniで、こちらは小型・軽量が売りのバッテリーなので持ち運びには適していますが、容量は5,200mAhとやや心もとないです。
そして真ん中がAnker PowerCore 10000です。Power Plus 3 miniよりかは嵩張りますが、重さはやや大きめのスマホと同じくらいなので、持ち運びに対する苦は感じません。なおかつ、スマホ3〜4回充電できる10,000mAhのバッテリーを内蔵し、機動性とモバイル製のバランスの良さが本製品最大の魅力でしょう。
使い勝手は極めて良好
充電速度に関してですが、QuickChargeなどの急速充電までには及ばないもの、体感としては一般的な充電器と変わりません。iPhone 7だと20%から100%まで約1時間40分、Xiaomi Mi5sというAndroidスマホでも同じくらいで、不便なく使えています。
試しに、Android向けの電流計測アプリ「Ampere」を見てみると、充電中は1,500mA前後を示していました。自宅で使っている据え置き型充電器と同じ水準です。
難点を挙げるとすれば、PowerCore本体の充電時間でしょうか。正確に測っていないのでおおよその数値ですが、付属のケーブルとよくあるUSB充電器の組み合わせで5〜6時間掛かりました。
「残量インジケーターが1つになったら充電」といった使い方を慣習化しておかないと、いざという時残量が無い!といった事態もあり得ます。
価格はアマゾンにて2千円ちょい。コスパも良し
実際に使い始めて一週間ほどが経ちますが、早くも無くてはならないガジェットと化しています。「とりあえず、自宅でも旅行でも使えるオールマイティーなモバイルバッテリーが欲しい」という方には、真っ先にこのPowerCore 10000をおすすめしたいですね。
2017年5月28日現在のアマゾンでの販売価格は2,299円で、同容量の他社製品と比べても妥当と言える値段です。下のリンクから販売ページへ飛べます↓

Anker PowerCore 10000
また、Android向けの急速充電規格「QuickCharge 3.0」に対応した上位版「PowerCore Speed 10000 QC」もありますが、そちらは2,999円と若干割高となります。コスパの良さを求めるなら、今回ご紹介した無印版を選ぶべきだと思います。