2016年版Fire HD 8、一ヶ月使い込んでみて感じた魅力と改善点

先月アマゾンより発売開始された8インチタブレット「Fire HD 8」2016年モデル、筆者も実物を手にとって開封の様子と簡単なレビューをまとめた記事「アマゾン発売のFire HD 8 2016年モデルを開封&軽くレビュー」を書きましたが、使い始めてから約一ヶ月が経ちました。

2016年版Fire HD 8を一ヶ月みっちりと使い込んでみて、徐々に分かってきた魅力や今後出来れば改善して欲しいポイントなど、率直な感想を皆さんにお伝えできればと思います。この製品は果たして”買い”なのか、総評レビューします。

これから購入を検討されている方の参考になれば幸いです。

アマゾン発売のFire HD 8 2016年モデルを開封&軽くレビュー

OSFire OS
プロセッサーMediaTek MT8163 4コア 1.3GHz
ストレージ16GB、32GB
メモリ1.5GB
ディスプレイ8インチIPS液晶 1,280 x 800ピクセル
グラフィックMali-T720 MP2
内側カメラVGAフロントカメラ
外側カメラ200万画素 HDリアカメラ
通信Wi-Fi デュアルバンドa/b/g/n/ac、Bluetooth 4.0
バッテリー駆動時間4,750 mAh 最大12時間駆動
拡張microUSB x1、オーディオ端子 x1、microSDスロット(最大200GB)
幅 x 厚さ x 高さ214 x 128 x 9.2mm
本体重量341g
カラーバリエーションブラック

筆者にとって初めてのFireタブレット「Fire HD 8」

筆者はこれまでに幾つかのタブレット端末を触ってきましたが、アマゾンが販売するFireタブレットを手にしたのは、このFire HD 8が初めてです。

Fire OSの知識は持ち合わせていませんし、旧機種からの変化やKindleシリーズとの使用感の違いも分かりませんが、Fire HD 8を純粋に”タブレット”として使ってみた感想をお届けします。

Fire HD 8を使ってみて、コレは良い!と感じたポイント

まず何よりも安いこと。そしてコスパ良すぎる

Fire HD 8 安い

Fireタブレットの特徴は価格の安さ、7インチのFireやFire HD 8はコレ本当に使えるの!?と不安になるほど安いです。

今回購入したFire HD 8 16GBモデルは通常12,980円、そこから更にプライム会員限定4,000円割り引きで8,980円という低価格。「タブレット」といえば安くても2〜3万円前後のものを思い浮かべますが、1万円以下という破格で買えてしまった事には驚きました。

旧モデルからストレージ容量が倍になりつつも大幅に値下げされたとのこと、かなりお買い得感を感じますし、コスパはめちゃくちゃ高いと思います。

低スペックなのに驚くほど動作が快適

決して優秀とは言えないプロセッサや1.5GBの少量メモリ、カタログスペックを見るに正直安かろう悪かろうだと諦めていました。が、しかし、いざ使ってみると、低スペックタブレットとは思えないほど動作が軽いのです。

Fire製品には、Androidをベースとしたアマゾン製カスタムOS「Fire OS」がインストールされており、余計な機能を省いてミニマムに仕上げたためか、一般的なAndroidと比べ要求スペックが低いのでしょう。また調べてみたところ、2016年版のFire HD 8は、より高価で画面サイズの大きいFire HD 10よりも高性能なプロセッサを搭載しているとか…。

標準のブラウザー「Silk」はタブを複数開いてもサックサク動きますし、Twitter等のSNSアプリやOneNote等のメモ・ノートアプリも快適に使えます。

Fire HD 8 silk複数タブ

更には割りと動作の重い3Dカーレースゲーム「Asphalt 8」も問題なくプレイ出来てしまい、スペックに関しては良い意味で裏切られました。

Fire HD 8 Asphalt 8

アマゾン独自の「Fire OS」、操作感はAndroidとほぼ変わらず使いやすい

Fire HD 8 Fire OS

先程も説明したように、Fireタブレットにはアマゾンが開発した「Fire OS」が搭載されています。スマホ・タブレットでお馴染みのGoogle開発OS「Android」をベースとし、アマゾンサービスに特化した作りに改造したものがFire OSになります。例えば、AndroidではGoogleアカウントでログインしますがFire OSではアマゾンアカウント、Androidではプレイストアよりアプリを入手しますがFire OSではAmazonアプリストアなど、様々な面においてアマゾン色が強調されています。

AndroidでもありAndroidではない、ガラパゴスなOSに対しての不安感を抱いていましたが、実際使ってみるとAndroidとほぼ変わらない操作感で安心しました。ホーム画面の作りはアマゾン色強めですが分かりやすく、Silkブラウザーやメールアプリ、ファイルの管理など、全ての機能を戸惑う事無く使えました。

Fire HD 8 Fire OS ホーム画面Fire HD 8 Fire OS アプリストア
Fire HD 8 Fire OS コントロールパネルFire HD 8 Fire OS Silkブラウザー

思っていたよりも液晶ディスプレイが綺麗、視野角も広い

Fire HD 8の液晶ディスプレイは想像していたよりも発色が綺麗で、IPS方式を採用しているためか視野角は広いです。あいにく、8インチという大きさの割に解像度は1,280 x 800と低く、画素ピッチは189ppiと決して高精細ではありません。しかし、ネットブラウジングでの文字の視認性は悪くはありませんし、意外と画素の粗さも目立たないため、十分実用域に達していると思いました。

