OnePlus 3T実機レビュー前篇:隙のない作り込みが魅力的な中華スマホ

レビュー

約半年前に発表された中華スマホ「OnePlus 3T」を購入したので、実機レビューをお届けします。レビューは2回か3回に分けて投稿する予定でして、初回となるこの記事では本体外観や機能全般をチェックしていきます。

お値段は4〜5万円と中華スマホにしてはやや高めの当機種ですが、所有感を満たしてくれる良質な筐体に、Snapdragon 821に6GBメモリなどのハイエンドスペックを鑑みれば、正にコストパフォマンスの塊と言えるでしょう。

開封の儀&付属品のチェック

それでは早速、OnePlus 3Tの開封の儀と共に付属品をチェックしていきます。

凝った作りのパッケージ

パッケージの外装は真っ白ですが、中身は紅白を基調としたデザインです。天面にはうっすらと”3″の文字が。

OnePlus 3T パッケージ

グローバル向けのイメージが強いOnePlusですが、会社の拠点は中国深セン。パッケージ裏には中国語で仕様等が書かれています。

OnePlus 3T パッケージ

上蓋を開けるとOnePlus 3T本体のお目見えです。いいですねー!

OnePlus 3T 開封

「Quick Start Guide」と書かれた説明書と共に、OnePlusロゴやDASH CHARGEなどのステッカーが付属していました。この辺はApple意識してますかね?

OnePlus 3T 説明書類

充電器とケーブルは急速充電「Dash Charge」対応

OnePlus 3Tには同社独自の急速充電規格「Dash Charge」が組み込まれており、充電器とケーブルもそれに対応する特別仕様です。今主流の急速充電といえばQualcommのQuickChargeですが、互換性は一切ありません。

OnePlus 3T 充電器とケーブル

紅白のケーブルがお洒落

ケーブルにも紅白の塗装が施されており、これがなかなか格好良い。太さは目測で4mmほどあり、断線しやすい根本部分は2重にガードされているため、耐久性も期待できそうです。

端子はUSB Type-Cで、表裏気にせず使えるリバーシブルタイプなのは嬉しいポイント。

OnePlus 3T USB Type-Cケーブル

品質が素晴らしい!OnePlus 3Tのボディを隅々までチェック

本体の作りやデザインなど、隅々までチェックしていきます。

前々から「OnePlusスマホは品質が良い」と耳にしており、この度のレビューを心待ちにしていました。手にした現物は期待通りのハイクオリティで、眺めているだけでも所有感を満たしてくれます。

全体的なデザインは見慣れたスマホそのもので、好みは分かれそうです。目新しさよりも細部の作り込みに注力している印象を受けました。

ディスプレイ面

本体前面には5.5インチのディスプレイが備わっており、解像度は縦1,920 x 横1,080ピクセルのフルHDです。左右のベゼル幅は3mmほどで尚且つ黒色に塗装されているため、引き締まって見えます。

OnePlus 3T 前面

OnePlus 3TにはAMOLEDつまり有機ELのディスプレイが採用されており、発色の良さや視野角の広さが特徴です。しかし、バックライトを持たない自発光式であるため、一般的なLED液晶に比べ屋外での視認性が悪くなるというデメリットも併せ持ちます。

しかし、OnePlus 3Tには2枚の偏光板を組み込んだ「Optic AMOLED」が用いられ、視認性を向上させているとのこと。下の画像は近所の公園で撮影したものですが、木漏れ日が当たる中でも明瞭な映像を映し出していますね。

OnePlus 3T 前面

ディスプレイ下には指紋認証センサー内臓のホームボタンが、そしてそれを挟むように2つのタッチボタンが備えられています。窪みのあるホームボタンは一見すると押し込めそうですが、あくまでもタッチ操作のみでクリック感はありません。

標準では戻る/ホーム/タスクの並びとなっていますが、戻るとタスクを左右逆に入れ替えたり、画面の下端にソフトウェアボタンを表示させることが出来ます。

OnePlus 3T ホームボタンとタッチボタン

前面上部には自撮り用カメラがあり、その横には近接センサーと受話口が設けられています。

OnePlus 3T 前面カメラと受話口

背面

背面はアルミ合金で作られており、サラサラとした手触りです。OnePlusのロゴには鏡面仕上げが施されています。

上下に設けられた黒色の帯は電波の通り道であるアンテナバンドで、これは樹脂で作られています。バンドがやや主張しすぎな気もするので、次期モデルではフルメタルに期待したいところ。

OnePlus 3T 背面

背面上部には1,600万画素のカメラが備えられており、表面から1mmほど飛び出ています。なので、ケースを付けない状態でテーブルへ置くとガタガタと不安定です。

その下にはフラッシュライトが設置されています。

OnePlus 3T 背面カメラ

ちなみに、今回レビューしているのは最もベーシックなGunmetalモデル。他にはSoft GoldやMidnight Blackなどがラインナップされています。

底面

底面には充電と通信を担うUSB Type-Cポート、その右にイヤホンジャックが設置されています。

左側にはスピーカーのグリル穴があります。大音量で鳴らしてもノイズや音割れはありませんでしたが、できればiPhone 7みたく端末上部にもう一つ設置してデュアルスピーカーにして欲しかったです。

