格安スマホ入門としては現状最有力?「Huawei P10 lite」レビュー

レビュー

評価できる点

  • 安さを感じさせない良質なガラスボディ
  • ゲームも現実的な程よいスペック
  • 指の関節で操作する「ナックルジェスチャー」が面白い
  • au VoLTEやWi-Fi 802.11acに対応
  • 充実した付属品

残念な点

  • DSDS非対応
  • 背面は指紋が目立ちやすい

総合評価

評価:9/10

当ブログではこれまで幾つかのHuaweiスマホをご紹介してきましたが、今最も売れているモデルといえば「P10 lite」でしょう。

価格ドットコムさんが公開している過去1週間の人気ランキングでも、P10 liteはトップの座を獲得しており、多くのMVNO(格安SIM業者)ではセット端末として絶賛取り扱い中。

3万円以下というお手頃価格で購入できる格安機ですが、日常使いにおいて求められるスペックや機能を一通り盛り込んでおり、これと言って大きな弱点がありません。逆に、ユーザーをときめかせるような目新しさもありませんが、全体的にバランス良くまとまった機種なので、これから格安スマホデビューをお考えの方には、ぜひ検討してもらいたい一台です。

筆者も国内発売と同時に入手し、かれこれ2ヶ月ほどサブ機として使ってきたので、その使用感レビューを交えながらP10 liteの全貌をチェックしていきます。

Huawei P10 lite SIMフリースマートフォン


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ガラス背面+メタルフレームが特徴的なボディ

まずは、本体外観からチェック。

P10 liteはコスパ重視の低価格モデルですが、筐体からチープな印象を受けることは無く、細部に至るまで抜かりない完成度です。liteといえば、これよりもさらに安い「nova lite」というスマホがありますが、精度の高さやデザイン性で言えばP10 lite側に軍配が上がります。

前面には5.2インチのディスプレイ。程よく引き締まったベゼル

前面には5.2インチの液晶ディスプレイが搭載されており、その周りのパーツ配置は至って平凡。特に目新しさなど感じられない無難な作りではありますが、シンプルにまとまっていて見栄えも操作性も良好です。

ディスプレイ左右の縁(ベゼル)は目測で3mmほど。「ベゼルレス」とまではいかないものの、程よく引き締まっており、野暮ったさは感じません。

タッチボタンはオンスクリーン式

iPhoneなら前面下部に丸いボタンが付いていますが、Androidには基本的にそれがありません。操作は画面の下端に現れるタッチボタンで行い、左から「戻る」「ホーム」「タスク」の並びとなっています。

ボタンが画面内に表示される「オンスクリーン式」のため、映像の表示領域が僅かに狭まってしまいますが、設定から並びを自在に変更できるのはこの方式ならではのメリットではあります。

背面は光沢感のあるガラス仕上げ。人気色は「サファイアブルー」

無印版Huawei P10はマットな手触りのメタルボディが特徴的ですが、P10 liteの背面は光沢感のあるガラス仕上げとなっています。人気色の「サファイアブルー」は、去年発売されたhonor 8を連想させるデザインで、多層フィルムが織りなす独特な光の反射が目を引きます。

この挑戦的な外観はとても気に入っていますが、指紋が目立ちやすいのは難点で、夏場は汗でツルツルしてしまいます。少なからずデザイン性は損なわれてしまいますが、保護ケースは必須です。

背面左上にはカメラとフラッシュライトが設置されています。その下に見える四角いへこみは指紋認証センサーで、予め登録した指を触れることで端末のロック解除が可能です。

右側面には物理ボタン

物理ボタンは、端末右側面からアクセス出来ます。長細いのが音量調節ボタンで、表面がボコボコしているのが電源ボタンとなっています。

充電口はMicroUSB。両面リバーリブルじゃないのが難点

充電とデータ転送を一手に担うのは、本体底面に取り付けられたMicroUSB端子。

最近は両面リバーリブルに使えるUSB Type-C端子が主流ですが、残念ながらこのMicroUSBは表裏の区別がある形状なので、挿す向きをいちいち確認しなければならないのは面倒です。

