Vernee Apolloレビュー:10コアCPUに2K液晶搭載の超コスパスマホ

レビュー

評価できる点

  • FREETEL SAMURAI 極2と同等の性能が3万円以下!脅威的コスパ
  • WQHD(2,560 x 1,440)の高解像度ディスプレイ
  • 値段の割にカメラの画質が良い
  • 質の高いメタルボディ

残念な点

  • 指紋認証センサーの精度がいまいち
  • 電池の消耗が気になる
  • VRコンテンツなど、負荷がかかると発熱が大きい

総合評価

評価:7/10

3ヶ月ほど前に当ブログでご紹介した中華製スマートフォン「Vernee Apollo」を購入しましたので、実機レビューしたいと思います。

Vernee(バーニー)は、XiaomiやOppoなど中国スマホメーカーの中の一社ですが、グローバル向けの会社というイメージがあります。去年11月に発表された「Apollo」は、現状ラインナップ上で最高峰に位置する端末で、10コアSoC「Helio X25」WQHD(2K)ディスプレイなどのハイスペックな要素がふんだんに盛り込まれています。

しかし、お値段はなんと3万円以下(記事執筆時)で、この驚異的なコストパフォーマンスの高さこそ最大の魅力でしょう。

実際の使い心地や品質などはどうなのか、たくさんの写真を交えながら詳しくご紹介します。

Vernee Apollo

GearBest

$199.99

更新

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開封と同梱品の紹介

まずは開封の様子と、同梱品の紹介をします。

Vernee Apolloのパッケージは黒色のボール紙で作られており、なかなか格好良いデザインです。

Vernee Apollo 開封

後ほどご紹介しますが、Apollo専用のVRゴーグルが同梱されています。本体を固定する台座がそのままVRゴーグルへ変身するという、ちょっとしたギミック。

Vernee Apollo 開封

VRゴーグルはこんな感じ。ゴーグル本体に伸縮性のバンドを取り付ける仕組みです。

Vernee Apollo VRゴーグル

中国メーカーでありながら、説明書類は全て英語表記です。

Vernee Apollo

ケーブルはUSB Type-Cで、本体の充電と通信を担います。太めのケーブルで、断線しやすい根元部分もがっちりガードされているため、耐久性は良さそうです。長さは80cmくらいあります。

Vernee Apollo USBケーブル

充電器のプラグはEU仕様(タイプC)で、残念ながら日本国内では使用できません。しかし、筆者がGearBestで購入した際にはコンセントの変換パーツが付いてきたので、有難く使わせてもらいます。

多くの方はスマホ用充電器をお持ちかと思いますので、既存のものを使えばOKです。

Vernee Apollo USB充電器

本体液晶面には透明なフィルムが2枚貼られています。1枚は傷防止用、もう1枚は保護フィルムとして使えるおまけです。

おまけのフィルムは、周囲光の反射を抑えるハーフグレアっぽい仕上げなので、着けっぱなしで使い続けても良いでしょう。

Vernee Apollo 保護フィルム

本体外観や品質をチェック

「格安な中華スマホ」と聞いて、玩具っぽい安っぽいイメージを思い浮かべる方も多いかと思いますが、最近の機種は侮れませんよ。

これからApolloの外観を隅々までチェックしますが、お世辞無しで高級スマホに見劣りしない質感・デザインだと感じました。もし「これ6万円のスマホだよ」と言われても納得してしまいそうなくらい、クオリティは高いです。

液晶ディスプレイ面

Apolloには5.5インチの液晶ディスプレイが備えられており、これはiPhoneのPlusシリーズとちょうど同じ大きさなので、スマホとしてはかなり大きな部類に入ります。

解像度はよくあるフルHDよりも更に大きなWQHD=2K(縦2,560 x 横1,440)で、一般的なパソコンのディスプレイよりも高解像度・高精細です。

Vernee Apollo 液晶ディスプレイ

上部には自撮り用の800万画素カメラ、受話口、近接センサーが取り付けられています。

Vernee Apollo 前面カメラ

ボタンはスクリーン上に表示される「オンスクリーン」で、ちょっとこれは残念な点。せっかくの大画面をボタンスペースに専有されてしまうのは勿体無い気がします。

前面下部は無駄なスペースになっているな…と。

Vernee Apollo タッチボタン

背面はマットな手触りのメタルボディで、上下には樹脂製のアンテナバンドが設けられています。ゴールドモデルもあるようですが、GearBestで販売されているのは今回登場しているグレーのみ。

