SSDに心惹かれ、WordPressをwpXレンタルサーバーに移行してみた

今回はパソコンやスマホなどガジェット系の話題では無く、ブログの運営に関するお話しです。

ネットで自前のブログ・ウェブサイトを展開する際、無くてはならない存在の一つ「サーバー」、当ブログpasojuはこれまでさくらインターネットさんの「さくらのレンタルサーバ スタンダード」を使って運営してきました。料金は月々515円と非常にリーズナブル、信頼性にも優れているレンタルサーバーです。

さくらサーバーにWordpressを設置して運用し始めてから約3ヶ月が経ちましたが、どうも最近は不調気味…。というのも、記事の下書き保存や更新をする際にエラー画面が出たり(大体2、3回に1回はこの現象に遭遇します)、ページの表示速度が徐々にモッサリと重くなってきました。

筆者はWebの専門家では無いため詳しい原因は分かりませんが、いつも万能なGoogle先生に相談したところ、どうやらさくらサーバー側の問題だとの情報が。そもそもさくらサーバーそのものがあまり高速ではなく、動的なWordpressサイトよりも静的なHTMLサイトに向いているとの情報が。

そこで浮上したのが、レンタルサーバー移行計画!

レンタルサーバー移行前の状況

ページの表示速度が遅い

ページの表示速度ってかなり大事なのです。表示が極端に遅いと、ブログへ訪れる方はストレスを感じてブラウザーバックしてしまいますし、直帰率が高くなればGoogle先生から嫌われて検索一覧に表示されにくくなってしまいます。

ここ最近、Wordpressのデータの肥大化の為か、画像を多用するようになった為か、開設当初のサックサクとした快適さを味わう事は無くなってしまいました。W3 Total CacheやLazy Loadなどの高速化に役立つプラグインを入れたり、htaccessにキャッシュに関する記述をしたりと、改善を期待して一通り実践してみたものの劇的な変化は得られず。

PageSpeed Toolsのスコアもあまりよろしく無い

試しに、Googleが無料で提供しているサイト診断ツール「PageSpeed Tools」で、我がブログを分析してもらいました。まあ予想通り、イマイチな結果となりました。

PageSpeed Insights

トップページ測定結果

測定ページ:http://pasoju.com/

トップページでは、オススメ記事をピックアップしたり、最新記事のタイトルとサムネールをタイル状に並べています。スコアはモバイルページが68点パソコンページが70点、極端に悪くはありませんが決して良いとも言えません。

さくらのレンタルサーバー WordPress速度

記事ページ(写真多め)測定結果

測定ページ:http://pasoju.com/2016/10/macbook-pro-triple-monitor-setup/

写真を多めに貼った記事ページも測定してみました。HiDPI(4KやRetinaなど)を考慮して高画質な写真を多様しているので、スコアはモバイル57点パソコンが49点、どちらも赤色で警告されています。

写真の読み込みを遅らせてページの表示初速を上げる「Lazy Load」というプラグインを導入しているので、大きなストレスを感じる程では無いものの改善の余地有りです。

Lazy Load
Developer: various
Price: 無料

さくらのレンタルサーバー WordPress速度

高頻度で管理画面にエラー表示が…

これはかなり筆者を悩ませた現象で、記事を更新又は下書き保存する際に高頻度でエラー画面が出てしまうのです。幸い記事のデータがぶっ飛んでしまうことはありませんが、エラーが出る度に投稿のテキストをコピーした後に投稿画面を再読込、再度更新という手順を踏まなくてはなりません。

稀に現れる現象ならまだしも、日に日に頻度が高くなってきたため、流石にこれは改善しなくてはと焦りました。

「wpXレンタルサーバー」をご存知ですか?

wpXレンタルサーバー 公式サイト

wpXサーバー 公式サイトへ

高速なSSDが魅力的なWordpress専用サーバー

wpX 高速なSSDデータストレージ

「Wordpress おすすめ レンタルサーバー」と検索すると、まず間違えなくヒットするのがwpX。よく有りがちなハードディスクではなく、物理アクセスの無いSSD(ソリッドステートドライブ)という高速なストレージを採用している点が非常に魅力的、何よりも”WordPress専用”と謳っているのでかなり期待出来そうです。

wpXには2種類の運用プランが存在しまして、今回導入したのが「wpXレンタルサーバー」で、もう一つが「wpXクラウド」です。wpXクラウドは1つのWordpressサイトのみ運用可能でメール機能は使えません。その代わりページビューやデータ容量に応じてプランを臨機応変に変更できるため、より本格的なWordpressサイトを構築したい方にはオススメです。