ポート挟んで右側がスピーカー、反対側の小さな穴はマイクとなります。

イヤホンジャックは天面に装備

本体天面には、有線イヤホンを繋ぐ3.5mmオーディオジャックがあります。

充実した付属品

HuaweiのSIMフリースマホ、特にP10 liteのような格安機は、格安SIM(MVNO)でセット端末として売られることが多く、格安スマホデビューとしてこの機種を選ぶ方も多いでしょう。メーカーとしてもビギナー層を意識しているためか、P10 liteは、開封すれば直ぐに使い始められるよう、一通りのアクセサリーが付属しています。

パッケージはライトな雰囲気でお洒落。

同梱物は下のような感じです。

一見どこにでもありそうなUSB充電器ですが、よく見ると「Huawei Quick Charge」の文字が。Huawei独自の急速充電システムにより最大9V/2Aで出力され、一般的な5V/2A充電器よりも速く充電される仕組みとなっています。

ただし、これはあくまでもP10 lite独自の急速充電規格なので、例えばQualcomm Quick Chargeに対応するスマホ(Galaxy S8やXpeira XZなど)を繋いでも5V/2Aで充電されます。

充電・転送ケーブルは、片方が端末側へ繋ぐMicro USB端子、もう片方は充電器へ繋ぐUSB端子となっています。

イヤホンまで付属しています。何処と無くiPhoneのEarPodsを連想させる作りですが、音質に関してはそれよりも遥かに劣り、おまけ程度のクオリティ。とりあえず、YouTubeの動画視聴やゲームが出来れば良いみたいな、音にこだわらない方であれば問題なしです。

ケーブルの途中にはリモコンが挟まっており、音量調節や曲の再生・停止を操作できます。

専用のハードケースがついているので、美しいガラス背面を傷からガードできます。ただ、側面は丸出し状態なので、がっちり保護したいならばSpigenさんの「クリアTPUカバー」や「ラギッド・アーマーケース」辺りがおすすめです。

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格安機としては十分な性能を備え、ゲームにも対応

SoC「Kirin 658」に3GBの実行用メモリ

実際の動作に大きな影響を及ぼすのがSoC(特にCPU)ですが、Huawei P10 liteには「Kirin 658」というものが採用されています。これはHuaweiの子会社であるHiSiliconが開発したもので、いわばメーカーオリジナルのSoC。

CPUは、2.1GHz x4コアと1.7GHz x4コアから成り、Kirinシリーズではよく見られるオクタコア(8コア)です。一世代前のモデル「P9 lite」にはKirin 650が載っていましたが、Kirin 658は高周波数コアが0.1GHzクロックアップしたことで、僅かながらスペックアップを実現しています。

机のスペースとも例えられる実行用メモリは、3GBを搭載。格安スマホとしてはよく見られる仕様で、多くのアプリを同時起動してもそこそこ余裕のある容量です。

Antutuベンチマークのスコアはnova liteに並ぶほど

性能を数値化すべく、スマホ用ベンチマークアプリとして著名なAntutu Benchmarkを試してみました。3回連続して走らせた平均値は56,493点で、Kirin 655搭載のnova liteとほぼ同じスコアを記録。

他のデバイスと比較してみると以下のグラフのとおりで、Snapdragon 625を積む無印novaやASUS ZenFone 3に迫るスコアを出しているので、3万円以下の機種としてはなかなか優秀です。上位を占めるのはHuawei Mate 9やiPhone 7などの最新フラッグシップ機で、価格がそのままスペックに現れていると言えますね。

旧世代「P9 lite」よりも着実にスペックアップ

Huaweiスマホが国内で急激に脚光を浴び始めたきっかけは、デュアルレンズカメラが売りの「P9」ですが、その廉価モデル「P9 lite」もコスパの良さから支持を集めていました。今作のP10 liteはまさにその後継機にあたる訳ですが、基本的なスペックは総じて底上げされており、順当進化といえます。

P9 lite P10 lite
SoC Kirin650
2.0GHzx4+1.7GHzx4
Kirin658
2.1GHzx4+1.7GHzx4
メモリ(RAM) 2GB 3GB
ストレージ(ROM) 16GB 32GB

ただ、目覚ましい発展は見当たらず、「進化」というより「改良」までに留まった感じなので、P9 liteユーザーがあえて乗り換えたくなるか?といえばそれは疑問です。

「デレステ」はアップデート配信により快適に動作。ジャギらない!