Fire HD 8 液晶ディスプレイ

Fire HD 8 液晶ディスプレイ 画素

画面アスペクト16:10=8:5の恩恵なのか、スリムな横幅でグリップ感があって持ちやすい

画面アスペクト比3:2や4:3のタブレットが多い中、Fire HD 8は16:10=8:5です。

横幅が引き締まっているため、グリップ感があって片手でも持ちやすいです。以前アスペクト比が4:3のiPad miniを使っていまして、画面サイズが0.9インチ小さい上に横幅がスリムなFire HD 8はより持ちやすく感じました。

本体はちょうど単行本(B6判)と同じようなサイズ感、電子書籍を読むには丁度良いサイズかなと思いました。

デュアルスピーカーのステレオ感がなかなか良い。音質は普通

液晶ディスプレイ面から見て左側面にはスピーカーが2つ、本体を横に倒すとステレオスピーカーとして機能します。動画を視聴する際には是非とも本体を横に倒してみて下さい。縦向き使いでは得られない、デュアルスピーカーの臨場感とステレオ感がなかなかグッドです。

音質に関しては値段相応といったところ、音割れはしませんでしたが、全体的にシャリシャリ感が目立ちます。

今後出来れば改善して欲しい、Fire HD 8の残念なポイント

かなりメジャーなアプリがストアで配信されていない

これはFire HD 8というよりかはFire OSの問題だと思いますが、iOSのAppStoreやAndroidのGoogle Playストアに比べ、Amazonアプリストアで配信されているアプリの数はかなり少ないです。マイナーなアプリは致し方無いものの、かなりメジャーなアプリでも配信されていない場合があります。

これからFireタブレットを購入する方は、自身の使いたいアプリはあるか、もし無い場合は代用アプリが存在するのか確かめましょう。

YouTube

Youtube

Fire HD 8を買って一番痛かった点、それはYouTubeアプリが配信されていないこと。

Amazonアプリストアで「YouTube」と検索すると「YouTube.com」というアプリが引っ掛かりますが、あれ実は公式版のアプリでは無いんですね。開発元がイマイチよく分からないアプリは、セキュリティ性の低下や思わぬトラブルを引き起こす可能性があるため、一切インストールしてはいけません!

おそらく国内のスマホユーザーの2、3人に1人はYouTubeアプリを使っていると思うので、いくらアマゾン専用端末とは言えどYouTubeアプリくらいは欲しいところです。

LINE

LINE

これまた困りました!

Fire版のTwitterやFaceBookはあるのに、日本国内ではめちゃくちゃメジャーなSNS「LINE」のアプリが無いのです。一先ずYouTubeはブラウザーから利用できますが、LINEはアプリ限定ですので、現状FireタブレットでLINEを使うことは出来ません。

スマートニュース

SmartNews

最後にスマートニュース、これまたFire版アプリが存在しません。

幅広いジャンルに分けられたニュース情報や、著名なウェブメディアから発信される記事をまとめて読むことが出来るため、このブログのネタ探しツールの一つでもあります。代わりになるRSSリーダーやその他のニュースアプリをいろいろ探しましたが、やはり操作感はスマートニュースが断トツで快適です。

カメラの画質は悪い。全く期待しない方が良い

これは購入前から重々承知していた事ですが、カメラの画質は悪い、というか値段相応ですね。コストダウンを図ったためか旧モデルより性能が落ちているようで、フロントカメラは30万画素バックカメラでさえも200万画素と、最近のスマホ・タブレットと比べると明らかに画質の悪さが目立ちます。

カメラテストを兼ねて、Fire HD 8を片手に近所の公園へ行ってきました。200万画素のバックカメラで何枚か静止画を撮影しましたので、下に貼っておきます。クリックすると拡大画像が表示されます。

Fire HD 8 カメラテスト Fire HD 8 カメラテスト Fire HD 8 カメラテスト Fire HD 8 カメラテスト Fire HD 8 カメラテスト Fire HD 8 カメラテスト

液晶面の周囲光反射はかなり激しい。屋外での使用はアンチグレアフィルム必須かも

Fire HD 8の液晶面はアンチグレアではありませんので、周囲光をばんばん反射します。屋外で使うと視認性は極めて悪く、少し触れただけでも指紋が目立ちやすいため、サラサラとしたアンチグレアフィルムが欲しくなりました。

Fire HD 8 液晶ディスプレイ 反射

一ヶ月使ってみて、ざくっと総評!

随所からにじみ出るアマゾン色と、Androidとの違いを受け入れられる方であれば、Fireタブレットは買いだなと思いました。ブラウジングやTwitterは何ら不自由なく快適に楽しめますし、電子書籍やビデオ視聴などのオフライン使用には持って来いです。但しYouTubeで画質が選べなかったり、対応していないアプリが多いなど、万人受けするかと聞かれればYESとは言えません。

万能タブレットでは無いものの、用途を考えればかなりコストパフォマンスの高い一台、これがFire HD 8を一ヶ月使ってみての感想です。

コメントを残す

*