また、本体を一周するエッジにはダイヤモンドカットが施され、全体的な質感を高めています。

OnePlus 3T 底面

電源ボタンとSIMカードスロット

ディスプレイ側から見て右側面には、電源ボタンとSIMカードスロットが設けられています。

OnePlus 3T 電源ボタンとSIMカードスロット

音量調節ボタンとマナーモードスイッチ

反対側の左側面には、音量調節ボタンとマナーモードスイッチが備えられています。こういった細かい作り込みにも力が入っていて、安っぽさは微塵も感じられません。

マナーモードスイッチは3段階の調節が出来て、着信音あり/おやすみモード/サイレントをこれ一つでパチパチと切り替えられます。要るの?と半信半疑だった筆者ですが、実際手にしてみるとこれがかなり便利だと気づきます。

OnePlus 3T 音量調節ボタンとマナーモードスイッチ

動作は快適そのもの!ソフトウェアも優秀

Snapdragon 821に6GBの大容量メモリ搭載

OnePlus 3Tには、QualcommのハイエンドSoC「Snapdragon 821」だけでなく、6GBもの超大容量メモリが内蔵されています。高いスペックを要求される3Dのゲームでもカクつくこと無く動作し、複数アプリの切り替えもサックサク、まさに快適そのものです。

また、ハイスペックとは隣合わせの発熱問題ですが、試しにAsphalt 8やポケモンGOなどをプレイしてみたものの本体はさほど熱くなりませんでした。今まで触ってきたスナドラ821機の中では、最も発熱が少ないように感じます。

次回のレビュー記事にて、ベンチマークテストを実施する予定です。

【2017年5月9日追記】ベンチマーク結果や急速充電など、OnePlus 3Tのパフォーマンスについて特化したレビュー「OnePlus 3T実機レビュー中編:ベンチマーク&電池持ちと急速充電」を書きました。

指紋認証はXiaomi Mi5sより正確かつ高速

前面ホームボタンに内蔵された指紋認証センサーですが、これが予想以上の精度でした。

というのも、以前XiaomiのMi5sというスマホをレビューしており、たまに指紋を認識しなくなるトラブル(?)がありました。OnePlus 3TのホームボタンはMi5sとほぼ同じくらいの大きさなので、精度はいかほどか不安でしたが、使ってみるとMi5sより正確かつ高速で一安心。

0.3秒ほど指を当てるだけで瞬時にロックが解除され、多少指がズレていても問題ありません。

Androidにプチカスタムが施されたOxygenOS

OSはAndroidに違いありませんが、そこにメーカーのカスタムが施された「Oxygen OS」がインストールされています。とはいったものの基本的な作りは通常のAndroidと全く変わらず、初期アプリも最小限なので、素のAndroidと使い心地は変わりません。

カスタムROMといえば、HuaweiのEMUIやXiaomiのMIUIを思い浮かべる方は多いでしょう。それらよりかは素に近い作りです。

中華スマホなのに日本語が選べる!

先ほどからお伝えしているように、このOnePlus 3Tは紛れもなく中華製のスマートフォンです。しかし何とも嬉しいことにOxygen OSは日本語をサポートしており、設定(Setting)から「Languages & input」と進み「Languages」から日本語を追加するだけで日本語化出来ます。

筆者が愛用するXiaomiスマホは日本語非対応なので、MoreLocale 2というアプリとパソコンを駆使しなくてはなりません。OnePlus 3Tではそういった面倒な作業は不要で、日本人でも戸惑うこと無く使えます。

初期は6.0だが、7.1.1にアップデート可

初期のOSはAndroid 6.0ですが、直ちに7.1.1へアップデート出来ます。今の最新版は4月にリリースされた7.1.2なので、他の最新スマホと機能は同等です。

設定から「システムアップデート」と進み、最新のOSへアップデートします。

通信・通話も問題なし。ドコモ系MVNOでのDSDSも成功

通信や通話が使えなければスマホとは言えませんので、格安SIM(MVNO)のSIMカードを入れて使ってみました。おっと…その前に、技適なしのOnePlus 3Tを日本で使うという行為は法的にまずいので、あくまでも自己責任でお願いしますね。

厳密に言えば3モデルあり、それぞれ対応周波数が異なる

OnePlus 3Tと一言に言っても、北米版、欧州・アジア版、中国版の3つのモデルに分かれています。それぞれの違いは対応周波数帯で、以下の通りとなっています。

North America model(北米版)

  • WCDMA:B1/2/4/5/8
  • FDD-LTE:B1/2/4/5/7/8/12/17/30
  • CDMA EVDO:BC0
  • GSM:850/900/1800/1900MHz

Europe / Asia model(欧州・アジア版)