スマホの性能を見極めるのに適したゲーム「デレステ」ですが、3D軽量および2Dであればスペック控えめなP10 liteでもかなり快適に動作します。ノーツの多いMaster曲でもタップ・フリック抜けなどは見られず、2D設定で発熱を抑えつつプレイすれば、イベント周回も現実的です。

また、以前Kirinプロセッサ搭載スマホに限って発生していたジャギ問題(映像が荒くなる現象)ですが、先月実施されたデレステの大型アップデートにより解消され、最新バージョンではくっきりとした映像を楽しめます。

安くても機能は充実

背面に指紋認証センサーを搭載。精度や速度は良好

もはや必須アイテムとなった指紋認証センサーですが、P10 liteにももちろん搭載されています。背面上部に角丸四角形のへこみがあり、予め指紋を登録した指をそこへ触れると、パスコードを入力せずともロックが解除される仕組みです。

精度に関しては並の機種と変わらず、指の位置が若干ずれていても正常に読み取ってくれますし、誤認証で悩まされることもありません。

筆者は現在Huawei Mate 9をメインスマホとして使っていますが、認証速度に関してはMate 9の方が勝ります。Mate 9は指の先をちょこっと触れるだけでも読み取られますが、P10 liteは0.2〜0.3秒ほどセンサーに触れる必要があり、さほど苦ではないもののワンテンポ遅れる感じはあります。

指の関節で操作する「ナックルジェスチャー」が何気に便利

スマホの操作は年々多様化しており、Huaweiスマホに取り入れられている「ナックルジェスチャー」は、指の関節で操作するというユニークな機能です。Huaweiの全機種に対応している訳ではなく、P9 liteやnova liteなどには非搭載ですが、P10 liteにはこれが組み込まれています。

代表的なジェスチャーは関節部分で2回ノック→スクリーンショットや、Sの字を書く→ページ全体のスクリーンショットなどですが、他にもカメラやChromeブラウザーの起動など、様々な操作が可能です。

  • 2回ノック:スクリーンショット
  • sの字:ページ全体のスクリーンショット
  • cの字:カメラを起動
  • eの字:Chromeを起動
  • mの字:音楽を起動
  • wの字:天気を起動

Wi-Fiの802.11acに対応!novaやnova liteよりも高速なネット接続

この価格帯の格安スマホとしては珍しく、Wi-Fiの802.11acに対応しています。

Huawei novaとnova liteは、5GHzに対応するものの11acには非対応で、実際に比べてみると通信速度は2倍ほどの開きがありました。YouTubeの高画質動画を再生したりファイルのダウンロード時など、その違いを実感する場面は度々あるので、見逃せないステータスの一つです。

ちなみに、iPhone 7ではacに加え「MIMO」という技術をサポートしており、それと比べると速度は劣ります。下の画像は、iPhone 7/nova/nova lite/P10 liteの4台を用いて同時間帯にスピードテストした結果ですが、ワイヤレス性能が顕著に現れています。

カメラもなかなか。アプリの操作感や多彩な撮影モードは上位機種譲り

Huaweiスマホといえばカメラ!みたいなイメージありますが、P10 liteはカメラ性能・撮影モード共に特筆すべき点はありません。ただ、試し撮りしたものを見る限り、「安かろう悪かろう」と言わせない写りで、写真に凝る方でなければ十分満足できる仕上がりです。

下に作例を貼りましたので、クリック(タップ)して拡大表示してみて下さい。いずれも標準モードで撮ったものを加工なしで載せていますが、色もニュアンスもよく再現されていますよね。

ポートレートモードや2倍光学ズームなど、P10やMate 9など2眼カメラモデルに備わっているような機能こそ無いものの、ISO感度やシャッタースピードを弄れるマニュアルモード(プロ写真モード)や料理写真に適したナイスフードモードは健在です。

多彩な撮影モードやアプリの操作感は、Huaweiが誇る上位機種たちから譲り受けているので、同価格帯のスマホに比べればワンランク上のカメラ力を備えていると思います。