筆者の場合、今後複数のブログやサイトを展開していこうと考えているので、今回は最大10個までWordPressを設置できる「wpXレンタルサーバー」を選びました。

SSDなのにリーズナブルな利用料金

「SSD」という単語を聞くとそのお値段が気になるところ、wpXレンタルサーバーの利用料金は割りとリーズナブルで、最安月々1,000円から利用できます。

契約期間によって一ヶ月あたりの料金が変わるシステムで、契約するなら最長の12ヶ月契約が一番お得です。今回お引っ越しにあたって、初期費用5,000円+最長の1年分1,000円x12=合計17,000+税を払いました。

登録時に初期費用として5,000円掛かり、新規契約時と更新時の料金プランは以下の通りです。

新規契約時の料金プラン

3ヶ月契約
  • 初期費用
  • 5,000円 (税込み5,400円)
  • 利用料金
  • 1,200円 (税込み1,296円) x 3ヶ月分
  • 合計
  • 8,600円 (税込み9,288円)
6ヶ月契約
  • 初期費用
  • 5,000円 (税込み5,400円)
  • 利用料金
  • 1,100円 (税込み1,188円) x 6ヶ月分
  • 合計
  • 11,600円 (税込み12,528円)
12ヶ月契約
  • 初期費用
  • 5,000円 (税込み5,400円)
  • 利用料金
  • 1,000円 (税込み1,080円) x 12ヶ月分
  • 合計
  • 17,000円 (税込み18,360円)

更新時の料金プラン

3ヶ月契約
  • 利用料金
  • 1,200円 (税込み1,296円) x 3ヶ月分
  • 合計
  • 3,600円 (税込み3,888円)
6ヶ月契約
  • 利用料金
  • 1,100円 (税込み1,188円) x 6ヶ月分
  • 合計
  • 6,600円 (税込み7,128円)
12ヶ月契約
  • 利用料金
  • 1,000円 (税込み1,080円) x 12ヶ月分
  • 合計
  • 12,000円 (税込み12,960円)

wpXレンタルサーバー 公式サイト

wpX登録までの手順

wpXはXserverと同じエックスサーバー株式会社さんが運営していることもあり、Xserverとほぼ同じ手順で登録が出来ました。14日間のお試し期間が設けられているので、まずは無料で使ってみて、もし気に入ったら利用料金+初期費用を支払いましょう。

登録は6つのステップで進めます。

  1. メールアドレス登録
  2. 確認メールの受信
  3. 会員情報の登録・サーバーのお申込み
  4. お試し期間の開始
  5. 料金の支払い(お試し開始から14日以内)
  6. お支払確認メールの受信

wpX 登録までの手順

1. メールアドレス登録

公式ページのお申込みフォームへ移動、利用規約をしっかり読んだ上で「同意する」ボタンを押します。

wpXレンタルサーバー メールアドレス登録

ログイン時や料金支払等の案内を受信するメールアドレスを登録します。

wpXレンタルサーバー メールアドレス登録 wpXレンタルサーバー メールアドレス登録

2. 確認メールの受信

メールアドレスの登録からものの数秒で確認メールが届きます。メール内に記載されているお申込みURLをクリックし、登録へ移りましょう。

wpXレンタルサーバー 確認メールの受信

3. 会員情報の登録・サーバーのお申込み

サーバーIDを設定します。設定したサーバーIDでwpXの管理画面へログインできるほか、サーバーID.wp-x.jpという初期のドメインが作られます。

多くの方はWordpressを独自ドメインで運用すると思いますので、ここは深く考えず自身が分かりやすいワードを打ち込んで下さい。

wpXレンタルサーバー 会員情報の登録・サーバーのお申込み

wpXの利用を開始するため、契約者本人の個人情報を入力します。パスワードはなるべく複雑なものに設定し、必ずテキストエディタ等にメモしておきましょう。

wpXレンタルサーバー 会員情報の登録・サーバーのお申込み

入力に誤りは無いかしっかり確認し、問題なければ「会員登録を確定する」をクリック。

wpXレンタルサーバー 会員情報の登録・サーバーのお申込み wpXレンタルサーバー 会員情報の登録・サーバーのお申込み

4. お試し期間の開始

会員登録を無事終えたら、早速wpXレンタルサーバーの管理パネルへログインしましょう。

登録から14日間はお試し期間、お試しと言っても全機能を存分に堪能出来ますので、細部までしっかりと機能をチェックしてみましょう。また、wpXへの移行を検討されている方は、現行のサーバーからWordpressデータを移し、公開前に念入りな動作確認を行うと良いでしょう。

wpXレンタルサーバー お試し期間の開始

5. 料金の支払い(お試し開始から14日以内)

