MacBook Airは終わった?いいえ、値下げされた今こそ買い時です

Appleが10月に発表した新しいMacBook Proは何かと話題になりますが、かつては一世を風靡したMacBook Airも未だ健在です。すっかりMacのラップトップの主力部隊は12インチのMacBookとMacBook Proの2製品、MacBook Airはその影が薄くなりつつありますが、決して生涯を終えたわけではありません。

MacBook Proの登場と同時にMacは一斉に値下げされ、Airは最も低価格なMacBookとして販売が継続されています。

「今こそAirが買い時な理由」を、完成度・性能・価格の3つの観点から説明したいと思います。

MacBook Air – Apple(日本)

MacBook Airの完成度は他のモデルに引けを取らない

MacBook Air

まず何よりも、MacBook Airの完成度は他のモデルに全く見劣りしないと、筆者は感じています。確かに、薄くて軽い12インチMacBookや、Airと同等のサイズに高いスペックを詰め込んだMacBook Proなど、魅力的なマシンは他にもあります。でも、Airにだって良いところはあります。

長持ちするバッテリー

MacBook Air バッテリー

おそらくこれが一番の魅力と思われます。MacBook Airの電池の持ちはかなり優秀で、長持ちするバッテリーは多くのユーザーから評価されています。

ノートパソコンを薄く軽く設計するにあたって、必ずつきまとう問題がバッテリー容量や駆動時間です。Airは最近の超薄型ノートに比べれば分厚いマシンですがバッテリーの持ちはピカイチ、あくまでもカタログスペックですが、Airは最大12時間のインターネット利用最大30日のスタンバイが出来て、これは現行のMacBookシリーズの中で最も優れている持続時間です。

充実した拡張端子

MacBook Air 拡張端子

今まで数多くの端子に対応していたMacBook Proですが、この度のモデルチェンジによって全てのポートはUSB Type-Cへ変更されてしまいました。便利だったSDカードスロットやMiniDisplayPortも廃止されてしまったので、従来の機器を繋ぐには変換アダプタをかませる必要があるのです。

MacBook Airは充電用のMagSafe 2、2つのUSB 3.0、3.5mmオーディオ端子、Thunderbolt 2、SDカードスロットを備えています。他のモデルよりも厚みは増しますが、これまでの機器をダイレクトに接続できるのは非常に有り難い事です。

打鍵感のあるキーボード

MacBook Air キーボード

やはり薄型化によって失うものは多く、キーボードのストロークもその一つ。大幅に薄くなった新MacBook Proでは従来のキーボードを廃し、12インチMacBookのようなバタフライ構造のものに変更されました。これは人によると思いますが、殆どストロークのないバタフライキーに戸惑いを感じる方も多く居ることでしょう。

MacBook Airのキーボードは一般的なノートパソコンと同等のストロークを持ったキーで、押した時に確かな打鍵感を得られるので、個人的に薄型MacBookのキーよりかは断然打ちやすいと思います。もう一度いいますが、従来のキーが良いと感じるか、新しいバタフライキーが良いと感じるかは使い手それぞれですので、キーに関しては一概に評価出来ません。

軽量なボディ

薄型の12インチMacBookは、薄いだけではなく1kgを切る軽量なボディがとても魅力的です。持ち運びを考えるなら、12インチ一択と言って良いと思います。

しかし、Airのモバイル性も捨てたもんではありません。

MacBook Airは「空気=Airの様に軽いノートブック」をコンセプトに開発され、2008年の誕生以来その容姿は殆ど変わらず現在に至っています。

13インチMacBook Airの重量は1.37kg、12インチMacBookやWindowsの超薄型ノートには太刀打ち出来ず、今となっては空気=Airのように軽いマシンとは言い難いですが、それでも標準的なノートパソコンと同等のモバイル性は持っています。つまり、持ち運びに何ら苦を感じない程度の重さなのです。

型落ち感は否めないが、性能は現行MacBookと同等

MacBook Airは決してハイスペックではありません。他のMacと比べると仕様の型落ち感も否めません。しかし決して使えないマシンではなく、現行の12インチMacBookと同等の性能を備えています。しかも、バッテリー駆動時間と性能を両立させているのは素晴らしいことです。

2コア4スレッドのCore i5、i7を搭載

MacBook Airのプロセッサは2コア4スレッドのCore i5もしくはCore i7。ノートパソコン向けのメインストリームに位置するUプロセッサを採用しています。MacBookの低消費電力CPUであるCore Mよりも高性能で、MacBook Proに積まれた高性能なHプロセッサよりも省電力、バランスのとれたプロセッサです。

既に一部のWindowsノートに搭載されているIntelの最新プロセッサは第7世代(Kaby Lake)ですが、AirのCore i5、i7は第5世代(Broadwell)プロセッサで型落ちに違いありません。しかし、ここ最近のIntelプロセッサは一世代進化する毎に劇的なパワーアップはしておらず、せいぜい1〜2割程度の微々たる性能向上と電力効率向上に留まっています。

現行のMacBook Pro、12インチMacBook、そしてMacBook Airに搭載されているプロセッサの型番を抽出。性能を数値化したGeekbenchスコアで比較してみると、差は微々たるものである事がお分かりいただけるかと思います。