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国内ほぼ全ての携帯電話回線が使える

FOMAプラスエリアからLTE B19まで、幅広くカバー

さすがは格安SIM界で大手を振っているだけあり、Huawei P10 liteは国内の通信キャリアの通信バンドを幅広くカバーしています。FOMAプラスエリア(WCDMAのB6)はもちろんのこと、auやソフトバンクの通信網にも対応しているので、ドコモ系のMVNOだけでなくUQ mobileやワイモバイルでも運用出来ます。

以下、P10 liteの公式ページより対応周波数帯の一覧を転記します。

  • GSM:850/900/1800/1900MHz
  • W-CDMA:B1/5/6/8/19
  • FDD-LTE:B1/3/5/7/8/18/19/26
  • TDD-LTE:B41

「楽天モバイル」で試してみた

今回筆者は、P10 liteを楽天モバイル経由で購入したので、同社の通信サービスとSIMカードを一緒に手に入れました。購入から数日後に本体とSIMカードのセットが届くので、下のような状態のSIMカードを台紙から切り離し、本体へ装着していきます。

P10 lite本体左側面にあるSIMトレイを取り出し、そこへ楽天モバイルのNano-SIMカードを装着。カードの切り欠け位置が合っているかを確認し、ゆっくりとトレイを戻します。

SIMカードを入れると、自動的にAPNの設定画面が開くので、「楽天モバイルB(LTE/3G)」というものを選べば設定完了です。問題なく通信および通話できるようになりました。

au VoLTE対応で「UQ mobile」でも使える

発売後に配布されたソフトウェアアップデートにより、au系の格安SIM「UQ mobile」のVoLTE SIMにも無事対応したとの情報を得たので、手持ちの回線で試してみました。

SIMカードを入れると先程と同様にAPNの設定が開き、その中の「uqmobile.jp」を選ぶだけで開通。通信と通話、いずれも問題ありませんでした。

少し余談になりますが、UQ mobileでは限定カラーとして「サクラピンク」を取り扱っています。主張しすぎないほんのりとした桜色と、和菓子っぽい可愛らしい名前が好印象ですね。

乱立する格安SIM業者の中でもずば抜けて回線速度の速いUQ mobileですが、プランの構成や縛り(最低利用期間)に関しては一癖も二癖もあるため、契約前には公式Webページに書かれている内容をしっかり把握しておきましょう。

総評:入門機としては現状最も”無難”な一台かも。弱点といえばDSDS非対応か

ここまでHuawei P10 liteの全貌をチェックしてきましたが、様々な要素を総括すると「現状ある格安スマホの中で、入門機としては最も”無難”な選択肢」という結論へ行き着きます。飛び抜けたポイントは無いものの、弱点は少ないので、「無難」という表現が適切だと思いました。

nova、nova liteと比べると、それぞれの位置関係は下のような感じでしょうか。(悪い<良い)

  • 値段:nova lite << P10 lite <<< nova
  • 性能:nova lite < P10 lite << nova
  • 筐体の作り:nova lite < P10 lite = nova
  • Wi-Fi性能:nova lite = nova << P10 lite(11ac対応)
  • モバイルネットワーク:nova lite << P10 lite(au VoLTE対応) << nova(au VoLTEとDSDS対応)

P10 liteの大きな弱点といえば、2回線の同時待ち受け=DSDSに対応していないことでしょうか。一応、SIMスロットは2枚のNano-SIMが装着できる形ですが、2G(GSM) + 4Gの待受となるため、日本国内の通信環境ではDSDSが出来ない点には注意が必要です。なので、DSDSを求める方は、ややお高くなりますがnovaを選ぶと良いでしょう。

  • P10 lite:実用的かつ品質が良くなるべく安いスマホが欲しい。ガラスボディが好み。
  • nova:DSDS(2回線同時待ち受け)したい。アルミボディが好み。
  • nova lite:とにかくコスパと安さ重視。

Huawei P10 liteの本体のみを購入したい方は、下のリンクから各通販サイトの販売ページをご覧ください↓

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平均28,826円最安25,704円

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格安SIM(MVNO)でも取り扱っています。業者によってプラン・料金形態は異なるので、詳しくは各社の公式ページをご参照下さい↓

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