まるで弁当箱!ASUSがChrome OS搭載小型PC「Chromebox 2」発売

国内でも有名な中国の電子機器メーカーASUSTekは、Chrome OSを搭載した小型のデスクトップパソコン「ASUS Chromebox」を発売しました。なんといっても魅力は本体のコンパクトさ、サイズは124 x 124 x 42mmと手のひらに収まってしまうほど小型。

ASUSは以前に、型番”CHROMEBOX-M130U”のChromeboxを発売しており、今回その後継機にあたる”CHROMEBOX2-G065U”を日本市場向けに投入することとなります。公式の名称とは異なりますが「Chromebox 2」と呼ぶほうが分かりやすいと思いますので、記事ではこの呼名で統一したいと思います。

Chromebox | Chromeデバイス | ASUS 日本

Chrome OSを搭載する手のひらサイズのコンパクトデスクトップPC「ASUS Chromebox」を発表

ASUS Chromebox 2のスペックと販売価格

発売されたChromebox 2のスペックと価格をまとめました。

Chromebox 2のスペック表

OSChrome OS
プロセッサーIntel Celeron 3205U 1.5GHz 2コア/2スレッド
ストレージ16GB M.2 SSD
メモリ4GB DDR3L
グラフィックボードIntel HD Graphics
光学ドライブ無し
ディスプレイ無し
接続端子USB3.0 x4、HDMI x1、DisplayPort x1、オーディオ端子、有線LAN、SDXCカードスロット
本体寸法124 x 42 x 124mm
本体重量600g
その他付属品ワイヤレスキーボード、ワイヤレスマウス、VESA規格対応マウント、ACアダプター

Chromebox 2の販売価格

Chromebox 2の販売価格は最安で31,000円程、平均は35,000円程となっており、デスクトップPCとしてはかなり低価格で購入することができます。OSにオープンソースであるChrome OSを採用することによりコストを抑えているため、Windows機よりもお手頃な価格設定を実現しているのです。

ASUS Chromebox 2の良いところ

とても魅力的なコンパクトPC、Chromebox 2の良い所を詳しく紹介していきます。スペックと価格の両立が取れたバランス良い製品だと思いますので、これをChrome OSデビューしてみては如何でしょう。

とにかくコンパクトで、外観はまさに弁当箱だ!

本体サイズは124 x 124 x 42mmと非常にコンパクトなサイズ感、イメージとしては長方形のお弁当箱を想像してもらえると分かりやすいと思います。ちなみに画面サイズ4インチのiPhone SEのサイズは、高さ123.8 x 幅58.6、厚み7.6mmですので、Chromebox 2の上底面積はiPhone SEの2台分とほぼ同じという事になります。

本体を設置するために、わざわざスペースを確保する手間は必要ありません。むしろ空きスペースにすっぽり入ってしまうくらい小型です。

chromebox-size

液晶モニターの裏側に設置して一体型PCにすることも出来る

VESA規格のマウントパーツが付属していて、Chromebox 2を液晶モニターの背面にネジ止めすることで、一体型PCのような使い方が出来ます。本体が完全に液晶モニターの裏側に隠れるため、限られたデスクスペースを有効活用することが可能です。

コンパクトながら拡張性も充実

Chromebox 2の拡張端子は非常に充実しており、小さくても拡張性をしっかり確保しています。

  • 前面:USB3.0 x2
  • 背面:USB3.0 x2、HDMI x1、DisplayPort x1、オーディオ端子、有線LAN、SDXCカードスロット

4つあるUSBポートは全て3.0に対応、背面には有線LANポートまで備えています。拡張性に不便を感じることは無さそうです。

ディスプレイ出力はHDMIとDisplayportを1つずつ備えていますが、両方に接続すれば2画面同時に出力も出来ます。コンパクトながらグラフィック面でも健闘しています。

chromebox-port

ワイヤレスのキーボードとマウスが付属

Chromebox 2を購入すると、ワイヤレス接続で使えるキーボードとマウスが付属してきます。自宅のテレビに接続して、ブラウジングやYouTubeを楽しむといった使い方も考えられるので、操作デバイスがワイヤレスであることは非常に有り難いですね。