MacBookシリーズ Geekbenchスコア 比較

8GBのメモリを標準装備

長い間メモリの標準搭載量は4GBに留まっていたMacBook Airですが、2016年4月に標準メモリが8GBへ引き上げられました。最近のMac OSは特にメモリの消費量が嵩みがちで、Mac OSを快適に動かすためにはメモリ8GB以上が適切とされています。

Air含め、現行のMacBookシリーズは全てメモリ8GB以上を標準装備しているので、高度でなければ動画編集や音楽制作も出来ます。

ディスプレイは決して高精細では無い。しかし実用的

MacBook Airの液晶ディスプレイは13.3インチ解像度は横1,440 x 縦900ピクセル(127ppi)。対し、より小型な12インチMacBookは2,304 x 1,440ピクセル(226ppi)の高精細なRetinaディスプレイを搭載しています。

解像度やピクセル密度だけ見れば、12インチMacBookはめちゃくちゃ優れているということになります。Retinaディスプレイは美しいですし、くっきりと際立った映像に慣れてしまうと通常のディスプレイがやけに荒く感じられます。

ですが、MacのRetinaディスプレイは1ピクセルに1つのドットを対応させるドットバイドット表示ではなく、擬似的な解像度で映す「スケーリング解像度」という方式で表示します。12インチMacBookの最大スケーリング解像度は最大1,440 x 900、Airと作業スペースは変わらないんです。

1,440 x 900の作業スペースはどれほどのものか。気になったので、MacBook Proのスケーリング解像度を同一のものに設定してスクリーンショットを撮ってみました。

(下の画像をクリックすると、拡大画像が開きます。)

MacBook Air 解像度

実際数分間この解像度で作業してみましたが、ブログの更新は難なく出来そうですし、複数アプリの切り替えも快適にこなせました。フルHDで慣れているためか若干狭苦しくは感じましたが、13.3インチの画面にはむしろこのくらいが丁度良い思います。

新MacBook Pro登場と同時に、密かに値下げされている

もう既にご存じの方も居るかと思いますが、新MacBook Proの登場と同時に、既存のMacが大幅に値下げされました。MacBook Airもその対象で、128GBモデルは以前より4,000円値下げされて98,800円(税込み106,704円)に、256GBモデルは8,000円値下げされ118,800円(税込み128,304円)になりました。

1ドル=99円換算での価格設定

Appleはアメリカの企業なので、価格は全て米ドルに基づいて設定されています。つまり日本向けの販売価格は、米ドル対円相場の変動が影響するわけです。

以前は、Macの日本向け価格は1ドル120円を推移していた円安レートで設定されていましたが、今回の値下げはここ最近の円高傾向を反映したものと思われます。

米国価格でMacBook Airは999ドル、対し日本では98,800円。日本円価格を米ドル価格で割ってみると98.8という数値がはじき出され、これはつまり1ドル=98.8円換算で販売されている事を意味します。この前のアメリカ大統領選挙の影響を受け、円安方向へ相場が傾き108円へ到達しましたので、日本円換算すると現在は僅かながらお買い得ということになります。

(現状でのレートを反映するならば、999ドル x 108 = 107,800円になります。1万円近くお得です。)

MacBookシリーズ内で最も低価格

MacBook Pro 13インチは148,800円から、MacBookは128,800円から、MacBook Airは98,800円から。AirはMacBookシリーズの中で最も安いマシンです。

最小構成で比較すると、MacBookのストレージ容量は256GBに対しAirはその半分の128GBになってしまいますが、工夫して使えば何ら不自由は感じないでしょう。

こんな方にAirはおすすめ!

より安くMacBookを手に入れてい方

なるべく安くMacBookを手に入れたいならMacBook Air一択だと思います。

流石に、高負荷な動画編集やモデリングを快適にこなすには力不足です。しかし、ネットブラウジングや文書作成、音楽管理や音楽制作、iMovieでの動画制作など、おおよその使い方には快く応えてくれるマシンです。

外でも長時間使い込みたい方

先ほどもお伝えしたように、バッテリー駆動時間はMacBookシリーズの中でAirが一番長いです。軽い作業オンリーなら充電器を持ち歩かずに一日使えますので、外でも長時間使い込みたい方はぜひともAirを検討してみては如何でしょう。

キーボードの打ちやすさにこだわる方

Airのキーボードは、通常のノートパソコン同等のストロークがあります。長時間タイピングしても疲れないキー、確実なタイプ感を求める方にMacBook Airはおすすめできます。

面倒なアダプター無しで周辺機器を使いたい方

薄型ノートパソコンは魅力的ではあります。しかし、どうしても端子の削減やUSB-Cへの統一は避けられません。

しかし”そこそこ薄い”MacBook Airは充実した拡張端子を装備し、面倒なアダプタ接続を省きます。カメラで撮った写真をSDカード経由で読み込んだり、無線マウスのレシーバーはUSBポートへ直付けできます。

薄型よりも利便性を重視する方にとって、MacBook Airは理想的なマシンかもしれません。

MacBook Air – Apple(日本)


コメント

  1. かわもと より:

    MacBookAir安くなりましたけど、私的には11インチも残して欲しかったですね…(´・ω:;.:…
    もし11インチ残っていたら、税込みでも9万円くらいで買えたと思うのですが
    airの13ならproのタッチバー無し版買っちゃうかもしれません。お高くなりますけど

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