  • WCDMA:B1/2/5/8
  • FDD-LTE:B1/3/5/7/8/20
  • TDD-LTE:B38/40
  • GSM:850/900/1800/1900MHz

China model(中国版)

  • WCDMA:B1/2/5/8
  • FDD-LTE:B1/3/5/7/8
  • TDD-LTE:B38/39/40/41
  • TD-SCDMA:B34/39
  • CDMA EVDO:BC0
  • GSM:850/900/1800/1900MHz

3つうち、最もバンドが豊富なのは中国版で、今回はこれをレビューしています。筆者が購入したショップ「GearBest」では中国版と欧州・アジア版を取り扱っていますが、ドコモ系のMVNOで通信する場合は中国版を選べば問題ありません。

CDMAに対応しているのでどうやらauのSIMも使えそうですが、今回は未検証のため深くは言及しません。

ドコモ系MVNOでデュアルスタンバイを試してみた

本体右側面に備わっているSIMカードスロットを取り出すと、Nano-SIM 2枚分の溝があります。そう、この機種は異なる回線のSIMを2枚挿しできるデュアルSIMスマホなのです。

OnePlus 3T SIMスロット

そして2回線を同時に待ち受けできるデュアルSIM・デュアルスタンバイ、通称「DSDS」に対応しています。仕事とプライベートで回線を分けたり、海外へ出張の際には現地で使えるSIMを加えたりと、使い道は様々です。

ドコモ系MVNOのSIM(通話SIM + データSIM)を入れて試してみたところ、データ通信と音声通話共に問題なく動作しました。

カメラテスト

おまけ程度になってしまい申し訳ありませんが、最後にOnePlus 3Tの背面カメラで撮った写真をいくつか貼っておきます。それぞれの写真をクリックすると、別ウィンドウにて原寸大表示が出来ます。

おおむねよく取れていますが、全体的にコントラストが効きすぎている気がしますね。実物はもう少し柔らかな感じです。

カメラに関しては後日投稿する予定の別記事にてレビューする予定なので、しばしお待ちを。

【2017年5月15日追記】OnePlus 3Tの背面カメラに特化した記事を書きました。実機を用いて撮った写真・動画を交えて詳しくレビューしているので、カメラ性能について詳しく知りたい方は「OnePlus 3T実機レビュー後編:背面カメラ(IMX298)で試し撮り」をお読み下さい。

総評:良くも悪くも無難だが「正統派フラッグシップ」に相応しい一台

OnePlus 3Tを使い始めてまだ一週間足らずですが、ひとまず総評で締めたいと思います。

一言で言えば「良くも悪くも無難な一台」というのが率直な感想でしょうか。目新しい要素は何一つありませんし、デザインもよく見慣れたメタル仕上げです。だからこその安定感や完成度というか、ベーシックを極めた「正統派フラッグシップ」という印象を持っています。

品質に関しては文句のつけようがなく、細部に至るまで素晴らしい出来栄えです。XiaomiやHuaweiと並ぶほどの高いクオリティで、いつの間にか愛着が湧いてしまいました。

ただ、全てが完璧というわけではなく、弱点も見つけました。それはバッテリーで、同じスナドラ821搭載のMi5sやMi Note 2に比べると、電池持ちはやや短いと感じます。支障をきたすレベルでは無いものの、YouTubeの動画を長く見続けていると減りが気になります。この辺は後々検証していきたいですね。

OnePlus 3Tの販売価格

OnePlus 3Tを購入するなら、一番手っ取り早いのは日本のアマゾンでしょう。しかし、価格は最下位モデルでも約5〜6万円と、決して妥当とはいえない高値がついています。

筆者が選んだのは、中華製品界隈では名の知れた通販サイト「GearBest」(ギアベスト)で、海外通販サイトですが日本にも発送してくれます。記事執筆時(2017年5月6日)の販売価格は419.99ドル = 45,590円で、送料入れても5万円あればお釣りがきます。

下のリンクから商品ページへ飛べます。

おまけ:GearBestでお買い物する方法

「海外ガジェットは面白そうだけど、個人輸入には不安を感じる...」と、いまいち踏み出せない方へ。GearBestの使い方や決済方法について下の記事にまとめていますので、参考にして頂ければ幸いです↓

記事に関係あることでしたら、なんでもお書き下さい!頂いたコメントは公開前に管理人が一読し、問題がなければ承認します。

誠にお恥ずかしながら、たまに記事の誤記などを指摘して頂くことがあり、とても助かっております。どんなに小さなミスでも構いませんので、もし誤記や誤報を見つけましたらぜひお知らせ下さい。

批判には誠意をもって対応致しますが、アンチはスルーします。スパムはシステムのフィルターに引っ掛かるため、確認すらしていません。スパムは嫌いです。

コメントを残す

*