よくありがちな無難な仕上げではあるものの、全体的にシンプルにまとまっていて、筆者としてはかなり好感度高いデザインです。

Vernee Apollo 背面

背面上部には2,100万画素カメラと2灯のフラッシュライト、その下には指紋認証センサーが備えられています。それぞれのパーツの縁は光沢加工が施されており、より一層高級感を高めています。

カメラは背面から1mmほど飛び出ています。

Vernee Apollo 背面カメラ

本体下部にはVerneeのロゴと「Model: Apollo」の文字が。シンプルそのものです。

Vernee Apollo 背面ロゴ

底面にはUSB Type-Cポートが1基備わっており、その右側はスピーカー、左側はマイクの穴です。USB-Cは両面リバーシブルなので、煩わしさを感じません。

Vernee Apollo 底面

上部にはイヤホンジャックが設けられています。

Vernee Apollo 上面

前面から見て右側面には、電源ボタンと音量調節ボタンが設置されています。押し心地は良好です。

Vernee Apollo 電源ボタンと音量調節ボタン

左側面にはSIMスロットが設けられており、2スロットがそれぞれ独立しているというあまり見かけない構造。片方がNano-SIMとMicroSDの両用スロットで、もう片方はMicro-SIMスロットとなっています。

Vernee Apollo SIMカードスロットとMicroSDカードスロット

本体の厚みは9.3mmで、最近のスマホにしてはやや分厚いです。iPhone 7は7.1mmで、それよりも2mm以上嵩張るため、持ったときにそれなりの重量感を感じます。

Vernee Apollo サイズ比較

サイズをiPhone 7と比較すると、下の写真のようになります。画面が広いため視認性はとても良いのですが、本体もそれなりの大きさなので片手操作は厳しいです。

Vernee Apollo サイズ比較

3万円とは思えないハイスペックっぷり

現状、ApolloはVerneeのフラッグシップモデルに位置し、かなり高いスペックを備えます。しかし、お値段は3万円以下と非常にリーズナブルで、コストパフォーマンスの高さが魅力的な一台です。

MediaTekのデカコアSoC「Helio X25」を搭載

Vernee Apollo Antutuベンチマーク

プロセッサ(SoC)は、MediaTek製のHelio X25を採用しています。なんとこいつ、コアを10個も持つ「デカコアCPU」で、これだけでもかなりのインパクトがあります。

ただし、コア数と処理性能が比例するわけではなく、事実4コアのSnapdragon 821に比べれば明らかに引けを取ります。iPhoneで言うならば、6と6sの中間あたりの性能でしょうか。

それでも、Antutuベンチマークでは91,445点を記録。また、動作も全体的にキビキビとしているため、多くの人は十分満足できるでしょう。

4GBのメモリに64GBのストレージ

メモリは4GBを搭載し、これまた3万円台のスマホとしては十分すぎるスペックです。複数のアプリを切り替えながら使ったり、ゲームをより快適に遊びたいなら、メモリは多いに越したことはありません。

内蔵ストレージは64GBを備えており、こちらも余裕があります。また、先ほども書きましたように、最大128GBのMicroSDカードに対応しているので、容量不足に陥ることは無さそうです。

フルHDを超えるWQHD解像度の液晶ディスプレイ

YouTubeアプリ 1440p

ディスプレイの解像度も凄まじく、今主流のフルHDを超すWQHD=2K解像度です。非RetinaのiMac 27インチと同じ解像度であることを考えると、これがいかに凄いか実感できます。

ピクセルの密度すなわち精細さを表すppiの数値は、なんと538ppi。最も高精細なRetinaディスプレイ搭載のiPhone 7 Plusでさえ401ppiなので、印刷物よりも綺麗です。

しかし残念なことに、全てのアプリやWebサイトが超高精細な表示をサポートしているわけでは無いため、WQHDの恩恵を受ける場面は限られます。

WQHDを全力で感じたい方は、保護フィルムを剥がすと良いでしょう。めちゃくちゃクリアな映像を楽しめます。

ちなみに、YouTubeアプリでは1440pを選ぶことでWQHD解像度で再生できますよ!