もしお試し期間中に満足し、wpXでのWordpressブログ運営を決心できましたら料金を支払いましょう。

サーバーの利用料金に加えて、初回のみ初期費用5,000円が掛かります。支払い期間は3ヶ月(1ヶ月あたり1,200円)、6ヶ月(1ヶ月あたり1,100円)、12ヶ月(1ヶ月あたり1,000円)から選ぶことが出来て、一ヶ月あたりの料金を抑えたければ最長の12ヶ月契約がオススメです。

最長契約は長期的に見た場合ベストな選択で、今回も最長の12ヶ月分(17,000円)を払いましたが、ご自身の運営予定とお財布をよくよく検討した上で決めましょう。

wpXレンタルサーバー 料金の支払い(お試し開始から14日以内)

6. お支払確認メールの受信

料金の支払いが完了し運営側の確認がとれれば、「ご利用料金お支払い確認のお知らせ」というメールが届きます。

時と場合によりけりかと思いますが、今回は支払いから僅か1時間ちょいで確認メールが届きました。以前、Xserverを契約した時もそうでしたが、エックスサーバー運営のサービスは非常に迅速かつ丁寧な対応をして頂けます。

wpXレンタルサーバー お支払確認メールの受信

wpXサーバー 公式サイトへ

WordPressお引っ越しの流れをざっくりと説明

WordPressをwpXに移行する場合、通常のレンタルサーバーとは少々異なった手順で作業を進めます。ざっくりではありますが、おおよその流れを説明したいと思います。

1. キャッシュ系プラグインを無効に

wpXの大きな特徴として、WordPressのキャッシュ系プラグインは使えない事が挙げられます。

「使えない」というのはやや不適切かもしれません。wpXではWordpressに最適化した独自のキャッシュシステムを導入しているため、そもそもキャッシュ系プラグインを使う必要性がありません。ストライピングされたSSDもそうですが、このキャッシュ技術こそ爆速っぷりの要だと思われます。

W3 Total CacheやWP Super Cacheは、Wordpress移行前にアンインストールしておくことを強く推奨します。また、画像を自動で圧縮してくれる有名なプラグイン「EWWW Image Optimizer」には対応しているので、更なる高速化のためにも導入して良いでしょう。

2. 旧サーバーのサイトファイルをダウンロード

wpXレンタルサーバー 旧サーバーからファイルをダウンロード

バックアップも兼ねて、旧サーバーからサイトファイル一式をダウンロードします。正確には、ルートディレクトリ上に存在する全てのファイルをダウンロードする必要は無く、画像やテーマが入ったwp-contentフォルダーを丸ごとダウンロードすれば問題ないかと。

ファイルのダウンロードはFTPクライアントを使えば簡単です。筆者はMac使いなので、Transmitという有料FTPソフトを愛用しています。詳しくは「Mac用FTPクライアントTransmit、使い心地抜群なのでオススメ!」を読んでみて下さい。

Mac用FTPクライアントTransmit、使い心地抜群なのでオススメ!

Price: ¥4,100

3. wpXのドメイン設定

独自ドメインでWordpressを運用するので、Wordpressインストール前にwpXへ独自ドメインを登録しておきます。管理パネル左のメニューの「ドメイン管理」の中の「ドメイン追加設定」から設定しましょう。

wpXレンタルサーバー ドメイン設定

4. wpXにWordpressをインストール

wpXでは手動でのWordpress導入は出来ないため、管理パネルの「Wordpress管理」の中の「新規インストール」からインストールします。

先程設定したドメイン(サイトアドレス)を指定、ログインIDやメールアドレスを入力しましょう。

wpXレンタルサーバー WordPressインストール

5. wpXへファイルをアップロード

wpXレンタルサーバー ファイルをアップロード

先程、旧サーバーからダウンロードしたサイトファイルをwpXのサーバーへ移します。

ここでかなり大事な注意点なのですが、wp-config.phpやwp-content内のmu-pluginsは予めwpXに最適化されていますので、削除してしまうと正常に動作しません。なるべく初期状態のファイル構成を守り予期せぬ不具合を避けるため、移行するのはwp-content内のデータ(画像やテーマ、プラグインなど)のみに限ると良いでしょう。

6. MySQLの移行

wpXレンタルサーバー MySQLの移行

FTPソフトでデータを移しただけではWordpressを動作させることは出来ません。「MySQL」という、Wordpressのデータを管理する中核部も移行する必要があります。

