PixelスマホやAndromeda登場の噂から、Google製品の未来を探る

Googleが来月10月4日(日本時間5日1:00)に開催する発表イベント、開催前にも関わらずネット上にはイベントで登場すると見られる新製品に関するリーク情報が続々寄せられています。

その中でも一際注目されているのがスマートフォン「Pixel」新OS「Andromeda」、どちらも発表されればGoogle製品の新時代を切り開くであろう重要な存在と思われます。Andromedaに関して来月のイベントでアナウンスされるか正直確信を持てませんが、この件に関してはもうかれこれ2、3年ほどほど前から囁かれているため登場はもはや時間の問題と言えます。

PixelスマホやAndromedaの登場の可能性から、Google製品は今後どのような変貌を遂げてゆくのか予想してみます。

Oct. 4 – Google

不評の絶えない「Pixel」シリーズ

Googleはこれまで、Chrome OS搭載ノートパソコン「Chromebook Pixel」とAndroid搭載2in1タブレット「Pixel C」の2つのPixel製品を発売してきました。しかしどちらとも評判はイマイチ、Chromebook分野でもAndroidタブレット分野でも、Googleはあえなく失速してしまいました。

ハイスペックの発揮どころが無い、Chrome OS搭載「Chromebook Pixel」ラップトップ

Google Chromebook Pixel

Pixelブランドの原点は「Chromebook Pixel」、2013年に登場したChrome OSを搭載したノートパソコンです。

これまで多くのパソコンメーカーから販売されていたChromeBookといえば、プロセッサや液晶ディスプレイ、筐体の素材に至るまでなるべくコストを抑えた設計で開発されたものが殆どで、相場は3万円以下〜5万円前後といったところ。対しChromebook Pixelはメインストリーム向けのCore i5を搭載、液晶ディスプレイ解像度は2,560 x 1,700と高精細、しかもLTE対応モデルまでラインナップし価格は10万円を優に超える高級機です。

内部スペックだけ見ると物欲を刺激するデバイスではあるものの、OSはWindowsではなくChrome OS。ブラウザーベースで軽量に動作するChrome OS搭載機にここまでのハイスペックは不要、出来ればコストを下げて欲しいというのがユーザーの率直な願いでしょう。

ハイスペックの発揮どころがまるで無く高価なChromebook Pixel、実際に使い心地をレビューされている方の大半の意見はやはり不評なものばかりです。

グーグルChromebook Pixelはないわと思うこれだけの理由|ギズモード・ジャパン

ChromeBook Pixel長期レビュー – Firespeed

使用用途がイマイチよく分からない、Android搭載「Pixel C」タブレット

Google Pixel C

Chromebook Pixelの次にGoogleが市場投入したのは、Android搭載の2in1タブレット「Pixel C」です。Tegra X1プロセッサーに2,560 x 1,800ピクセルの高精細ディスプレイなど、ハイスペックな仕様を盛り込んだAndroid搭載の2in1タブレットです。

また、専用のキーボードを装着することでパソコンのような操作感を実現出来る「ハイブリッドデバイス」であることをウリにしたようです。

物理キーボードを使うことによるメリットといえば生産性と作業効率の向上が上げられますが、OSは生産性の低いAndroidであるために2in1スタイルを有効活用するような使い方が見出だせず、こちらもChromebook Pixel同様に評判はあまり良くないようです。

Pixel Cレビュー:ハイブリッド端末にAndroid OSは機能しきれていない|ギズモード・ジャパン

「Andromeda」はPixelの救世主になり得るのか

Android + Chrome OS = Andromeda

Google Andromeda

来月の発表会で登場すると噂されている「Andromeda」、もしかしたら失速したPixelの救世主となるかもしれません。「Andromeda」なんとも宇宙チックで未来的な名前のその正体は、AndroidとChrome OSを合体させた新しいOS、主に既存ChromeパソコンとAndroidタブレット向けに提供されるものと思われます。

OS名から想像するにあくまでもベースはAndroid、そこにChrome OSの機能と操作感を加え、それぞれのOSの弱点を補い合う事で更なるブラッシュアップを図ると思われます。しかし基本的にAndroidはモバイル用、Chrome OSはパソコン用として開発されており、この両者の全く異なる属性をどう上手く取り入れるか非常に気になります。

Chrome OS最大の難点である、対応アプリ数の貧弱さを解決出来る

そもそもChrome OSはウェブアプリケーションでの作業を想定して設計されたOSであるために、対応するアプリケーションの数が極めて少なく、これは最大の難点と言えるでしょう。対するAndroidでは、多くの開発者によって提供される無数のアプリケーションを動作させることが可能、より幅広い用途で活用することが出来ます。