バッテリーは3180mAh。持ち具合はイマイチ

バッテリーの容量は3,180mAhと、スマホとしては一般的。

しかし、肝心の持ち具合はあまりよろしくはなく、筆者が所持しているHuawei Mate 9やXiaomi Mi Note 2などと比べ明らかに消耗が速いです。SoCのせいなのかバッテリー容量のせいなのか、詳しくはよく分かりませんが、電池持ちにはあまり期待しない方が良いです。

OSはAndroid 6.0

素のAndroid。日本語表示に対応

ApolloにはAndroid 6.0がインストールされており、UIやアプリは素のAndroidそのもの。そのため、日本語表示にも対応しており、国内で販売されるスマホと使い心地は全く変わりません。

Vernee Apollo Android 6.0

余計なアプリが入っていないというのは嬉しいのですが、Google関連のアプリさえ無いというのは如何なものかと…。ただ、Google Playストアは標準装備しているので、必要に応じてその他の関連アプリ(Google検索やGoogleフォト)をインストールします。

スクリーンショット

付属のVRゴーグル

Vernee Apolloに付属するVRゴーグルですが、おまけの割には完成度が高くて、初めてのVR体験にはもってこいかと思います。ゴーグル本体とバンドを組み立てて、Apollo本体と合体させることで、手軽にVRコンテンツを楽しめます。

Vernee Apollo VRゴーグル

YouTubeで「360 VR」などと検索すれば、たくさんのVR対応の映像が出てくるので、思う存分楽しめます。

しかし、360度映像を長時間再生していると負荷が大きいためか、本体は結構熱くなります。動作もぎこちないので、本格的なVRコンテンツを楽しむには力不足だなと感じました。

YouTube VR映像

カメラもなかなかやりおる

バックカメラにはソニー製イメージセンサー「IMX230」が使われており、2年前のセンサーと言えど高画質な映像が撮れます。有効2,100万画素で、静止画は最大5,312 x 3,984ピクセル動画は最大4K(3,840 x 2,160)で撮影できます。

試し撮りしてきたので、下にいくつか載せておきますね。

iPhone 7と比較してみました。ぱっと見た感じ、Vernee Apolloもなかなかよく撮れていますが、iPhone 7の方が暗所の階調をより正確に再現しています。また、Apolloは全体的に青みががった仕上がりになり、2枚の写真とも現物により近いのはiPhone 7です。

iPhone 7に比べれば見劣りしますが、よほど写真にこだわりのある方でなければ満足できそうです。

指紋認証センサーがイマイチ

Vernee Apollo 指紋認証センサー

一つ欠点を挙げるとすれば、指紋認証センサーの精度でしょうか。

何度か試してみたのですが、読み取り精度があまりよろしくなく、読み取ってくれないことが多いです。同じ指を2〜3度登録することで若干はマシになった気がしますが、それでも満足できる精度とは言えないので、次期モデルではぜひとも改善して欲しいところ。

通信と技適について

Vernee Apolloの対応周波数帯は以下のとおりです。3GではB1に、4GではB1とB3に対応しているので、ドコモ回線なら”一応”通信出来ます。

  • 2G: GSM:850/900/1800/1900MHz
  • 3G: WCDMA:B1/B8
  • 4G: FDD-LTE:B1/B3/B7/B20

試しにmineo DプランのSIMを挿してみましたが、問題なく通信できました。

Vernee Apollo ドコモ回線で通信

ただこれはあくまでも、”技術的”な問題は無いという意味。日本には「技術基準適合証明」という制度が設けられており、技適マークが本体にプリントされているか画面上に表示できる端末以外は、使ってはいけない決まりになっています。

Vernee Apollo含め、国内未販売の海外スマホの大半が技適認証を受けておらず、これらを国内で使えば違法となります。しかし筆者の知る限り、技適なしのスマホを使って処罰を受けた…なんて話は聞いたことが無いので、今こうしてレビューをお届け出来るわけです。

ただし、購入される際は自己責任でお願いしますね。

驚異的なコストパフォーマンス

ここまでVernee Apolloの外観や品質、実用性に至るまでじっくりレビューしてきましたが、最大の魅力は価格とコストパフォーマンスにあると思います。

GearBestでは3万円前後で販売中!

Vernee Apollo GearBest

今回筆者は、中国深センの通販サイト「GearBest」(ギアベスト)より個人輸入しましたが、おそらくここが一番安くてお手軽だと思います。記事執筆現在(2017年3月21日)の販売価格は249.99ドル = 日本円で28,550円、なんと3万円以下です。

Vernee Apollo

GearBest

$199.99

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Banggood

$249.99

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FREETEL SAMURAI 極2に似ているが、その半額で買える

10コアに4GBのメモリ、64GBのストレージ、2Kディスプレイなどなど…。パクったの?と思えるくらい「FREETEL SAMURAI 極2」に似ています。

しかし極2の価格は税込み53,784円と、格安とは言い難いお値段です。その半額近い安さで買えるVernee Apolloは、正に「コストパフォーマンスの塊」とも言うべきでしょう。

おまけ:GearBestでお買い物する方法

「海外ガジェットは面白そうだけど、個人輸入には不安を感じる...」と、いまいち踏み出せない方へ。GearBestの使い方や決済方法について下の記事にまとめていますので、参考にして頂ければ幸いです↓

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