おそらく多くのWordpressサーバーには「phpMyAdmin」という、MySQLの管理ツールがあるはずです。古いサーバーに備わっているphpMyAdminで該当するデータベースを全てエクスポート(書き出し)、そしてwpX側のphpMyAdminでインポート(読み込み)します。

手順は次のようになります。

  1. MySQLデータをZIPファイルに圧縮してエクスポート
  2. 圧縮されたZIPファイルをパソコンへ保存
  3. wpXのphpMyAdminにログイン後、インストール済みWordpressデータベースを削除
  4. wpXのphpMyAdminにZIP圧縮されたMySQLデータをインポート

wpXでphpMyAdminへログインするには、管理パネルメニューの「Wordpress管理」から「Wordpress一覧・設定」へ、「データベース管理」の内の「phpMyAdminへログイン」ボタンをクリックします。

7. ドメインのネームサーバー設定

wpXレンタルサーバー ネームサーバー設定

最後にドメインのネームサーバーをwpXのものに変えましょう。ご自身がご利用されているドメイン管理サービスへログインし、ネームサーバーの項目を以下のように設定します。

ネームサーバー1 ns1.wpx.ne.jp
ネームサーバー2 ns2.wpx.ne.jp
ネームサーバー3 ns3.wpx.ne.jp

wpXサーバー 公式サイトへ

wpXに移行してみて。果たしてその効果は…!?

当ブログpasojuをwpXへ移行してみて、ページの表示速度はどれほど変わったのか、エラー頻発問題は改善されたのか。最後に移行前と移行後での変化をお伝えします。

何もなかったかのようにエラーが消えた!

これは本当に嬉しかったです。

今まで頻発して筆者を悩ませてきた投稿時のエラー、これがまるで何も無かったかのように消えてしまったのです!移行から2日間、下書きの記事を何度も保存したり既存の記事の手直しをしていますが、今のところエラーはゼロです。

もしかしたら、wpXでWordpressを再インストールした際、従来のシステム環境が変わったために改善されたのかもしれませんね。

気になるページの表示速度は…??

結論から申しますと、めっちゃくっちゃ速くなりました!!

ブログだけでなく管理画面もサックサク動くようになり、特に記事内へ写真を添付する時や下書きのプレビューをする時、従来との違いをはっきり見せつけられます。明らかにレスポンスの速度が底上げされて、もうなんというか、「これがSSDの威力かよ…」と、ただただ感動しております。

SSD搭載のパソコンを初めて使った時のような感動を再び味わえたので、これだけでも乗り換えた価値はあったと思います。

試しに、さくらのレンタルサーバー(hostsファイル書き換えによる接続)にある当ブログと、現在のwpXサーバーの当ブログで読み込み速度を比較、下の動画を観て頂ければwpXの爆速っぷりをお伝えできるかと思います。ブラウザーはGoogle Chrome、キャッシュは測定の度に空にして同じパソコンでアクセスしています。

PageSpeed Tools スコアは想像よりも上がらなかった

Google PageSpeed Toolsで移行後のスコアを計測、移行前(さくらのレンタルサーバー)との比較画像を下に貼っておきます。

体感速度が劇的に改善されたのでPageSpeed Toolsスコアもかなり変わったのでは…?と期待しましたが、想像よりも低いスコアを記録しました。とは言っても、移行前よりもスコアはしっかり底上げされたので、まあ良しとします。

画像の軽量化やCSSやPHPの構文などを見直せば、更に改善されるかもしれません。

トップページ測定結果

測定ページ:http://pasoju.com/

wpXレンタルサーバー PageSpeed Tools スコア

記事ページ(写真多め)測定結果

測定ページ:http://pasoju.com/2016/10/macbook-pro-triple-monitor-setup/

wpXレンタルサーバー PageSpeed Tools スコア


wpXサーバーへ移行したことで、これまでとは比べ物にならないほど快適なWordpressブログ環境を構築できました。

14日間のお試し期間でその素晴らしい全機能を試すことが出来るので、これからWordpressブログを始める方、更なる速度向上を望む方はぜひともwpXをチェックしてみて下さい。

wpXサーバー 公式サイトへ

wpXの更に詳しい情報、wpXレンタルサーバーとwpXクラウドの違いなどに関して「快適にWordpressを使いたいなら、ぜひともwpXサーバーを試すべし」にまとめました。こちらも併せて参考にして頂ければ幸いです。

快適にWordPressを使いたいなら、ぜひともwpXサーバーを試すべし

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