AndroidとChrome OSが統合されれば、対応アプリケーションはAndroidの形式を引き継ぐと思われるので、アプリ数の貧弱さは万事解決することでしょう。

より生産性の高いOSを求めて

Android搭載の2in1タブレット全般に言えることですが、大画面かつキーボードまで装備しながら生産性は大して上がらないのです。その代表的な失敗例としてPixel Cが挙げられると思います。

2in1タイプのAndroid搭載機でキーボードを使って行う作業ってかなり限られますし、Androidはマルチタスク操作を重視して設計されている訳ではないので仕方ないのかもしれません。

例えば、筆者が大画面タブレットにキーボードを装着してやりたいことといえばブログの更新。テキスト入力程度であれば問題無くこなせると思いますが、記事作成と同時に情報収集をしたり、挿入する画像を編集したりすることを考えるとパソコン一択になる訳です。

Andromedaでは、Androidの高機能性とChrome OSのマルチタスク操作を組み込んだ、パソコンのような生産性の高いOSになる事を期待したいです。

動作の重さをどう解決するのか

Androidはオープンソースであるため、販売メーカーが端末に独自アプリをインストールしたり、パソコン並の高い機能拡張が可能です。その反面、快適な動作を実現するために要する端末スペックが高くなりがちです。

例えばiOSデバイスと同じような快適=体感速度さをAndroidに求めるためには、より高いスペックが要求される傾向にあります。iPhone 6sや7のメモリは2GB、7 Plusでさえ3GBに収まっているのに対し、Androidのハイエンド機の中には4GBや6GBなんてパソコン並のスペックを積んだ機種もあります。

数秒でシステムを起動出来るChrome OSと比べると、Androidの動作の重さは致命的です。Androidを統合して高機能化した場合、動作の重さをどう解決するかがAndromeda最大の課題となりそうです。

Googleデバイスのブランド名はPixelで統一か? Nexus廃止の予感

Googleのモバイルハードウェアは新時代へ突入か

先日の記事「Google Nexusスマホの後継、PixelとPixel XLが10月4日に登場か」でも触れましたが、来月のイベントにてGoogleはスマートフォン「Pixel」を発表するようで、これはほぼ確実と思われます。また、2010年から開発・提供が継続されてきたNexusシリーズは廃止されるとの見方も強まっており、Googleのモバイルハードウェアは新時代へ突入する事となるのでしょうか。

Google Nexusスマホの後継、PixelとPixel XLが10月4日に登場か

【2016年10月5日追記】Googleが本日開催した新製品発表会「Made by Google」にて、PixelとPixel XLが発表されました。詳細はGoogle Nexusの後継スマホPixel、Pixel XL発表!スペックや特徴をご覧下さい。

Google Nexusの後継スマホPixel、Pixel XL発表!スペックや特徴

NexusとPixelのすみ分けがよく分からない現状

NexusシリーズのタブレットといえばNexus 9とNexus 7がありますが、同じAndroid搭載のPixel Cタブレットとの違いって一体何でしょう。NexusとPixelのすみ分けがあやふやな現状、Googleはハードウェアのブランド名をPixelに統一するかもしれません。

先日の記事で、NexusとPixelの関係性と今後の展望予測について詳しく書いていますので、引用までに留めておきます。

2013年にGoogle初のノートパソコン「Chromebook Pixel」が誕生。それまで各メーカーが提供していた低スペックで安価なChromebookとは打って変わって、Core i5にApple Retinaディスプレイを超える高精細液晶を搭載、価格は10万円を超える高級機です。よって、「Pixel」とはChromeBookのフラッグシップを意味するものだと思われたのです。

しかし、2015年12月に同社開発の2in1タブレット「Pixel C」が登場、Chromebook Pixelと同じChrome OS搭載機かと思いきや搭載したのはNexusでお馴染みのAndroid。

NexusはスマホでPixelはタブレットなのか?と思えば別にそんなことはなく、Nexus 7とNexus 9いずれもAndroid搭載のタブレット、もうPixelとNexusのすみ分けボーダーラインを何処に引けば良いのか分かりません。

記事:Google Nexusスマホの後継、PixelとPixel XLが10月4日に登場か

Googleデバイスのブランド名は全て「Pixel」に統一される可能性

スマートフォンとタブレットは「Nexus」である必要が無くなり、Chrome OSとAndroidが統合されるとの見方も強まり、Google側としてもハード面でもソフト面でも統一性を図りたいことは確か。モバイルとパソコンの境界を無くす第一歩として、近いうちにGoogle開発のスマートフォン、タブレット、パソコンのブランド名は「Pixel」に統一される可能性があります。

ChromebookがPixelbook(勝手な予想)と改名されたとしても、何ら違和感ありません。

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