パソコン本体に加え、キーボードとマウスも付いてきて35,000円、非常にお買い得感があります。

chromebox-wireless-keyboard-mouse

ASUS Chromebox 2の注意点

ASUS Chromebox 2に欠点が無いわけではありませんが、「悪いところ」と言うほどの残念ポイントが見つかりませんので、「注意点」とすることにします。

使う方によっては不便を感じるかもしれない…程度のものです。

搭載プロセッサの処理能力は低い

Chromebox 2はエントリー向けの低価格パソコンであるため、プロセッサの処理能力に期待してはいけません。

搭載しているのはIntel Celeron 3205U、2コア2スレッドでクロック周波数1.50Ghzの省電力CPUです。小ぶりな本体に搭載するためには、発熱問題を上手く解決しなければならないので、Chromebox 2は性能よりも省電力性を重視したモデルといえます。

PassMarkによるベンチマークスコアは1690点、ウェブブラウジングやYouTube再生、書類作成などのライトユーズであれば問題ないと思われますが、オンラインゲームなどには不向きと言えます。

chromebox-cpu-passmark

PassMark – Intel Celeron 3205U @ 1.50GHz – Price performance comparison

本体ストレージは16GB M.2 SSD、データ保管には向かない

Chromebox 2の本体ストレージ容量は16GB、もはやスマホ並に少ないため、データの保管には向きません。とはいっても、Googleから提供されている無料のオンラインサービスを使えば、おおよそは解決出来ます。Chrome OSに限らず、MacやWindows、iOSやAndroidなど、ありとあらゆるデバイスに対応していて連携性は抜群です。

写真データはGoogle Photoにアップロード&管理

例えば、写真データであれば「Google Photo」を使うと良いでしょう。1,600万画素以下の写真であれば、容量と枚数無制限で保存ができます。写真の管理機能が素晴らしく、筆者も日々愛用しているサービスです。

Googleフォトを使ってみた感想を「写真ストレージサービス「Googleフォト」便利過ぎで泣ける」にまとめましたので、ぜひ読んでみてください。

写真ストレージサービス「Googleフォト」便利過ぎで泣ける

文書やプレゼンファイルなどはGoogle Driveがおすすめ

写真の他にも、文書データやプレゼンファイルなどは「Google Drive」に保存できます。こちらは残念ながら保存できるファイル容量の合計が15GBと決まっていますが、用途を考えれば不便を感じることは無いです。

外付けストレージに移すという手もある

Chromebox 2にはUSB3.0ポートが4つも備わっているので、周辺機器の接続に上手く活用したいところ。16GBの本体ストレージには最低限のファイルを保存して、それ以外の大容量データは外付けのハードディスクに移すと良いでしょう。

背面部分にはSDXCカードスロットが備わっていますので、SDカードを活用するという手もあります。最近は128GBや256GBの大容量SDカードでも、1万円以下で手に入ってしまう時代です。

付属ソフトは少なく、Windowsソフトには対応していない

あくまでも搭載しているOSはブラウザーベースのChrome OSであるため、Windowsに対応したソフトは使用できません。なので、Premiere Proでの動画編集やCubaseでの音楽制作などには全く使えません。

しかし、多くの方が使っているだろうMicrosoft Officeに関しては、「Office Online」というオンラインサービスが提供されています。Word、Excel、PowerPoint、OneNoteなど、OneDriveに保存したファイルであれば参照と編集が出来ます。

驚いたことに無料でサービス提供がなされているので、Chrome OSユーザー以外の方にもオススメしたいです。

オンラインでファイルの共同作業 – Office Online

Chrome OSはまだまだ発展途上のOSで、今あるパソコン向けソフトは次第にChrome OSに対応していくかもしれません。

コメントを残す

*